- 起業したい!でもスキルがない…
- スキルがなくても起業ってできるのかな?
- スキルなしでもできる起業があれば知りたい!
東京商工リサーチの調査によると、新設法人は14万社、前年比10%増で過去最高を記録しています。
一方で、「起業にチャレンジしたいけれどスキルがない」という悩みも少なくありません。
でも、心配する必要はなく、スキルがなくても正しいアプローチを取れば起業することができます。
このtotolaboの記事では、起業したいけれどスキルがない人のマインドセットや解決方法を詳しく解説します。
- 「起業したいけどスキルがない」へのベストアンサー
- スキルなしでも起業できる理由
- 起業しながら効果的にスキルを身につける方法
- 金なし・スキルなし・人脈なしでもできる起業アイデア
- スキルなしの起業で成功するためのポイント
この記事を読むと、起業したいけどスキルに不安を抱える人が取るべきアクションをしっかりと理解できます。
「起業したいけどスキルがない」へのベストアンサーはこれ!
結論をお伝えすると、スキルがなくても起業はできます。
実際、起業家のほとんどの人は、スキルを完璧には習得していない状態で起業しています。
というのも実務経験を積むなかで必要なスキルを学んでいけば良いからです。
なので「スキルがないから起業できない」と悩む必要はありません。
私はスキルなしで起業した
私ととのえも、高校・大学生向けの事業やブログで起業しましたが、スキルが完璧だったわけではありません。
特にブログに関しては、完全に知識ゼロの状態でスタートしました。
それでも現在は会社員以上の収入を確保できるようになりました。
実際やってみながら進めないとスキルは身に付きません。
ブログは未経験で足を踏み入れましたが、挑戦して本当によかったと思っています。
結論:スキルなしでも起業で成功できます、ただし…!
勘違いしてはいけないのは「スキルを習得せずに成功することは難しい」ということ。
繰り返しますが、スキルがなくても起業はできます。でも、起業の成功確率を上げるにはスキル習得が必須です。
ビジネスは誰かに価値提供をすることで、対価として売上を得ていくものです。
価値提供するにあたって、スキルがあった方がより大きな価値が提供できるというのは、覆せない前提です。
ここで理解していただきたいのは、以下の考え方です。
- スキルがなくても起業はできる
- でも必要なスキルを習得していかないと起業で成功するのは難しい
- 起業する前にスキルを身につける必要はない(まず起業してスキルは後から身につければOK)
一言でまとめると、スキルがないけど起業したいという悩みへのベストアンサーは「起業してスキルを効率的に身につけながら成果を出すのが吉」です。
スキルなしでも起業できる3つの理由
ここからは「なぜスキルなしに起業できるのか・起業してOKなのか」理由を解説していきます。
大きく3つあります。
- 起業のハードルが下がっているから
- 必要なスキルは変化するから
- はじめは意志が10割だから
それぞれみていきましょう。
①起業のハードルが下がっているから
冒頭でお伝えした通り、個人の独立が増えています。
特に、ウェブを軸にした起業はハードルが低く人気です。
それでは、なぜ起業しやすいのか、ポイントを2つ挙げます。
- 起業にお金がかからなくなった
- 学びながら試せる
さくっと解説します。
起業にお金がかからなくなった
ウェブであれば場所が不要となり固定費をぐっと下げられるようになりました。
たとえばブログは、サーバー代月1,000円程度の固定費で済みます。
「起業は難しくてお金がかかるもの」というイメージは薄れてきています。
また、SNSが一般化したことで、広告費をかけなくてもサービスの認知を獲得していくことができるようになりました。
SNSがなかった時は、以下のような費用がかかっていました。
- リスティング広告(Web広告)で数十万〜数百万円
- TVCMを打って1放送20〜50万円(計数百万円〜数千万円)
上記が、ほぼタダでできるようになったのが今の時代です。
学びながら試せる
ウェブ上ではデータが取れるので「リアル=場所を持つ」よりも実装がカンタンで試しやすい。
たとえばオンラインショップを運営したとして、セールスの文章やデザインなどは顧客の反応をみながら即改善できます。
自社のサービスの品質を高めるPDCAサイクルをぐるぐる回せるようになりました。
その意味でもチャレンジがしやすくなっていると思います。
このように事業を営んでいくハードルが圧倒的に下がっており、副業の感覚で起業ができる環境になってきています。
②必要なスキルは変化するから
変化の激しい時代は新たなスキルが次々に登場します。実際、スキルをすべて習得するのは不可能。
しかも時間の経過によってスキルの陳腐化は激しくなります。
リンクトイン・元CEOの村上臣氏いわく「スキルは5年で陳腐化する」という研究結果も出ているようです。
なので、スキルに固執せずにまず起業するのが時代にマッチしています。
一点、注意してほしいのが「だからスキルが不要」ではなく、時代の変化に合わせてスキル身につけるべきということ。
そういう意味でも、繰り返しますが「起業後に実践しながらスキルを学ぶステップ」が理にかなっています。
③はじめは意志が10割だから
起業の始まりは挑戦したい熱量がすべて。
起業とは本質的には誰かの役に立つことであり、気持ちさえあれば最初の関門は突破できます。
つまり最初は意志が10割、スキルは後から身に付ければOKです。
逆にいえば、スキルをどれだけ持っていたとしても、意志がなければ始まりません。
ちなみに起業家は行動しながら自らの意志を磨いています。
ですので、まずやってみる姿勢が大事です。
起業しながら効果的にスキルを身につける3つの方法
実践しながらスキルを身につける方法を3つ紹介します。
- 独学で勉強する
- スクールで学ぶ
- 起業家から直接学ぶ
それぞれみていきましょう。
①独学で勉強する
スキルの土台をつくるには「教科書」になる本が最適です。
本は網羅性があり、さらに複数冊を読んで比較することで知識が体系化できるからです。
私ととのえが実際に読んで役立った本を3冊紹介します。
ど素人がはじめる起業の本
「ひとり起業塾」を主宰する著者が、初心者が陥りがちな悩みと不安をQ&A方式でズバッと解決。
起業を煽るような内容ではなく、スキルが無くてもひとりローリスクでできる”初心者目線”が徹底されています。
本書の起業アイデアや成功事例もあわせて読むと、自分が何をやってみたいかイメージが湧きます。
起業は1冊のノートから始めなさい:「事業プラン」から「資金計画」までを可視化する起業ログのススメ
本書は「起業までの綿密な準備がその後の成功を分けている」と確信した著者による、手書きノートを軸とした起業準備マニュアル。
起業の準備プロセスが具体的に描写されており、心がまえを含めて起業の解像度がぐんと上がる一冊です。
起業は意思が10割
印刷ECプラットフォーム「ラクスル」などの立ち上げを経験してきた新規事業専門家の著者による起業の教科書。
「なぜ意志が重要なのか」を著者の豊富な経験から、ロジカルかつ情熱的に語った一冊。
スキルやヒトやお金の前に、まず大事なのは気持ちだと理解できます。
読書に関しては起業前に読んでおいて損はありません。気になるものから手に取ってみましょう。
②スクールで学ぶ
自分ひとりでは孤独、現場の生の情報が欲しくなったあなたへ。
そんな場合は起業スクールを活用するのが適しています。
なぜならスクールは座学だけなく、実践的な経験を積めるから。
とくに実践できる場が用意されているビジネススクールが下記です。
WILLFU(ウィルフ)は受講期間中に実際にビジネスを立ち上げ黒字化まで目指す、超実践型の起業スクール。
リクルートやサイバーエージェントの事業立ち上げノウハウをギュッと凝縮して学べます。
受講者全員が3ヶ月以内に黒字化に成功しているという優れた実績。しかもリーズナブル。
WILLFU公式サイト:https://willfu.jp/
Cash Engine(キャッシュエンジン)は1対1の手厚いサポートで起業を実現できる起業スクールです。
とにかく手厚くサポートしてほしい場合はキャッシュエンジンの一択。
CashEngine公式サイト:https://cash-engine.jp/lp/new/
それぞれの特徴や起業スクールに興味がある方は、下記を参考にアクションしてみましょう。
関連記事:起業スクール/経営塾・セミナーおすすめを厳選紹介!全24種を徹底分析しランキング化
③起業家から直接学ぶ
知人に起業家がいれば直接話を聞かせてもらって学ぶのがおすすめです。
ネットで検索しても知り得ない情報を聞けますし、モチベーションアップにつながります。
しかし、知人に起業経験のある人がいないケースもあるでしょう。
その際、起業家とネットワークをゼロからつくるなら下記の3つの方法が参考になります。
- SNSでメンター見つける
- オンラインサロンに入る
- TOKYO創業ステーション
SNSでメンターを見つけるには時間がかかりますし、どのサロンがいいかわからない方へ。
起業相談から各種セミナー、ラウンジ利用まで幅広く起業に関する支援を受けることができるTOKYO創業ステーションがおすすめ。
東京在住もしくは東京での起業であれば無料で利用できるという優れものです。
関連記事:TOKYO創業ステーション徹底解説|起業相談から各種セミナーまで支援がすごい
金なし・スキルなし・人脈なしでもできる起業アイデア7選
ここからは具体的な起業アイデアをお伝えします。
初期費用や固定が圧倒的に低く、実践しながらスキルを身に付けられる領域からセレクト。
「金なし・スキルなし・人脈なしでもできる起業アイデア」を以下7つ紹介します。
- オンライン教室
- SNS運用
- Webデザイナー
- オンラインショップ
- Youtuber
- コンテンツ販売
- アフィリエイト
①オンライン教室
オンラインで受講者に対して自分の持っている知識を活かし”教える”仕事です。
内容のイメージとしてはフィットネスや英会話、コーチングなど多岐に渡ります。
1コマの目安の単価は1時間2,000円~10,000円程度。生計を立てるほどの収入を得るには、相応の単価アップが必須となります。
自分の得意な領域があればまずやってみるのが吉です。
すぐに実践ができる意味では、副業からスタートさせるビジネスとしてバッチリでしょう。
- 狙える売上規模:0〜10万円以上
- 難易度:★
- 必要コスト:ランディングページを運営する場合、月1,000円程度
- 収益化までの期間:個人差あるが3〜6ヶ月ほど
②SNS運用代行
SNS運用代行は企業やお店など法人に代わって投稿する仕事。
SNS投稿の企画立案や集客、運用改善といった業務です。
運用代行の相場が月2,000~30,000円前後とされています。
たとえば「中の人」としてのフルコミットなど、案件によって報酬は変動します。
普段からSNSに慣れ親しんでいる人であればチャレンジしやすい。Webマーケティングの知識が付くと応用も効きます。
- 狙える売上規模:2000円〜20万円以上
- 難易度:★★
- 必要コスト:0円。教材やスクールで学ぶとその分の費用がかかる
- 収益化までの期間:SNSのリテラシー等、個人差あるが3〜6ヶ月ほど
③Webデザイナー
企業や個人から依頼されるWebサイトに関わるデザインやサイト内のバナー制作など。
デザインは問題解決の手段として注目されており、制作以外でも企画やコンサルティングの領域まで多岐にわたります。
未経験者でも教材やスクールが充実しているため、これからスキルを身に付けたい人でもおすすめです。
PhotoshopやIllustratorが使いこなせるようになると、さまざまな場面でデザインスキルを応用させることができます。
- 狙える売上規模:0〜50万円以上
- 難易度:★★
- 必要コスト:数千円程度、教材やスクールで学ぶとその分の費用がかかる
- 収益化までの期間:個人差あるが3ヶ月ほど
④オンラインショップ(物販)
物販分野の市場規模は右肩上がりで伸びています。
引用元:経済産業省「令和3年度電子商取引に関する市場調査 報告書」
2021年、ECの市場規模は13兆2,865 億円で、2020年より8.61%の増加。
いまはstore.jpやBASEなどインターネット上に無料でオンラインショップを構築できます。
さらにAmazonマーケットプレイスであれば、在庫管理といった部分も委託が可能です。
ちなみに既製品を扱う場合「安く仕入れて高く売る」ハードルは高いので、商品選定が重要となります。
まずビジネスの実感が欲しい人は、身の回りの不用品をメルカリで売ってみて収益の感覚を身に付けるのも方法の一つです。
- 狙える売上規模:0〜100万円以上
- 難易度:★ ※副業レベルの月商であれば難易度は高くない
- 必要コスト:開設0円+売れた場合に手数料。仕入れが必要な場合はその分の費用がかかる
- 収益化までの期間:個人差あるが3ヶ月ほど
⑤Youtuber
「好きなことで、生きていく」のキャッチでも知られるYouTuberですが、収益化のハードルが高いことでも知られています。
- 直近12ヶ月以内の総再生時間が4,000時間以上
- チャンネル登録者1,000人以上
Youtubeパートナープログラム 記載の上記条件をクリアした後、審査に通ってようやく収益化の準備が整います。
さらに動画という特性上、アップまでの工程が長くなるので数を増やすにも時間がかかります。
趣味や副業から目指すにしても、中長期スパンになる覚悟が必要でしょう。
ブレイクスルーをしてチャンネル登録者数や再生回数が伸びれば、企業案件が舞い込んでくるなど収益の多角化が狙えます。
- 狙える売上規模:0〜100万円以上。個人差大きい
- 難易度:★★★★
- 必要コスト:機材を除けば0円
- 収益化までの期間:長い。6ヶ月から1年以上
⑥コンテンツ販売
コンテンツ販売とは、読み手が役に立つ文章や音声、動画といったデジタルコンテンツを売るビジネス。
実際の商品を販売するわけではなくデータ販売のため初期費用が少なく、売れれば売れるほど利益が増えるのが特徴です。
販売プラットフォームの有名どころでは「note」、ビジネスのノウハウでは「Brain」が挙げられます。
相場の目安としては記事・動画コンテンツで1つあたり100円〜30,000円ほど。
コンテンツが売れるためには高いクオリティ、ノウハウなら信用・信頼が求められます。
SNSやブログなど集客できるチャネルを育てられていると大きな売上につながる可能性が高まります。
- 狙える売上規模:0〜100万円以上
- 難易度:★★★
- 必要コスト:月1,000円程度
- 収益化までの期間:個人差あるが3〜6ヶ月ほど
⑦アフィリエイト
アフィリエイトとは、企業の商品やサービスを紹介して、そこから申し込みがあれば報酬をいただける仕組み。
個人がまず始められるアフィリエイトの代表例は、SNSやブログです。
ちなみにウェブのビジネス界隈で知名度の高い方はブログ出身が多い。
青汁王子こと三崎優太さん、イケハヤさんもアフィリエイトからビジネスをスタートしています。
トップブロガーはいまもなお月100万円稼ぐ人はゴロゴロいますので、個人にもまだまだチャンスがあります。
- 狙える売上規模:0〜100万円以上
- 難易度:★★
- 必要コスト:月1,000円程度
- 収益化までの期間:個人差あるが3〜6ヶ月ほど
ブログって仕組みを作れば、半不労所得化できるので、一つ持っておくと生活が楽になりますよ。
完全初心者の私でも会社員の収入以上に稼ぐことができたので、一度チャレンジしてみる価値はあります。
関連記事:【初心者向け】副業ブログの始め方|25枚の画像と図解で丁寧に解説
関連記事:【ブログ収益報告】完全初心者が1年3ヵ月でいくら稼げたのか?
スキルなしの起業で成功するためのポイント!3つ
スキルなしの起業で成功するためのポイントを3つ紹介します。
- 顧客思考を持つ
- 意志は後から育てられる
- 起業アイデアは後から変えていい
それぞれ解説します。
①顧客思考を持つ
自分の事業が誰の役に立つか顧客思考を意識しましょう。
なぜならビジネスの本質は顧客の課題解決であり、ブレると人に価値が刺さらなくなるからです。
仮に新しいツールに関連した起業アイデアを採用するとします。
その場合「ツールを売る」のではなく「この人の困りごとをツールで解決できる」と捉えるのが顧客思考です。
たとえばSNS運用代行で考えてみましょう。
SNS運用の経験がなくリソースを割けない企業担当にとって、運用代行は困りごとを解決そのものです。
ツールや技術ありきで進めるのもOKですが、後付けでもいいので顧客思考を持つのが成功のポイントです。
起業を成功させることが目的化すると顧客の存在を忘れがちですので、常に顧客を意識しましょう。
②意志は後から育てられる
先ほど意志さえあればスキルなしでも起業できるとお伝えしました。
なかには「自分が他人のように崇高な意志を持っていない」と悩む方もいます。
リクルートの新規事業責任者だった麻生要一氏の『新規事業の実践論』によると、起業家の意志は経験によって後から育ちます。
事実、私ととのえは起業してから教育事業に対する熱量が高まっています。
ですので、起業後に人と比較せずに自分の意志を行動によって洗練させていきましょう。
③起業アイデアは後から変えていい
不確実性の高くなった現代では「スキルがすぐに陳腐化する」と先ほどお伝えしました。
覚悟を決めて選んだ起業アイデアに関しても後から変えてOKです。
実際、成功企業に注目すると事業転換(ピボット)しているケースが多いですからね。
たとえばYouTubeは動画を使ったデート相手のマッチングサービスからピボットしています。
あのYouTubeでさえピボットを経験していまがあります。起業アイデアは変わるものだと思っているぐらいがちょうどいいでしょう。
一つのアイデアに固執するよりも、世の中の流れや顧客の反応をみて柔軟に変えていく姿勢が大事です。
起業アイデアをつくっていきたい方は、こちらの記事も読んでおくと起業がグッと近づいてきますよ。
関連記事:「起業したいけどアイデアがない」へのベストアンサーはこれ!
スキルなしの起業に関するよくある質問に全部回答!
まとめ:起業したいけどスキルがないへのベストアンサー
起業家の多くは、スキルを100%取得していない状態で起業しています。
起業にスキルは不要ですが、逆にいうと「スキルを習得せずに成功することは難しい」。
しかも必要なスキルはその都度変化もするので柔軟な対応が求められる時代となっています。
なので、まずは起業してからスキルを効率的に身につけながら成果を出していく。
このように、いまの時代は行動しながら学んでいくのが最適解です。
記事で解説した起業アイデア例や「スキルを効果的に身につける3つの方法」を参考にアクションしましょう。
思い立った日に行動できるかがポイントです。