
私が20代前半の時、めちゃくちゃ仕事ができる超優秀上司に言われた一言です。
「仕事ができる人って仕事中に何をやっているんだろ?」ということばかり考えていたがゆえに、自分の圧倒的な視野狭窄に気づかされた一言でした。
人よりも早くレベルアップをしたければ、仕事以外の時間が勝負。
「あれ?でもプライベートで何をやればいいんだっけ?」
できる人が会社にいる時に何をやっているかは分かりますが、プライベートでどんな過ごし方をしているのかはなかなか掴めないんですよね。
ということで、この記事では、
当時そんな疑問を抱えていた私ならではの視点で、『仕事ができる人のプライベートの過ごし方』を解説していきたいと思います。
私は20代後半から経営学修士(MBA)を取得するために大学院に通っていました。
そこには、トヨタ、リクルート、Amazon、といった大手企業で活躍する会社員や、自分で事業を立ち上げた起業家といった、いわゆる仕事ができる優秀なビジネスマンの同期がわんさかと。
今回紹介する内容は、彼ら彼女らがプライベートでどんな過ごし方をしているのか、ということをまとめたものになります。
国内最大手企業とベンチャーの両方で働くパラレルワーカー。仕事をしながらMBA(経営学修士)を取得。大手企業では、最年少で管理職に昇進。
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仕事ができる人のプライベートの過ごし方
先に結論ですが、大きく2点です。
- 勉強(自己研鑽)
- コンディショニング
もちろん、この2つ以外にも、恋人と遊びに行ったり、家族と過ごしたり、趣味の時間にあてて過ごすこともあります。
「勉強」と「コンディショニング」は想定通りのあたり前の取り組みだと思います。
ここが今回の内容のポイントです。
仕事ができる人はプライベートで「勉強をしている」
プライベートで勉強をしたら勝ち
はっきり言うと、今の日系企業においては、業務以外のプライベートの時間で勉強をしたら確実に周りと差を付けることができます。
下のグラフは、自己研鑽で、研修・勉強会への参加した頻度を調査したものです。
定期的に(2~3か月に1回以上)自己研鑽に取り組んでいる人の割合を見てみると、わずか16.4%です。
今なお、日本企業の多くは入社さえすれば、終身雇用の年功序列で、自動的に給与が上がる仕組みになりますので、勉強しなくて良いんですよね。
周りを見ても勉強している人はそんなに多くないと思います。
勉強はこの3つを!
では、「何を勉強すれば良いのか」という点についてです。
3つあります。
- 自分が担当する業務の専門性を高める
- ポータルスキルを身に付ける
- 遊ぶ
「え…?遊ぶ…?」って思われたかもしれませんが、この後、説明します。
自分が担当する業務の専門性を高める
仕事で高い成果を出そうと思うと絶対に必要になるのが、専門的な知識です。
専門的な知識は、実際の業務に取り組むことで身に付けることができますが、周りに差を付けるのであれば、確実に業務外で勉強することをおすすめします。
私の例で説明します。
実際の実務に携わるだけでは、全ての領域を網羅的にスピーディーに学べるわけではなく、実務のみで全てを習得しようと思うと10年くらいはかかります。
なので、人事という領域に関しては、本を100冊以上は読むことで、周りによりも知識レベルを高めることを行いました。
ポータブルスキルを身に付ける
次にポータブルスキルについてです。
ポータブルスキルとは、「どこへ行ってもどんな職種でも通用するスキル」のことです。
専門的な知識とポータブルスキルの両面が備わっていることが、仕事で高い成果を出すうえで重要となります。
「ポータブルスキルにはどの様なものがあるのか」という点については、こちらの厚生労働省の提唱が分かりやすいと思います。
出典元『厚生労働省』”ポータブルスキル”活用研修 講義者用テキスト
私が学んでいたMBAでの学びでこのポータブルスキルが飛躍的に高めることができました。
MBAの入学はハードルがありますが、今は、MBAのエッセンスをスマホで学ぶこともできるようになっているので、グロービス学び放題もおすすめです。
無料期間もあるので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
遊ぶ
最後に「遊ぶ」という勉強です。
社会人の勉強は、机の上で本や参考書を広げることに限りません。
特に環境変化のスピードが速くなっていて、新しいテクノロジーやビジネスモデルがどんどん生まれてきています。
今の世の中の動きをキャッチするという意味で、家から外に出て、遊びながら学びを深めることが重要になってきています。
仕事ができる人はプライベートの「コンディショニングが抜かりない」
仕事ができる人は、仕事中に高いパフォーマンスを発揮するために、プライベートの時間を使ったコンディションがしっかりしています。
コンディションで重要視していることを2つ紹介します。
- アクティブレスト
- マインドフルネス瞑想
アクティブレスト
アクティブレストとは、「積極的休養」とも呼ばれ、その名のとおり、体をアクティブに動かすことによって疲労回復効果を高める方法です。
スポーツのアスリートもアクティブレストをよく取り入れています。
「ストレッチ、ヨガ、軽いジョギングなど」の有酸素運動がおすすめです。
逆に、家でゴロゴロしたり、昼までたっぷり寝たりすることを、パッシブレスト(静的休養法)と言いますが、日中に太陽の光を浴びず、必要以上に寝ると体内のリズムが狂ってしまうので、すぐにやめましょう。
アクティブレストについてもう少し詳しく知りたい場合は、こちらの本がおすすめです。
マインドフルネス瞑想
次にマインドフルネス瞑想についてです。
まず、次の事実をお伝えしたいと思います。
脳の質量は体全体の2%しかないにも関わらず、消費エネルギーは全体の20%。
脳の消費エネルギーは、何もしない時にも働く「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」という状態で、60~80%を消費する。
そうです。
仕事の一番重要な資本である「脳」を休めるには、この「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」の活動を抑える脳構造を意識的に作っていかないといけないのです。
脳のデフォルトネットワーク(DMN)の過剰な働きを抑制するために、効果的なのが、マインドフルネス瞑想です。
マインドフルネス瞑想の詳しいやり方はこちらの記事にて書いていますので読んでみてください。
この記事で解決できる疑問! マインドフルネス瞑想って、どんな効果があるんだろう? GoogleやYahooででも取り入れられているけど、仕事で役立つの? マインドフルネス瞑想の正しいやり方も知り[…]
本で読みたい場合は、マインドフルネス瞑想の第一人者である久賀谷亮さんの本がおすすめです。
まとめ:仕事ができる人のプライベートの過ごし方
- 勉強(自己研鑽)
- コンディショニング
こんにちは、ととのえです。 「仕事ができるようになりたい…」 「仕事ができるようになるには、どうすればいいんだろう」 私も20代前半の頃に、常にこんな疑問や悩みを抱えていました。[…]