仕事ができるようになるために、最も大事なことは、「仕事ができる人」の考え方や仕事の仕方を学び自分にインストールすること。
完全にこれに尽きます。
仕事ができる人になるためのノウハウがまとめられたビジネス書を読むことは、短期間で大事な要素をインストールするもっとも良い方法です。
この記事では、年間200~300冊のビジネス書を読む私が、「仕事ができる人」になるために絶対に読むべきオススメの本を厳選して7冊紹介します。
この記事を読むと、仕事ができる人になるために読むべき本が分かり、仕事の成果を上げる第一歩に繋がります。
ととのえ
キャリアコーチング、メディア運営、人事コンサルタントとして3つの事業を立ち上げて運営する起業家兼複業家。MBA(経営学修士)取得。
お得情報:Amazonオーディブルで価格破壊が起きてます
少し前までオーディブルって1冊1,500円で割高だなって思ってたんですが、2022年1月からなんと月1,500円で聴き放題になりました。12万冊以上の本が月1,500円で聴き放題です。
私は毎日の通勤でオーディブル聴いてて、日常のルーチンに読書を組み込んでいるので、この価格改定はめちゃくちゃ嬉しい。
今回紹介する本もオーディブル対応の本が多いので、30日間無料体験を使うと実質タダです。
仕事ができる人になりたければ、まずは本を読むこと
ビジネス書とは攻略本である
「仕事ができる人」になるには、本を読むことが必要不可欠。
仕事には色んな壁があり、それを毎回乗り越えなければいけませんが、何のヒントもなしに乗り越えるのは非常に大変なことです。
でも、自分が直面する課題のほとんどは、過去に誰かが同じように直面していて、しかもすでに解決されています。
そしてありがたいことに、本にまとめて誰でも見れるようになっているんです。
それを使わない手はないですよね?
仕事とTVゲームに置き換えて考えてみると、最速でレベルアップやクリアをするには、攻略本を見るのが何より手っ取り早いです。
ビジネスにおいても同じなんです。
先人が解決法をまとめてくれたビジネス書という名の攻略本を読んでしまえばいいのです。
本を読んだら勝ち
そんなオイシイ情報が詰まった本が1,000円前後で手に入るにも関わらず、社会人が1カ月あたり平均して何冊本を読んでいるかご存じでしょうか?
PRESIDENTの調査よると、なんと、年たったの3冊です。月ではなく年です。
ちなみに、30代で年収3,000万円を超える人は平均年36冊の本を読んでいることが分かっています。
そして、一冊も本を読んでいない人は約4割いるとのことです。
つまり、本を読んでいる人はごく少数ということです。
言い換えると、しっかり読書をすれば、周りと差を付けることができるということです。
私も社会人3年目の時に、この考えに気づき、そこから猛烈に本を読み、ビジネスを学びました。
正直、もっと早く気づきたかったです…。
それでは、さっそくおすすめの本を見ていきましょう。
AI分析でわかったトップ5%社員の習慣
この本は、605社、18,000人のビジネスパーソンの発言、行動、立ち振る舞い等をAIを用いて分析し、高い成果を出している人の特徴を導き出し、その結果をまとめた本です。
仕事ができる人に関する本は、一人のカリスマが実体験に基づいて、そのノウハウをまとめているケースが多いです。
なので、こうしたデータに基づいて定量的に導き出された結論は、私の記憶の中では見たことがなく、自分の中にある仕事ができる人に関する仮設を確認するという意味でも凄く有用な一冊でした。
ちなみに、著者の越川慎司さんは、元マイクロソフトの執行役員で、働き方改革や仕事の生産性といったテーマにおける第一人者の方です。
- 序章 AIで1万8,000人分析してわかった、ずば抜けた結果を出す人の五原則
- 第1章 良かれと思ってやってしまう「95%社員」の行動
- 第2章 トップ「5%社員」のシンプルな思考と行動
- 第3章 トップ「5%社員」の強いチームをつくる発言
- 第4章 トップ「5%社員」のすぐやる習慣
- 第5章 今日からできるトップ「5%社員」のルーティン
この本はこちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:【書評】「AI分析でわかったトップ5%社員の習慣」要約まとめ
「仕事ができるやつ」になる最短の道
この本の著者である足立裕哉さんは、総合コンサルのBIG4のうちの一つ「Deloitte」にて、経営コンサルタントとして、1,000社以上の企業、8,000人以上の経営者やビジネスパーソンと接してこられました。
こうしたコンサルタントの経験の中から、仕事ができる人の共通点を見つけ出し、まとめられた内容です。
この本の良い所は、やるべきことを、
- 今日からできること
- 1週間程度でできること
- 1カ月間以上しっかりと取り組むべきこと
- 1年程度かけてじっくりと取り組むこと
- 3年は取り組むべき大きなテーマ
- 一生かけてやる価値のあること
といったように、時間軸で整理してまとめられている点です。
結局のところ、本を読むことそのものには何も価値はなく、何か行動を変えることに意味があるので、上記の様にまとめられたこの本は、自分のアクションプランの整理にとても役立ちます。
- 第1章 今日からできること:決意する
- 第2章 1週間程度でできること:小さな変化を起こす
- 第3章 1か月間以上しっかりと取り組むべきこと:信頼を積み上げる
- 第4章 1年程度かけてじっくりと取り組むこと:努力を成果につなげる習慣
- 第5章 3年は取り組むべき大きなテーマ:リーダーシップとマネジメント
- 第6章 一生かけてやる価値のあること:仕事で良い人生をつくる
「仕事ができる」とはどういうことか?
不安定で不確実、かつ曖昧で複雑化する「VUCA時代」において、誰がやっても同じ答えになるような”情報を処理するスキル”には限界があり、これからの時代は”センス”が重要と言われています。
本書は、このセンスという曖昧さの高いキーワードについて、一橋大学教授の楠木建さんと企業コンサルタントの山口周さんという気鋭の二人が縦横無尽に語り合った内容をまとめた一冊です。
センスというと先天的なもので、後天的には身に付けられないと思いますが、そうではなく、センスは後天的に身に付けることができ、本書ではその方法が解説されており、目から鱗でした。
新時代の仕事の教科書として非常に役立つ一冊です。
- 第1章 スキル優先、センス劣後の理由(アート派、センス派は“ビルの谷間のラーメン屋”)
- 第2章 「仕事ができる」とはどういうことか?(労働市場で平均点にお金を払う人はいない)
- 第3章 何がセンスを殺すのか(ビジネスパーソンの「エネルギー保存の法則」)
- 第4章 センスを磨く(センスの怖さはフィードバックがかからない点)
どこでも誰とでも働ける―12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール
著者である尾原和啓さんの経歴を先に紹介します。
京都大学大学院工学研究科応用人工知能論講座修了。
マッキンゼー・アンド・カンパニーにてキャリアをスタートし、NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援、リクルート、ケイ・ラボラトリー(現:KLab、取締役)、コーポレートディレクション、サイバード、電子金券開発、リクルート(2回目)、オプト、Google、楽天(執行役員)の事業企画、投資、新規事業に従事を経産省 対外通商政策委員、産業総合研究所人工知能センターアドバイザー等を歴任。
現職は14職目 シンガポール・バリ島をベースに人・事業を紡ぐカタリスト。
上記のとおり、大企業からベンチャー、日系から外資まで、とにかく幅広く多様なフィールドで仕事を経験してきたビジネスマンが語る、超実践的な仕事術の本です。
これからのAI時代、人生100年時代において、一つの会社でずっと働き続けることは稀で、誰もが一度は転職やフリーランスを経験するようになると言われています。
こうした新時代において、どんな会社、どんな組織、どんな相手やパートナーとでも働いていける術を身に付けておくことが重要ですが、そんなヒントをたっぷりと教えてくれた一冊でした。
これから起こる環境変化も合わせて理解できるので、働き方の未来を捉えておくという意味でも必読です。
- はじめに いま起きている3つの大きな変化(これから仕事で活躍できるのはプロフェッショナルだけになる)
- 第1章 どこでも誰とでも働ける仕事術(自分からギブすることがインターネット時代の大前提)
- 第2章 人生100年時代の転職哲学(会社を辞めるつもりはなくても転職活動は毎年する)
- 第3章 AI時代に通用する働き方のヒント(楽天が教えてくれたAIに負けない働き方)
40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法
この本は、電子書籍で発売され、異例の超ベストセラーとなった「40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方」のボリュームを2倍にしてリメイクされた一冊です。
日系メーカーで17年間勤務し、経理、営業、業務改革、Web企画、マーケティング、経営企画と様々な部門を経験し、半年間のイギリス留学後にGAFAのうちの一社にシニアマネージャー(部長)として転職した著者によって、世界トップ企業で戦える「思考力」「伝達力」「会議力」について語られています。
寺澤さんが日系メーカーに勤めていた時の元上司との対話形式になっているので、ロジカルシンキングや課題解決についてストーリーで学ぶことができた一冊でした。
考えるということに課題意識がある場合には、読むと必ず役に立つと思います。
- 第1章 ロジカルに考え抜く
- 第2章 「人に伝える」ということ
- 第3章 会議の進め方
- 第4章 Nさんの仕事の進め方
- 第5章 Nさんの教え―実践編
- 終章 もうひとりから見たNさんとNさんからのメッセージ
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
この本は、元マイクロソフト伝説のプログラマーが教える、超速時間術を学べる一冊です。
過労死が続出するほど多忙を極め、納期遅れが蔓延するプログラマーの世界で、中島さんは「一度も納期に遅れたことがない男」として活躍していたそうです。
しかも、スピードだけではなく、Windows95の基本設計を担当し、またWindows98ではOSにインターネット・ブラウザの機能を統合することで、マイクロソフトのブラウザのシェアを世界一にするなど、大きな成果を上げています。
「期限までの日数の2割で、仕事の8割を終えて後は流す」その驚異の仕事術は、「小学4年生から、夏休みの宿題は7月中に終わらせて、あとは好きなことをしていた」というところからスタートしていたとのことです。
- 午前中だけで1日の仕事をほぼ終えられる
- 半年以上の長期プロジェクトを最も効率的に進められる
- 締め切りギリギリになって「終わりません」と言わずにすむ。
- メールを返信すべき本当の時間がわかる。
いつも仕事がラストスパートの駆け込みで納期ギリギリになってしまう人に絶対におすすめしたい一冊です。
- 第1章 なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
- 第2章 時間を制する者は、世界を制す
- 第3章 「ロケットスタート時間術」はこうして生み出された
- 第4章 今すぐ実践 ロケットスタート時間術
- 第5章 ロケットスタート時間術を自分のものにする
- 第6章 時間を制する者は、人生を制す
仕事が速い人は、「これ」しかやらない ラクして速く成果を出す「7つの原則」
著者の石川和男さんは、建設会社役員・税理士・大学講師・時間管理コンサルタント・セミナー講師と、5つの仕事を掛け持ちする「スーパーサラリーマン」です。
そんな石川さんが解説する仕事のスピードを上げるメソッドを解説した一冊です。
石川さんは、「多くの人は、力の入れどころを間違えて非効率な仕事をしている」と言っています。
- 優先順位の高い仕事から順に片づける
- やるべきことを付箋に貼って「見える化」する
- 「目標」を持って仕事に取り組む
石川さんによると、これらはすべて「やってはいけない仕事術」とのことです。
普段何気なくやってしまう行動一つひとつの誤りを見つめ直させてくれる本です。
- 第1章 仕事が速い人の「7つの原則」
- 第2章 作業効率が劇的に上がる最速「タスク処理」メソッド
- 第3章 もう仕事を抱え込まない!「コミュニケーション」の秘訣
- 第4章 1秒でもムダにしない「チーム仕事」が速くなるコツ
- 第5章 「0→1」を最速で生み出すクリエイティブ思考術
- 第6章 自分の時間が増える「すぐやる人の習慣」
「仕事ができる人」になるために読むべき本7冊まとめ
今回の記事では、「仕事ができる人」になるために、絶対に読むべきオススメの本を紹介してきました。
最後に今回ご紹介した7冊をまとめます。
もしまだ手に取ったことのない本があれば、この機会にぜひ読んでみてください。
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