- 仮想通貨が盛り上がってるけど、よく分からない。今後伸びるの?
- 早く始めないと時代に乗り遅れそうだけど、どうやって始めたらいいか分からない…。

仮想通貨投資は、これからの時代の投資ポートフォリオを組むうえで、必須の選択肢です。
実際に私は、投資金額の50%以上を仮想通貨にしています。
でも、「仮想通貨ってどうやって始めればいいの?」って疑問をお持ちの方もたくさんいらっしゃると思います。
なので、以下のような悩みや疑問を解決すべく、仮想通貨投資について、超分かりやすく解説します。
ぜひ仮想通貨についての理解を深めて、時代の波に乗っていきましょう。
- 仮想通貨とは?
- 仮想通貨のメリットとデメリット
- 仮想通貨を始めるときの注意点
- 仮想通貨の始め方
- 仮想通貨に関するよくある質問
この記事を読むと、仮想通貨の基本を理解することができ、また仮想通貨投資を失敗することなくスムーズに始めることができます。
それでは、さっそくみていきましょう。
仮想通貨とは?


仮想通貨とは、電子データのみでやり取りされる通貨です。
電子データのみでやり取りされるので「暗号資産」とも呼ばれています。
仮想通貨の概念を理解するにあたっては、仮想通貨で一番有名なコインであるビットコインの生みの親「サトシ・ナカモト」の想いをたどると分かりやすいです。
それがこちら
国や銀行が支配している金融が全てではない。
お金の価値を偉い人が保証するのではなく、みんなでチェックして保証し合うシステムができたら、私達はもう搾取されることはない。
お金の中央集権体制から分散型の平等な体制に、テクノロジーの力でできるはずだ。



少し解説を加えますね。
中央集権から自立分散システムへ
法定通貨って国に管理されていますが、仮想通貨って基本的に管理主体がいないんです。
管理主体がいない仕組みを「自立分散システム」と言うんですけど、「え?どういうこと?」って感じかと思いますので図解します。
管理主体がいる中央集権システムと、管理主体のいない自立分散システムを比較すると以下のイメージです。


管理主体がいないと、何がいいのかと言うと、システムダウンが起きないし、データ改ざんもできないんです。
多数の参加者が全員の取引履歴のコピーを記録するという仕組みになっていて、一部のコンピューターがダウンしても、他の参加者の記録が残っているので、システム全体がダウンすることがないんですよね。
全員がデータを持っているので、改ざんも不可能ということです。
この自立分散システムの土台となる技術をブロックチェーンと言います。
仮想通貨投資を始める3つのメリット


それでは、ここから、仮想通貨投資を始めるメリットを見ていきましょう。
メリットは大きく次の3つです。
- 価格が大きく上昇する可能性がある
- インフレへの対応ができる
- いつでも取引ができる
順番に見ていきますね。
①価格が大きく上昇する可能性がある
仮想通貨はかなり将来性のある通貨だと見込まれています。
年間成長率30%の見込み
アメリカで市場調査を行うAllied Market Researchのレポートによると、仮想通貨の価格は2030年までに1兆円規模になるとの見込みが立てられています。
The cryptocurrency asset-management market will grow to $9.4 billion by 2030, according to a new report from Allied Market Research.
(Allied Market Researchの新しいレポートによると、仮想通貨の資産管理市場は2030年までに94億ドルに成長するでしょう。)出典:Crypto Asset Management MarketInsights-2030
予想通りに市場が拡大すれば、毎年30%ずつ成長する計算です。
金融市場においてグローバルに普及する可能性がある
エルサルバドルでは、国の法定通貨としてビットコインが採用されています。
自国の通貨が安定していないことから、ビットコインを採用しているんです。
まだ今は、ほんの一握りの国の動きですが、世界的に普及が進む可能性が高いとの見立てが出ています。
②インフレへの対応ができる
2つ目のメリットは、インフレへの対応ができるという点です。
コロナによって経済が失速し、その対応として中央銀行がジャブジャブに資金を流入させています。
その結果として、インフレが加速し、米ドルや日本円の価値が減少するという状況が起きつつあります。
あなたの銀行にある現金300万円。今は、国産の新車が一台買えますが、インフレが進むとその車の価格が1,000万円とかになります。
現金の価値が減るということです。
仮想通貨はデジタルゴールド
こうしたインフレが起きたときに、その裏側で必ず価値が上昇しているものがあるんです。
そうです、ゴールド(金)です。
金は希少性が高く、供給量を増やすことが難しいことより、安全資産の一つと言われているからです。
で、ここがポイントなんですが、実はビットコインも発行枚数が限られているんです。2,100万枚のみです。
なので、需要と供給のバランスによって価格変動はしますが、国の金融政策でインフレになるってことがないんです。
これが、今の時代に資産の一つとして必ず持っておきたい大きな理由です。
③いつでも取引ができる
仮想通貨は、24時間365日取引することができます。
株式投資とかだと、平日の9〜15時の間でしか取引できないですよね。
私の投資スタイルは、毎月定額を購入するスタイルです。
そうです、ドルコスト平均法というもので、積立NISAや持株会とかと同じ方法です。
ですが、自動積立ではなく、毎月手動で安めのところを狙って買っているんです。



なので、24時間365日、「ここだ!」と思ったタイミングで、取引ができるのは魅力的です。
面倒な方は、自動積立ができるので、それでもOKです。
むしろ、本当は感情を挟まずにコツコツ積み立てる方が一番勝率が高いんですけどね…。
仮想通貨投資の3つのデメリット


仮想通貨は、良い面だけではないので、デメリットもきちんとお伝えしておきましょう。
主に以下の3つがデメリットです。
- ボラティリティ(変動)が激しい
- 取引所がハッキングされるリスクがある
- 税金が高い
①ボラティリティ(変動)が激しい
ボラティリティとは、価格変動のことです。
株やFXと比べるとまだ変動リスクが大きいという特徴があります。
当然、急上昇を見込めるというポジティブな見方もできますが、一方で、急落するリスクもはらんでいるということです。
毎日チャートに張り付いて一喜一憂することなんてできないので、長期投資がおすすめです。
価格変動に最も強い投資手法が、さきほどチラッと触れたドルコスト平均法です。
長期で見たときに右肩上がりであれば、絶対に負けることがないと言われる金融庁も国民におすすめしている投資スタイルです。
②取引所がハッキングされるリスクがある
仮想通貨のブロックチェーンの技術は改ざんができないんですが、取引所がハッキングされる可能性はあります。
過去には、2011年にマウントゴックス事件というハッキング被害があり、多くの投資家が損失を被りました。
今は、かなり厳重なセキュリティ対策が取られていますが、セキュリティに強い安心できる取引所を使うのがおすすめです。



例えば、セキュリティが万全と言われている取引所は以下です。
上記の取引所は、投資家の資金のほとんどをコールド・ストレージというオフラインの場所に保管しています。
なので、仮に取引所がハッキングされたとしても、暗号資産を流出させてしまう心配はないということです。
③税金が高い
仮想通貨にかかる税金は、収入に応じて課税率がアップする累進課税です。
給与所得などの所得と合算して以下の税率が課されます。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円〜330万円 | 10% | 97,500円 |
331万円〜695万円 | 20% | 427,500円 |
696万円〜900万円 | 23% | 636,000円 |
901万円〜1,800万円 | 33% | 1,536,000円 |
1,801万円〜4,000万円 | 40% | 2,796,000円 |
4,001万円〜 | 45% | 4,796,000円 |
株やFXで得た利益は、雑所得として扱われるので、申告分離課税の取り扱いになり、所得金額の大きさに関わらず一律で約20%。
なので、株やFXと比べると仮想通貨の売買益にかかる税金って高いんですよね。
仮想通貨を始める時の注意点


注意点はただ一つ。
「仮想通貨を購入する際には、”販売所”ではなく”取引所”を使いましょう。」ということです。
取引所と販売所について、それぞれを図解すると以下の通りです。


販売所は仮想通貨交換業者から仮想通貨を買うので、スプレッドと呼ばれる手数料のようなものを上積みされます。
逆に取引所は、ユーザー同士で直接取り引きをするので、スプレッドはかかりません。



少しでもお得な方を選びたいところ。取引所で仮想通貨取り引きをおこないましょう。
仮想通貨を実際に購入してみよう


では、ここから実際に口座を開設して、仮想通貨を購入してみましょう。
以下3つのステップに分けて解説します。
- 仮想通貨口座を開設する
- 仮想通貨口座に入金をする
- 仮想通貨を購入する
①仮想通貨口座を開設する


まずは、口座開設からです。
おすすめの仮想通貨取引所
取引所によって取り扱っている通貨の種類が異なるので、複数の取引所で口座を開設しておくのがベストです。
でも、「まずはどこか一つから」という方は、Coincheck一択です。
理由は以下です。
- 手数料が無料
- 業界最大規模の取り扱い通貨数
- 東証プライム市場上場で信頼性が高い
- 利用者数が一番多い
一応他の取引所も比較しておきます。私がおすすめするランキング順で並べています。
Rank | 取引所名 | 手数料(BTC) | 銘柄数 | 最低取引 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
1 | Coincheck
おすすめ!! | 無料 | 18 種類 | 500円〜 | アプリダウンロード数1位 ※対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak |
2 | bitFlyer おすすめ!! | 0.01 〜0.15% | 14 種類 | 1円〜 | ビットコイン取引量国内最大 ※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含 む) |
3 | DMM Bitcoin | 無料 | 12 種類 | 1,000円〜 | 多くの通貨でレバレッジ取引ができる |
4 | GMOコイン | 0.01 〜0.05% | 14 種類 | 180円〜 | 運営母体に安心感あり |
5 | BITPOINT | 無料 | 7 種類 | 500円〜 | イーサリアム取引量が国内最大 |
利用者数では、Coincheckが圧倒的王者です。そして次にbitFlyerといった感じ。



この2つの口座開設をしておけば間違いはないです。
口座開設方法
口座開設は驚くほど簡単で、スピーディーにできます。
私自身、はじめて口座を作ったときに、「えっ!?これだけでいいの?」って驚いたほど。最短5分です。
もちろん、スマホだけでOK!



ここからは、Coincheckの口座開設の流れを例に解説します。
開設手順は以下4つのみです。
- 1. Coincheck公式サイトにて無料登録
- 2. 電話番号の認証
- 3. 基本情報の入力
- 4. 本人確認書類のアップロード
本人確認書類は以下のうちどれかが必要です。


運転免許証、パスポート、運転経歴証明書、住民基本台帳カード、個人番号カード



分かりやすいところで言うと、「運転免許証」か「パスポート」があればそれだけでOKです!
では口座開設していきましょう。
1. Coincheck公式サイトにて無料登録
「Coincheck公式サイト」にアクセス。
メールアドレスとパスワードを入力して登録します。


登録したメールアドレスに確認メールが届きます。届いたメールアドレスのURLをタップします。
Coincheck Bitcoin Walletというページが開くので、「OPEN」をタップ。
アプリのページに移動するので、ダウンロードして、登録したメールとパスでログインします。


サービス利用に関する承諾事項のページに移動するので、「各種重要事項を確認する」をタップ。
内容を確認し、チェックを入れたら「各種重要…サービスを利用する」をタップ


2. 電話番号の確認
電話番号を入力して「SMSを送信する」をタップ。


3. 基本情報の入力
アプリケーションを開き、画面下中央の「本人確認」をタップし、基本情報を入力。


4. 本人確認書類のアップロード
提出する本人確認書類を選択肢、写真を撮影する。


「上記内容で提出」をタップ。


以下のように「現在確認中です」と表示されるこの画面になれば、一旦完了です。


この後、翌日もしくは翌々日くらいに、Coincheckから「口座開設完了のお知らせ」が届きます。このメールが届いたら口座開設完了です。





お疲れ様でした!
② 仮想通貨口座に入金をする
次は入金のステップです。
1. 「ウォレット」→「入出金」の順でタップします。
2. 「入金」をタップし、いずれか好きな銀行を選択します。
- GMOあおぞらネット銀行
- 住信ASBIネット銀行
3. 表示された口座に振り込みをします。
以下が振込先口座の情報です。
※注意点
コンビニ入金・クイック入金は手数料が高いです。なので、銀行振込でOKです。
銀行振込(日本円) | 無料(振込手数料のみ) | |
(入金額から手数料が差し引かれる) | コンビニ入金2.9万円未満 | 770円 |
3万円〜30万円 | 1018円 | |
(入金額から手数料が差し引かれる) | クイック入金3万円未満 | 770円 |
3万円〜49.9万円 | 1018円 | |
50万円〜 | 入金金額×0.11%+495円 | |
日本円出金 | 407円 |
③ 仮想通貨を購入する
最後3つ目のステップは、いよいよ購入です。
繰り返しになりますが、購入は「取引所」で損なく購入しましょう。



取引所での購入方法は、少し分かりづらいので、画像で解説していきます!
1. 「アカウント」→「FAQ/問い合わせ」をタップする。
2. 画面左上の「メニューバー」→「Coincheck取引所」をタップ
3. 「購入レート(金額)」「注文量」を入力して注文する。



これで、購入完了です。
とりあえず「ビットコイン」「イーサリアム」が手堅い


仮想通貨の種類っていっぱいあってよく分からないですよね。
そんな方は、まずは「ビットコイン(BTC)」「イーサリアム(ETH)」がよいでしょう。
「ビットコイン」「イーサリアム」の2つを50:50 の比率で買えばOKです。
10万円分買うなら、以下の感じで買います。
- ビットコイン(BTC):5万円分
- イーサリアム(ETH):5万円分



この2つは、仮想通貨界の2大巨塔で、最も安定しているコインです。
注意:Coincheck取引所ではイーサリアムが買えない
ちなみに、イーサリアムを取引所で買おうと思うとCoincheckは取り扱っていないんですよね…
なので、bitFlyerの口座を解説して、bitFlyerからイーサリアムを購入しましょう。
bitFlyerの口座解説〜取引までのやり方について、以下の記事で画像たっぷりで解説しています。


仮想通貨投資に関するよくある質問(Q&A)


ここからは、仮想通貨投資に関してよくいただく質問に答えていきます。
Q. 初心者が仮想通貨投資を始めるのは危なくないですか?
仮想通貨市場が拡大する可能性が高いと言われていますが、100%それが保証されるものではありません。
なので、仮想通貨を始める時には、余剰資金で始めるようにしましょう。
私は資産の50%以上を仮想通貨投資にあてていますが、心配な方は月に1万円をコツコツ積み立てていくくらいで良いと思います。
Q. いくらから仮想通貨投資を始められますか?
仮想通貨は500円くらいからでも始めることができます。
Coincheckは、最低購入価格が500円です。
1ビットコインって2021年12月時点で、550万円くらいなので、「そんなの買えないよ!」って思うかもしれませんが、0.001BTCとかで買えるのでご安心ください。
Q. スマホでも始められますか?
スマホだけで始められます。
実際に私は、友人を待つ車の中で、口座を開設しました。
スマホだけで5〜10分くらいで開設できます。
Q. 仮想通貨を始めるときに必要なものは何ですか?
仮想通貨は以下があれば、始めることができます。
- 銀行口座
- 現金(500〜1,000円)
- スマ or パソコン or タブレット
- いずれかの本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、住民基本台帳カード、在留カード、特別永住者証明書、パスポート、住民票記載事項証明書、印鑑登録証明書)
Q. いつ始めると最もお得ですか?
結論は「今すぐ」です。
仮想通貨はこれからも短期的には上がったり下がったりを必ず繰り返します。
そんな中でしっかりと利益を取りに行くには、毎月積み立てを行うドルコスト平均法であり、ドルコスト平均法で大事なのは、長期投資で運用することです。
長期投資で時間を味方につけるために、始めるタイミングは早ければ早い方がメリットがでます。
まとめ:【初心者向け】仮想通貨投資の始め方


今回は、仮想通貨投資の始め方について解説しました。
私が仮想通貨投資を始めたのは、2020年に入ってからです。
「2017年くらいから始めていればよかった…」と本気で後悔しています。
なぜなら、2017年当時の価格は今の約10分の1…。
でも、後悔しても何も生まれませんので、今できる最も早いタイミングで始めておくのが吉です。
この記事がお役に立てていたら幸いです。