8割の人が副業月収3万円未満なのに、”好きなことだけして月収100万円稼いだサラリーマン”として一躍有名になったAKIOBLOGさんの書籍「本気の副業術」を解説したいと思います。
社会人3年目の若さで副業月収100万円を達成したAKIOBLOGさんの副業ストーリーは、「副業をはじめた人」、また「これから副業を始めようと思っている人」、全員にとって追体験すべきストーリーです。

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ととのえ
大手起業にて10年以上人事に携わり、副業制度の導入をはじめ働き方改革を推進。自身も教育系スタートアップでの講師やメディア運営など3つの複業をする。詳しいプロフィール
「本気の副業術」の著者


この本を書いている人は、AKIOBLOGさんこと中川晃雄さんです。
経歴は次の通りです。
1992年生まれ。神戸大学工学部建築学科を卒業。
大学在学中に「0円ヒッチハイクで日本一周」「アメリカ大陸横断」「アフリカ大陸横断」「ユーラシア大陸横断」「キリマンジャロ登頂」と旅を重ねた。
新卒で株式会社リクルート住まいカンパニーに入社し3年間法人営業を行った後、株式会社GOAL-Bを創業。
GOAL-Bでは「挑戦をつくる」というミッションのもと、「コーチング」と「ボディメイク」の事業を展開している。
サラリーマンでも副業をするスタイルがあたり前になりつつある今、AKIOさんの月収100万円までの副業ストーリーは、決して一般的なサラリーマンにとって非現実的と思うプロセスではなく、今日からすぐに取り入れたいと思う要素に溢れていました。



「サラリーマン×副業」という点において、AKIOさんは大変優れたロールモデルだと思います。
「本気の副業術」という本の一番の魅力


AKIOBLOGさんの「本気の副業術」という本の一番の魅力は、何と言っても月収100万円までの努力のプロセスがリアルに描かれているという所にあります。
副業で100万円以上稼ぐスタープレイヤーはたくさんいますが、多くの人は、0円から100万円までの道のりを事細かに明かすケースはあまり多く見られません。
本書では、時系列毎にどんなアクションをして、結果として収益がどうなったのかが分かるように書かれています。
また、単なる成功体験だけではなく、チャレンジしたものの、失敗に終わってしまった副業についても解説されています。



こうした点から、単なる副業で成功するためのノウハウ本ではなく、AKIOBLOGという副業家が通った道のりを追体験できる所が何よりの面白い所です。
「本気の副業術」目次
本書では、AKIOBLOGのメソッドが、次の5つの視点からまとめられています。
- 「好奇心」の鬼になる
- 「行動力」の鬼になる
- 「ルーティン」の鬼になる
- 「影響力」の鬼になる
- 「結果を出す」
この副業を成功に導くこの5つのメソッドについて、特に鍵となるポイントを解説します。
本気の副業術AKIOBLOGメソッド①「好奇心」の鬼になる


「迷ったらやる」という信念をAKIOBLOGさんはとても大事にされています。
こちらは、AKIOBLOGさんのこれまでの行動一覧です。
- 新聞配達のアルバイト
- コンビニのアルバイト
- バックパッカーサークルをつくる
- 空き家を改装してカフェ&バーをつくる
- クラブでアルバイト
- ビジネスコンテストに出場
- シェアハウスに住む
- 新規事業開発インターンシップに参加
- プログラミングを勉強
- ラフティングのインストラクターになる
- 演劇部に入部し役者をやる
- 動画編集を勉強する
- 無人島サバイバル生活に4回挑戦
「まずやってみる!という精神」
よく「やりたいことが見つからない」という声を聞きますが、AKIOBLOGさんと比較すると、そうした人に足りないものは、「まずやってみる!という精神」です。
普通は、好奇心の種があったとしても、すぐには手を出さずに、「本当に自分にとってやりたいことか」「本当に上手くいくか」という点を考えたうえで行動するパターンが多いです。
でも、こうした好奇心の種から芽が出てからアクションするのではなく、種の段階でアクションに繋げている所がAKIOBLOGさんの違いです。
ネットで情報を取ることが誰にとっても容易になってきている今だからこそ、自分の原体験によって、一次情報を集めることが大事です。



こうした好奇心と行動があることが、やりたいことを見つけることや素早く成長するうえで大事な要素ということです。
本気の副業術AKIOBLOGメソッド②「行動力」の鬼になる


「やると決めたことを徹底してやる」、これはAKIOBLOGさんのすごい所です。
もちろん、一つ前の「好奇心」の鬼になるの部分で触れたように、興味がないと思ったことは、すぐに撤退するのですが、”ここだ!”と思った領域においてはフルコミットして行動するということです。
自分の時間の使い方を決めて働く
AKIOBLOGさんは、
- 毎日ほぼ必ず18:00には退社し、筋トレをしてブログを書く。
- 翌朝は早朝に起きて、7:30~9:00の90分間で、ブログを書いたりオンラインパーソナルの仕事をしてから出社する。
こうした生活を約3年間続けています。
何かをはじめようと思っても、タイムマネジメントが十分にできず、行動量が足りずに結果が出ない失敗例がよくあります。
「時間の使い方を決めて約束を守る」ここがAKIOBLOGさんの違いです。
目標を共有してコミットする
AKIOBLOGさんは、毎週土曜日に親友の松田さんと30分のふりかえりを行っています。
「目標に対して現状がどの程度近づいているのか」、また「目標達成に向けて今後何をすべきなのか」という点を話し合う場を作っています。
目標は誰かと共有することで、コミットメントが上がります。
また、ふりかえりは自分一人でもできますが、「やりたくない」「辛い」といった自分自身の感情が邪魔をして、本来すべきアクションにコミットできないこともよくあります。
そういったことを踏まえて、こうした誰かとふりかえりをするという仕組みを作ったのではないかと感じました。
本気の副業術AKIOBLOGメソッド③「ルーティーン」の鬼になる


AKIOBLOGさんは、時間の使い方にかなりストイックです。
こちらはAKIOBLOGさんのTwitterです。
時間の使い方は命の使い方。
毎日死に向かって命を燃やしている。
限りある時間をどう使うかが人生。— AKIOBLOG (@AAAKKKIIIOOO) February 7, 2020
AKIOBLOGさんがよく使う言葉「時間の使い方は命の使い方」。
時間を使うのではなく命を使うという考えに、生きることの本気度を感じます。
努力を仕組化する
先ほどの「行動力」の鬼になるという所でも触れましたが、副業で成果を出すには、時間の確保が必要不可欠です。
会社から徒歩10分の場所に住み、家からジムは徒歩1分、カフェが徒歩2分。
こうして移動時間を徹底的になくすことで、副業の時間を捻出しています。
さらに、SNSを見ない、TVを捨てる、乾燥機付き洗濯機を買う、など、時間を捻出する工夫をし、カフェでの朝活や会社から帰宅した後の副業をルーティーン化しています。
努力を気合で何とかしようとする人が多くいます。
AKIOBLOGさんも熱量が高いので、努力の秘訣が気合かと思いきや、全くそうではなくルーティーンをつくって完全に仕組化をしているところが普通とは違う所です。
本気の副業術AKIOBLOGメソッド④「影響力」の鬼になる


AKIOBLOGさんは影響力を発揮するうえで「希少性」を特に大事にしています。
時代に合ったポジションを取る
「筋トレ×会社員×副業」によって希少性あるポジションを築きあげたのですが、私が特に素晴らしいと思ったことが一つあります。
それは、単なるタグのかけ算ではなく、「好きなこと」のタグによるかけ算であるということです。
AKIOBLOGさんの表向きのポジションは、「筋トレ×会社員×副業」なのですが、実は「好きなことをやって熱量が高い人」というもう一つのポジションがあります。
正直、「筋トレ×会社員×副業」だけであれば、他にもあてはまる人はいると思います。
でもそこに、「好きなことをやって熱量が高い人」というタグがさらに加わると、かなり希少性が高まります。
さらに、「会社員=会社に自由を奪われる働き方=楽しくない」という公式と真逆を行くAKIOBLOGさんのあり方は、まさに令和の新しいサラリーマンのあり方といって良いと思います。



こうした時代のニーズに合ったポジションの取り方は、副業にチャレンジするサラリーマンにとって見本となる事例です。
本気の副業術AKIOBLOGメソッド⑤「結果を出す」


AKIOBLOGさんは、Twitterで次のような発信をしています。
「自分にはできない」という自己否定は絶対にするな。無意識が「自分にはできない」というマインドを作り出す。
「自分にはできる」というマインドをつくること。すると実現するための方法を無意識が探し出す。
GOALが先。やり方は後から必死で考えて行動するだけ。これが現実のつくり方。— AKIOBLOG (@AAAKKKIIIOOO) July 19, 2020
本書の中でも、
「自分にはできない」なんで、努力を放棄した人間の言い訳だ。言い訳をせずに、自分が心の底から望む時間(命)の使い方ができるように努力すべきだ。
と言っています。
徹底して時間へ拘る
やはり、1分1秒への拘りが普通の人とはレベルが違います。
時間というリソーセスは、数あるリソーセスの中でも、唯一、全員に平等に与えられたリソーセスですが、その使い方で結果は全て決まるということです。
そして、以下の質問に一つでもNOがあるなら、自分が心の底から納得できる命の使い方ができていないと言っています。
- 毎日、やりたい仕事ができているか?
- 毎日、会いたいと思う人と会っているか?
- 毎日、望む健康状態で生きているか?
「やりたいことを考え抜き、そこに時間を使うことを徹底する」これは、副業をはじめるサラリーマンにとって最も重要なことの一つです。



単なる小銭稼ぎに走ってはいけないという副業戦略の本質をAKIOBLOGさんのメッセージから感じ取りました。
「本気の副業術」まとめ


今回の記事では、「本気の副業術」ということでAKIOBLOGさんの副業ストーリーを書籍に沿って解説してきました。
特にAKIOBLOGさんが実践する方法の中で、今日からでも取り入れたい副業術は次の6つでした。
- まずやってみる!という精神
- 自分の時間の使い方を決めて働く」
- 目標を共有してコミットする
- 努力を仕組化する
- 時代に合ったポジションを取る
- 徹底して時間へ拘る
冒頭にお伝えした通り、この書籍の魅力は何と言っても「AKIOBLOGという副業家が通った道のりを追体験できる所」にあります。
単なるハウツー本ではなく、試行錯誤のストーリーをAKIOBLOGと対話する感覚で読むことで、これからの時代に必要な副業戦略の本質が見えてきます。
AKIOBLOGさんへのQ&A集もありますので、ぜひ一度お目通しください。


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最後に:サラリーマンの副業戦略


2018年のモデル就業規則から副業禁止規定が削除されてから、サラリーマンにとって副業の波が一気に押し寄せています。
こうした環境変化の中では、副業を前提としたキャリアの組み立てを早い段階から考えはじめることが非常に重要です。
特に、単に「稼ぐ」ことのみを追求するのではなく、AKIOBLOGさんのように「やりたいこと」や「得意なこと」を上手くマッチさせながら副業戦略を描いていくことが大事です。
副業を成功させる基本戦略とおすすめの副業について、こちらの記事に詳しくまとめていますので、よければご一読ください。


この本以外にも、副業に役立つ本をまとめて紹介していますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。

