「仕事ができる人って何が違うんだろう…。」
「仕事ができるようになりたい…。」
この記事では、こんな悩みや疑問にお答えしていきたいと思います。
私は20代前半の頃、「仕事ができる人って何が違うんだろう…」と、いつも一人で考えていました。
こういった疑問を解消するために、会社内で早く昇進している優秀な人や、社外で活躍しているビジネスパーソンを友人から紹介してもらい、話を聞きまくるという行動をしていました。
多い時には、1年で100人以上の人に会って話を聞いていたと思います。
多くの人に話を聞くなかで、いわゆる「仕事ができる人」には共通の特徴があることが分かり、それを自分自身にも取り入れて実践すると、徐々に仕事の成果がでるようになってきました。
この記事では、私が多くの「仕事ができる人」に会って得たノウハウをもとに解説していきたいと思います。
国内最大手企業とベンチャーの両方で働くパラレルワーカー。仕事をしながらMBA(経営学修士)を取得。大手企業では、最年少で管理職に昇進。
Twitterをフォローする
仕事ができる人の特徴

- 期待値を適切に捉えることができる
- 期待値を超えるアウトプットを出す
なので、「仕事の価値を提供するお客様ににとって満足度の高い優れた価値を提供できていること」=「仕事ができる状態」です。
期待値を適切に捉える

- お客様が誰かを適切に捉える
- 顕在ニーズだけでなく潜在ニーズを捉える
1.お客様が誰かを適切に捉える
私の場合のお客様は、制度を利用する「従業員」に限らず、「経営トップ」「株主」「上司」「部下」となります。
*具体的には次の通り
【従業員】働きやすい制度を作ってほしい
【経営陣】制度によって会社の競争力を高めてほしい
【株主】制度によって企業価値を高めてほしい
【上司】与えた役割に対してアウトプットを出してほしい
【部下】仕事を進めやすい環境を作ってほしい
2.顕在ニーズだけでなく”潜在ニーズ”も捉える
お客様自身が欲しいモノだったり、やってほしいことを自覚している状態です。
お客様自身が明確に自覚がないにも関わらず何かしら欲求がある状態です。
顕在ニーズよりも潜在ニーズの方がウエイトが大きいと言われています。
- この仕事が発生した背景
- ゴールイメージ
- 納期
- 進め方
期待値を超えるアウトプットを出す

2.時間の使い方
3.人の使い方
1.頭の使い方
まず、「頭の使い方」です。
全ての仕事において、高いアウトプットを出すための一番の要となるのが、この頭の使い方です。
なぜなら、「期待値を超えるアウトプットを出すにはどうすれば良いか?」という問いに対してロジカルに最適解が導き出されなければ、アウトプットが出るはずがないからです。
この、ロジカルに最適解を導き出せるかどうかが、アウトプットの差となります。
ロジカルに考えるための方法については、こちらの記事を読むと理解することができます。
「論理的に考えることが苦手…。どうやったら論理的に考えられるんだろう?」「頭の中がどうも混乱しやすいの…。頭のいい人ってどうやって考えているんだろう?」この記事では、こんな悩みや疑問を解決する記事になっています。[…]
2.時間の使い方
次に「時間の使い方」です。
仕事ができる人は、皆に平等に与えられている時間の使い方(タイムマネジメント)が上手い人です。
その日、取り組むべきタスクを洗い出し、優先順位を付けて、高い集中力で、爆速で仕事を進めています。
ここでは、単なるタイムマネジメント術ではなく、仕事のスピードを上げるためにすべきことを解説します。
仕事のスピードを上げるためには、「仕事のやり直しを発生させないこと」と「作業スピードを極限まで高めること」の2つが重要となります。
それぞれ分解すると次の7つのコツがあります。
①~④は「やり直しを発生させない」ためにやっていること
⑤~⑦は「作業スピードを極限まで高める」ためにやっていること
- 目的やゴールを正しく捉え、仕事の依頼者と握る
- 取りかかる前にゴールまでのプロセスを整理する
- プロセスを関係者と共有する
- 途中でこまめに方向性や進捗を関係者と確認する
- 集中力を極限まで高める
- 身の周りの整理整頓を徹底する
- PCの作業効率を極限まで高める
この7つのコツの詳細については、こちらの記事に詳しく書いていますので、読むと仕事が爆速になります。
この記事で解決できる悩み! 仕事が遅くて、なかなか上司に評価してもらえない…。 仕事のスピードが速い人って普段どんなことを習慣にしているんだろう。 ととのえこの記[…]
3.人の使い方
最後の3つ目は「人の使い方」です。
仕事は一人で完結するものばかりではなく、その多くは、チームメンバーや他部署などの関係者と協力して進める必要があります。
仕事ができる人は、こうした関係者との協業が上手くできる人です。
ポイントは次の3つです。
- 関係構築
- プレゼンテーション(説明能力)
- 進捗管理
関係構築
何といっても、相手と関係性ができておらず、壁がある状態だと、依頼を前向きに引き受けてくれません。
関係構築でまず一番に重要なことは、「相手にGiveをすること」です。
反報性の法則というものがあり、人は何かしらの施しを受けたら、「お返しをしなくては申し訳ない」という心理作用が働くからです。
日頃から、周りの人のために何かすることを心がけることが重要です。
でも、初対面の人と仕事をすることも当然あるので、その時に対応としてすべきことが2つあります。
- 「共通点を探すこと」
- 「褒めること」
人は共通点がある人、褒めてもらった人に対して好意を持ちます。
自己紹介で会話をしながら、「共通点」と「褒める」を探していきましょう。
プレゼンテーション
相手に何か依頼をする時には、分かりやすく伝えることが重要です。
分かりやすく伝える力が高いと、自分の意図を100%相手に伝えることができます。
しかし、逆にそのスキルがないと、自分の意図が相手に十分に伝わらずに、結果として、仕事が間違った方向に進み、やり直しやミスに繋がってしまいます。
分かりやすく伝えるには、「PREP法」というフレームワークを身に付けましょう。
PREP法は、次の順番で説明するというやり方です。
結論(Point)
↓
理由(Reason)
↓
具体例(Example)
↓
結論(Point)
これだけで驚くほど分かりやすくなりますので、ぜひ習慣にしてみてください。
進捗管理
最後に進捗管理についてです。
関係者と関係性を築き、仕事の依頼を分かりやすく伝えたとしても、仕事は何かしらの理由で遅れが発生しがちです。
仕事ができる人は、こうした仕事の遅れに対して、適切に対応することで、最終的なデッドラインに遅れを出さない人です。
進捗管理の具体的なポイントは2つです。
1つ目は、「定期的な確認の場を設定する」ということです。
仕事の遅れに、できるだけ早いタイミング気づくことが重要です。
なので、1回/週などの定期ミーティングをあらかじめ設定して、確認するようにしましょう。
2つ目は、「遅れの原因を必ず明確にする」ということです。
「なぜ遅れているのか」、「どうすればよいのか」を確認していきましょう。マンパワーが足りないのか、一人で答えが見つからず悶々としているのか、前工程が遅れているのか、といった具合に具体的に深堀していきます。
最後に:私が仕事ができるようになるまで
今回の記事では、仕事ができる人の特徴について解説しました。
キーワードは「期待値」であり、「期待値を適切に捉えること」と、「期待値を超えるアウトプットを必ず出すこと」について解説しました。
最後に、私が社内で成果を認められ、最年少で管理職に昇進することができた要因をお伝えします。
その要因はいくつかありますが、最も大きなポイントとなっていることは、”業務外での勉強”です。
日頃の実務を一生懸命取り組むことも、当然大きな学びや成長があるのですが、実務か離れて自分の仕事を俯瞰し、コトを上手く運ぶための定石を学んでから、仕事が格段に上手く進むようになりました。
MBAというと時間的にも金銭的にもハードルが高いですが、投入する時間やお金以上のリターンが間違いなくあると思います。
MBAは少しハードルが高いという方は、「グロービス学び放題」がおすすめです。
7日間無料で試せるので、ぜひお試しください。
※参考:おすすめの自己投資
仕事ができる人は例外なく、自分のスキルを高めるために惜しみなく自己投資をしています。年収アップに役立つおすすめの自己投資を解説しましたので、合わせてご覧ください。
≫20代社会人におすすめの自己投資【自己投資が年収アップの近道】
まとめ:仕事ができる人の特徴
この記事では「仕事ができる人の特徴」を詳しく解説してきました。
最後にこの記事のポイントをまとめます。
- 期待値を適切に捉えることができる
- 期待値を超えるアウトプットを出す
期待値を適切に捉えることができる
- お客様が誰かを適切に捉える
- 顕在ニーズだけでなく潜在ニーズを捉える
期待値を超えるアウトプットを出す
- 頭の使い方
フレームワークを習得してロジカルに考える - 時間の使い方
「仕事のやり直しをなくす」「作業スピードを極限まで高める」 - 人の使い方
関係者と上手く協業する(関係構築、プレゼン、進捗管理が特に大事)
この記事では、「仕事ができる人の特徴」にフォーカスして解説しましたが、「仕事ができる人になるための方法」についても、網羅的に詳しく記事でまとめていますので、そちらも合わせて読んでみてください。
こんにちは、ととのえです。 「仕事ができるようになりたい…」 「仕事ができるようになるには、どうすればいいんだろう」 私も20代前半の頃に、常にこんな疑問や悩みを抱えていました。[…]
それでは、今回は以上です。
この記事がお役に立てていれば幸いです。