- 20代を無駄にしてしまった…
- もう30過ぎなんだけど人生やり直せるのかな?
- 30代から人生やり直した人ってどうやってやり直したの?
私も後悔を感じることの多い人生を送ってきました。特に20代は…
「あの時にもっと挑戦していれば、もっと努力をしていれば。」そう感じることは少なくありません。
でも、そんな後悔がありながらも「未来に同じ後悔はしたくない」という気持ちで何度も人生を大きくやり直してきました。
そんな私の経験に基づいて、30代から人生をやり直すための具体的な方法をステップで解説していきます。
- 【体験談】人生やり直しの連続
- 人生を変えるために必要な3つの要素
- 人生やり直しに失敗する人の特徴
- 人生をやり直す具体的な3つのステップ
私は学生や20〜30代の社会人向けにキャリア相談の仕事をしていますが、今回の記事で解説する方法で人生をやり直して好転していった人が何人もいます。
そういった意味でかなり再現性のあるノウハウです。
この記事を読むと、人生やり直しの具体的なステップを理解することができ、それを実行することで人生が好転する可能性が高くなります。
ぜひ最後までじっくりとご覧ください。

ととのえ
キャリアコーチとして学生から社会人まで1,000人以上のキャリア支援に携わる。従業員10万人規模の会社で人事歴11年。
30代からでも十分に人生やり直せる

30代って人生の後半戦に差しかかかっているような印象がありますよね。
社会人経験も積んで、自分の人生の成り行きがある程度見えてくるような時期。
30歳はまだ朝の9時です(人生これから)
でも、冷静に考えると30歳って「まだまだ人生これから」という年齢なんです。
「人生の時計」って知ってますか?
人生を24時間で表すものです。
それによると30歳はまだ朝の9時でした。
朝の9時は朝食を食べたところでしょうか。
人生100年時代です。まだ3/10が終わったところ。

30代は、人生やり直すのに全く遅くなんてないですよね。
安藤百福さんは47歳で全財産を失った
カップヌードルを開発した安藤百福さん。
実は47歳の時に務めていた信用組合が破錠し、全財産を失ったんです。
でも、無一文生活から這い上がるために、48歳でインスタントラーメン、そして61歳でカップヌードルを開発しています。
さらに、95歳で宇宙食ラーメンまで作ったとのこと。
即席めんの開発に成功した時、私は48歳になっていた。遅い出発とよく言われるが、人生に遅すぎるということはない。50歳でも60歳からでも新しい出発はある。
引用:日清食品HP



安藤さんの名言は、人生やり直したいと思う時に勇気をくれます。
人生まだまだこれからですよね。
【体験談】人生やり直しの連続


具体的なステップの解説の前に、少しだけ私の実体験を。
(興味なければ、次にスクロールください)
人生3度の大きなやり直し経験
この記事を書いている今36歳ですが、これまでに大きく3度のやり直しをしています。
1回目のやり直しは20代中盤
もともとスポーツのアスリートだったんですが、大きな怪我によりドクターストップでスポーツ人生に幕を閉じます。



勉強を全くしてこなかったが故に人生に絶望しましたが、知り合いの経営者と夜通しマンツーマンで話を聞いてもらい、会社員の世界でやり直すことを決意しています。
2回目は、20代後半から30歳差し掛かった所
会社員としてのスタートが遅かったこともあり、会社の同年代に比べて仕事で成果が思うように出ずに悩んだりしていました。
そこで、一念発起して働きながら大学院に通うことを決意しそこから人生大きく変わりました。



400万円くらいは自己投資したと思いますが、年収は20代後半とくらべて2倍くらいに増えました。
3回目は実は今36歳のタイミング
仕事は管理職でハードワーク。
子供も生まれ、会社と家事育児のルーチンになりつつある生活。
- もっと心からワクワクする仕事がしたい
- もっと家族と向き合う時間を作りたい
こうした思いから、会社員を辞めて、独立して人生をやり直そうと。



3回目の人生やり直しのサクセスストーリーはまだこれからです。
人生のやり直しに後悔したことはない
これまで人生をやり直すべく、3回大きな舵を切ってきましたが、一つ言えること。
それは、「一度も後悔したことはない」ということです。
人が後悔するのは「何かをやらなかった時」なんです。
何か変わろうとして一歩を踏み出したなら、たとえそれが壁にぶち当たったり、失敗しようともそこに後悔は生まれにくいもの。



また前を向いて進んでいけばいいだけ。
「失敗を認めない限り人生の失敗はない」というアインシュタインの言葉が好きです。
人生を変えるために必要な3つの要素


ではここからは、人生のやり直しに向けて必要なことを解説していきます。
以下は、元マッキンゼーの日本支社長の大前研一さんが言う人間が変わる3つの要素です。
- 時間配分を変える
- 住む場所を変える
- 付き合う人を変える
人間はこの上記のどれかでしか変わらないということです。
それぞれを少し掘り下げたいと思います。
①時間配分を変える
一日は24時間。睡眠時間や食事の時間などの生活に最低限必要な時間をのぞくと、自由に使える時間は約12〜15時間。
この12〜15時間を何に使っていくかが、自分を形作るそのものになるということです。
20代前半の頃の私は、9時間ダラダラと働き、残りの時間は遊びに費やしていました。
仕事で成果を出すなんて到底無理ですよね。



でも、大学院に入ってからは、会社ではいかに短い時間でアウトプットを出すかを考え、仕事が終わってからは経営のことをひたすら勉強する。
大学院で過ごした3年間は精神と時の部屋に入ったかのごとく、卒業する時には社内でトップの成果を出せるようになってました。
②住む場所を変える
次に住む場所。
住む場所を変えるだけで、見えてくる景色がかなり変わってくるものです。
私は家の場所を変えることはできなかったんですが、大学院の入学と同時に会社以外の時間は、自宅の田舎から離れて都心部で過ごしました。
過ごす場所を変えると、視覚・聴覚・嗅覚全てから得られる情報の種類がガラッと変わるんです。
今世の中でどんなことが起きているのかがリアルタイムで5感を通して感じられるようになるんです。
ネットのニュースで得られる情報とは違う一次情報を察知することで、考え方が変わってくるんですよね。



逆に30代に入ってからは、田舎に引っ越しました。
今度はあえて洪水の様に溢れていた情報を意図的にシャットダウンできるようにしました。
そうすることで、自分がどんな想いを持っているのか、心から望むものは何か、をしっかりと考えられるようになったと思います。
③付き合う人を変える
最後は、付き合う人を変えるということです。
You are the average of the five People you spend the most time with.
あなたは、最も一緒に過ごす時間の長い5人の友達の平均になる
PRESIDENT Online
これは、アメリカの企業家であり、若くして一流企業コンサルとして活動し30代で億万長者になったジム・ローンの言葉です。
誰かとの会話をするということは、考えを交わし合うということです。
この考えを交わし合うプロセスを通して、自分の価値観や思考が形づくられるもの。
私は大学院に入学してからかなり価値観や思考回路が変わりました。



周りは、国内トップ企業に勤めていたり、自分で起業をしている人ばかり。
地元の友だちと会話するのとは話の内容もレベルも全く違います。
古くからの友達は大事ですが、「心地よい」だけで付き合う人を選んでいては変化は起きないですね。
【注意】人生のやり直しに失敗する人の特徴


人生のやり直しに失敗する人の特徴ですが、それは「決意だけを新たにすること」です。
これも大前研一さんの言葉ですが、「人間が変わることにおいて、決意を新たにすることが最も無意味なこと」と言っています。



結局、何かをやろう・変えようという気持ちだけでは何も変わらないということです。
結局は”行動”が全て
考えるよりも先に行動をした方が変われるということですね。
振り返ると、私が20代半ばで経営者に話を聞きに行ったのも、深く考えずに知り合いのすすめでとりあえず行ってみたんです。
そしたらそれがきっかけで人生が変わりました。
大学院の入学も、同時尊敬していた上司にすすめられたことがきっかけです。
全て「時間配分、住む場所・人間関係」が変わる行動を起こしたことが起点になっています。



行動の一歩がなかなか出せずにその場で留まってしまう人は、人生をやり直そうと思っても失敗して、また自己嫌悪に陥る。
そんな繰り返しになってしまいます。
30代からの人生をやり直す具体的な3つのステップ


ここからは、人生をやり直す3つのステップを具体的に解説していきます。
ステップは次の3つ。
- ゼロベースで理想を再定義する
- 理想に必要のないものを断捨離する
- 時間・居住地・人間関係を見直す
順番に見ていきますね。
ステップ①:ゼロベースで理想を再定義する
出発点は、本当に心から望む理想を描くことです。
30歳をすぎると、ついつい色んなしがらみが出てきたりするもの。
でも、そういったしがらみを抜きにして、
- どういった人生を送りたかったのか
- 何をやりたかったのか
- どうなりたかったのか
- 何がほしかったのか
を考えていきます。
理想は実現性を抜きに考えること
このステップのポイントは、実現性を一切考慮しないこと。
理想を実現できるかどうかを考えると、一気につまらない理想になってしまうからです。
それで結局現状維持のままになってしまうんですよね。
理想は自己分析をすることで描ける
理想を描こうと思っても、なかなかパッと思い描けるものではないと思います。



実は理想って「思いつくもの」ではなく「導き出されるもの」という要素が強いんです。
なので整理して考えるのがおすすめです。
具体的には、71種類の欲求リストの中から自分の特に強い欲求を導き出すというもの。
「【プロコーチが解説】理想の人生の「設計方法」と「実現方法」をステップで詳しく解説」の記事で解説していますので、ご覧ください。
以下のように、欲求リストの中からあてはまるものとそうでないものを選ぶ形になっています。


コーチングを受けると大きな発見がある
コーチングを受けたことはありますか?



私は人生をやり直す節目で、コーチングを受けてきました。
客観的な立場で質問を投げかけてもらいながら、自分自身の理想についてその想いを引き出してくれたり、それを実現に向けた支援をしてくれるもの。
また、理想を描く時にもコーチングは驚くほど役立ちます。
年齢を重ねる毎に本当に望んでいるものにどうしてもフタをしてしまいますからね。
そのフタを開いてくれるのがコーチング。
ポジウィルキャリアというサービスがキャリアに関するコーチングで圧倒的に人気なんですが、無料で約1時間コーチングをしてくれるので、これを機に一度試しに受けてみると良いと思います。
公式ページのリンクを貼っておきます。
ポジウィルキャリア
ステップ②:理想に必要のないものを断捨離する
次のステップは、理想に必要のないものを断捨離するというもの。
理想を描いたら、すぐに何か行動したくなるものなんですが、この断捨離のステップを先に行わないと失敗します。
人生をやり直すというのは、これまでの自分を断ち切って新しい自分になるということでもあります。
これまでの古い自分の上に何か新しいものを上塗りしようと思っても、上手く書き換わっていかないんです。
私は、大学院に入学する時には以下を断捨離しました。
- テレビ、漫画、ゲーム
- 不要不急の残業
- 自宅で飲むお酒
- 付き合いの飲み会、ゴルフ
これらは、理想の自分に全く必要のないもので、むしろ理想の人生の邪魔をするものだったんです。



これまでの悪習慣を断ち切ると、すごくスッキリするものです。
時間やお金も余裕がでます。
こうすることで始めて新しいことにしっかりと力を入れていけるんですよね。
ステップ③:時間・居住地・人間関係を見直す
最後のステップは、時間・居住地・人間関係を見直すということです。
理想を実現していくうえで、この3つをどの様にしていけば良いのかを整理していきます。



具体的にノートに書き出していったことが効果的でした。
また、理想を手にするために、それ以外にもやるべきことが見えてきていると思います。
やるべきことについて、具体的に「いつまでに」「何をやるのか」を考えていきます。
整理も大事だけどスモールステップの一歩の方がもっと大事
時間・居住地・人間関係をどう見直すかという点や、具体的なアクションプランを整理していくことも大事なのですが、もっと大事なことがあります。
それは、「今日この記事を読み終えた後に何か一つアクションをする」ということです。
人生のやり直しを失敗しないためにも「行動することが大事」という話をしました。
壮大なアクションはなかなか一歩が重くなるもの。



やるべきことは小さなものでもOKなので、この後何か一歩を踏み出してみてください。
本当に小さなことでもOKです。
例えば、
- 30分時間を取って、理想を書き出してみる
- とりあえずコーチングの予約をしてみる
- 断捨離することを3つ書き出してみる
こんなところでも良いです。
小さくても良いので一歩が出ると、次の二歩目もでやすくなります。
こうして変化に向けたスピードが出てくるんです。
とにかく一歩目が一番大事です。
最後に:行動しなければ何も変わらない


最後に、この記事では人生をやり直すための方法を具体的に解説してきました。
人生は誰にでもやり直せます。
何回も繰り返してしまいますが、行動する人や人生やり直せるし、行動できない人はいつまで経ってもやり直せません。
これが大きな分岐点です。
あれこれ整理するのが面倒であれば、ポジウィルキャリアにとりあえず無料相談するでもOKです。
何か一歩を踏み出すことで、人生のやり直しが上手くいくことを願っています。
この記事が参考になれば幸いです。