- 仕事ができない…自分はクズかもしれない…
- 自分の努力不足かもしれないけど、頑張れない
- この先どう生きていけばいいんだろう
自分は仕事ができないクズだと思ってしまって、周りにも迷惑をかけている気がする。
こんな状況だと仕事の意欲どころか生きるモチベーションも失ってしまいますよね。
実は私も自分のことが仕事ができないクズだと思う辛い時期がありました。
でも、今はそんな状況を打破して、ここ最近は起業をするまでに至っています。自分でも驚くほどの変化です。
正直、仕事ができなくても自分を責める必要はありません。逆に自分を責めるとどんどん悪いスパイラルに陥ります。
このtotolaboの記事では、私の実経験も踏まえながら、仕事ができないクズと思ってしまう状況に陥る原因やその状況を打破する方法について詳しく解説します。
この記事を読むことで、今の自分を責めたり自暴自棄になってしまう状況から必ず脱出できますよ。
【経験談】「仕事ができないクズ」だった過去
はじめに、少しだけ私の話を。
私が自分自身のことを「仕事ができないクズ」だと思っていた時期は、26,7歳の頃。社会人3,4年目あたりです。
スポーツ一筋の人生でビジネススキルとは無縁だった
実はもともとスポーツ一筋で、社会人1〜3年目はスポーツのインストラクターをしていたんです。仕事というよりもスポーツです。
なので、考えるということも意識的にしていなかったですし、論理的に話す力なんて皆無です。
そのままスポーツの道に突き進めばよかったんですが、4年目に大きな足の怪我をしてしまいインストラクター人生に終止符を打つことに。
新入社員よりも仕事ができない社会人4年目の私
そこからいわゆるオフィスで働くサラリーマンに転身するのですが、社会人4年目にして新入社員以下のビジネススキルです。
当時、7,8人の会議でホワイトボードにメモを取るように先輩に言われたことがありました。
でも、何を書けばいいか分らず、しどろもどろになってしまい、それを見かねた先輩が新卒1年目の後輩に替わるよう指示。
新卒1年目が、ある程度そつなくこなしている様子を見て、本当に惨めな思いをしました。
年下に教わり・怒られる日々
しかも、当時の私はあまりに仕事ができなかったので、通常新入社員にのみ設けられるOJT制度が私にも適用され、一つ年下の後輩が私のアドバイザーになったのです。
もちろん、色んなポカミスもあり、後輩から「もっとしっかりしてください」と怒られる始末。
本当に自分は仕事ができないクズだと思っていました。
でも人は変われる
でも、そんな私でも、ほんのちょっとしたことがきっかけで大きく変われるものなんです。
ここから先の章で詳しく解説しますが、その3年後にはビジネススクールに通い6年後にはMBAを取得。社内では管理職に最速で昇進するまでになりました。
人って正しい方向に努力すれば変われますし、環境を変えることで、ポンッと花開くこともあるものです。
「仕事ができないクズ」原因は3つ
仕事ができない原因は上記の3つです。詳しく説明していきます。
①今いる環境が自分のレベルに合ってない
今いる環境が自分のレベルに合っていないことで、仕事ができずクズと感じてしまうというケースです。
累計1億2000万PVを誇るビジネスメディア「Books&Apps」の管理人でもあり「頭のいい人が話す前に考えていること(ダイアモンド社)の著者、安達裕哉氏。
彼はコラム内で、会社選びを失敗した知人について以下のように述べています。
- 「いい会社に入ること」を目的として、面接対策だけを頑張り有名企業に入社
- 入社してみると周りは自分よりレベルが高い人ばかり
- 良い会社に入ったものの、仕事ができず事実上のクビになる状況に
自分に合ってないレベルの会社に入社した人の末路です。
上記のように背伸びをしすぎて入社したパターン以外にも、次のように転職で失敗するケースも多くあります。
中小企業から大手企業へ転職する場合
大手企業は入社の難易度が高いだけあって、能力の高い人が在籍している傾向にあります。中小企業のなかでは評価されていたものの、大企業に入ると鳴かず飛ばずというのはよくある話。
大手企業からベンチャー企業への転職
大手企業とベンチャー企業では仕事のスタイルが大きく違うもの。大手企業のきっちりとした仕事の仕方が染み付いている人が、スピード重視のベンチャーで活躍できないのは非常に多いケースです。
日系企業から外資系企業への転職
結果よりもプロセスが重視されがちなのが日系企業の特徴。いわゆる頑張っていれば評価される世界です。でも外資系はその真逆。なかなか数字で成果が出せずに苦しむ人がたくさんいます。
自分のレベルが今の会社に合っているのか、これは向き不向きも含めて自分を客観的に見つめて考えることが大事なんです。
②自分の強みが活かせていない
今いる環境が自分のレベルに合っていたとしても、仕事ができないと感じる場合があります。自分の強みが活かせていないからです。
「自分を知る練習 人生から不安が消える魔法の自己分析」の著者、土谷愛氏は努力しても勉強・運動ができない劣等生でした。給食を食べるのも遅く、人と話すのが苦手で友達もできない辛い学生時代を過ごします。
自己肯定感がどん底の自分から抜け出すために営業の世界に飛び込むも、売り上げはビリ。教えられた通りにやってみるものの、まったくうまくいきませんでした。
そんなある日、先輩からの何気ない一言をきっかけに自分の強みを発見します。
そこでわたしは
ようやく気づくんです。あれ?みんなと同じじゃなくていいんだ…
自分の武器で勝負すれば売れるんだ。ということに。
引用:土谷愛オフィシャルHPより
強みを活かした営業スタイルに変えた結果、売上ビリのダメ営業マンから抜け出し営業成績がトップになったのです。自分の強みが活かせた好事例と言えます。
土谷氏は、仕事をはじめて5年が過ぎたころ、「こんな働き方を一生続けて幸せなのか?」疑問を感じるようになりました。自分の強みを最大限活かせる場所として、起業を選びます。努力が実り、現在は、家にいながら会社経営や出版をし収入を得るという幸せな人生を歩んでいます。
強みを見つけ活かすことができれば、人生はどんどんステージアップしていけるのです。
土谷氏は著書の中で以下のように言っています。
うまくいっていないのは、
「あなたが人よりも”できない人”だから」では、ありません。
「あなたが”環境に適応できない人”だから」でも、ありません。
その理由は単純に、あなたが「自分の本当の特徴(強み)を知らないこと。
そして、その強みを活かせる場所にいないだけなのだと、私は思います。
引用:「自分を知る練習 人生から不安が消える魔法の自己分析」土谷愛
今、あなたが今いる環境のスキルレベルに達していたとしても、強みが活かせていなければ、仕事はうまくいきません。どんなに努力しても「お前なんて使えない」と言われてしまっているかもしれません。
強みを見つけて活かせているかはとても重要なのです。
③スキルが足りてない
スキルが足りていないと、仕事ができません。ここでいうスキルとは、専門的なものとは違い、どの業界でも活用できる基本的な仕事のスキルのことです。
基本的なスキルとはポータブルスキルと言われています。
職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキル
引用:厚生労働省HP
ポータブルスキルの構成要素は大きく2つ。以下のとおり「仕事のし方」と「人との関わり方」に分かれていて、さらに8つに分類されます。
「仕事のし方」
- 現状把握
- 課題の設定方法
- 計画の立て方
- 実際の課題遂行
- 状況への対応
「人との関わり方」
- 社内対応(上司・経営層)
- 社外対応(顧客・パートナー)
- 部下マネジメント(評価や指導)
ポータブルスキルは、どんな環境でも活かせるベーシックなもので、終身雇用が不確定で先行きが不透明な昨今、必須のスキルと言えます。
「仕事をする際の基本的なスキル」が足りていないと、仕事ができない状況を打破するのは難しいでしょう。
関連記事:【MBA式徹底解説】ポータブルスキルの鍛え方を3つのステップで解説
「仕事できないクズ」の状況を打破する方法
「仕事ができない自分はクズなんだろうか…」と思った人が、現状の状況を打破する方法は上記の3つです。順番に解説していきます。
①ストレスなく頑張れるレベルの会社を選ぶ
1つ目の対処法はストレスなく頑張れるレベルの会社を選ぶことです。
自分のレベルに合った会社を探しましょう。
数ある転職支援サービスの中でリクルートエージェントがおすすめです。
理由は以下の4つ。
- 公開・非公開ともに圧倒的な求人数で業界トップ
- キャリアアドバイザーがサポート
- 相談利用料がかからない
- 転職後の離職率が4%と非常に低い水準
求人数が他社よりも抜きん出て多いので、自分に合った会社が見つかりやすいと言えます。
特に、非公開の求人数が多いということは、多くの企業から信頼を受けている証拠。利用者数も一番多く、各企業の選考データストックも豊富なので、転職後のシミュレーションは限りなくリアルに近いです。
リクルートエージェントを通じた転職後の離職率が低いことからも、自分の強みを活かせる企業が見つかっていると言えます。
関連記事:リクルートエージェントの評判は?実際に使って分かった良し悪しを詳しく解説
②自分の強みを見つけて活かせる仕事を探す
2つ目は自分の強みを見つけることです。
強みは、
- 他人と比較してしまう
- 自分だけで見つけようとする
と見つかりづらいもの。
自分では当たり前にできてしまうことが「他人の役に立つこと」=「強み」な場合が多いです。自分だけでは気づきにくいと言えます。
強みがわからなければ、向いている仕事すらわかりません。
仕事を探す前に自己分析をしてみましょう。
強みを見つける方法
強みは以下の3つの方法で見つけることができます。
- 自己分析・診断ツールを徹底活用
- 13個の質問で過去の経験をふりかえる
- コーチングを受ける
現在の分析ツールは非常に精度が高いものが多く、無料でも非常に優れた結果を出してくれます。
自分でじっくりと過去を振り返り、強みを見つけたい人は、13個の質問に答えることからはじめるといいです。
第三者からのアドバイスは、まだ見ぬ自分の強みをリアルで聞けるので、こちらもおすすめです。
コーチングは初回60分無料でプロに相談ができます。(コーチングを一度体験してみるにあたっては、キャリドラがおすすめ。見つけた強みを発揮できるキャリア戦略を考えることができます。)
時間があれば、3つの方法すべてを使ってみると、効果的に自分の強みを見つけられます。
強みの見つけ方については以下の記事に詳しく載っているので、ぜひ読んでみてください。
関連記事:【一発解決】強みや得意なことの見つけ方!(分析・診断も紹介)
③スキルレベルを客観的に把握しトレーニングする
仕事ができない状況を打開するには、「現在のスキルレベルがどの程度」か把握し、足りていない部分をトレーニングする必要があります。
ここで大切なのは、専門的なスキルの前に、どの業界でも必須のベーシックなスキル(ポータブルスキル)が充分備わっていることです。
ポータブルスキルの現状把握は以下からチェックできます。
≫一般社団法人人材サービス産業協会『ポータブルスキルセルフチェック』
回答が終わると、このような感じでポータブルスキルの傾向が把握できます。
ここで、
- 仕事のし方
- 人との関わり方
のどちらに課題があるのか把握しましょう。グラフの青系が「仕事のし方」のスキル、赤系が「人との関わり方」に関する要素をあらわしています。
仕事のし方に課題がある場合
仕事のし方に課題がある場合(青系の割合が少ない)は、以下の5つのスキルが不足しています。
- 現状把握
- 課題の設定方法
- 計画の立て方
- 実際の課題遂行
- 状況への対応
仕事のし方のスキルを克服しようと思っても、日常業務に追われて改善する機会を逃してしまいがちです。論理的に考えることが苦手な人がは仕事のし方に課題がある場合が多いです。
プロのアドバイスを受けると効率よくスキルアップできます。キャリドラやキャリアグリップがおすすめです。
キャリドラ
転職・年収アップに向けたパーソナルトレーニングで、ロジカルシンキングやMOSのスキル習得が可能
キャリドラ公式サイト:https://careerdrive.jp/
キャリアグリップ
PC・ロジカルシンキング・タスクマネジメントなどのスキルを身に付けながら転職を支援する
キャリアグリップ公式サイト:https://career-grip.com/
人との関わり方に課題がある場合
人との関わり方に課題がある場合(赤系の割合が少ない)、コニュニケーション能力を上げる必要があります。とはいえ、コミュニケーションが得意ではない人が、いきなり上司や同僚と意思疎通しようと思っても、どのように会話をしていっていいのかわかりませんよね。
日常の中でコミュニケーションをとる練習が必要です。しかし、近しい人には頼みづらいもの。コミュトレのように、専門的にスキルを身につけられる場所を活用するのがおすすめです。
コミュトレ
10万人のデータと人間心理・教育工学に基づいたプログラムでコミュニケーション能力を習得できる
コミュトレ公式サイト:https://commu-training.isoroot.jp/
本当は仕事ができなくてもクズなんかではない
もし周りにあなたより仕事ができない人がいたら「あの人はクズ」だなと思いますか?
「もっとあの人にあった仕事を回せばいいのに」「別の課に行けば、彼はうまくやれそうな感じがするのにな」ど思うのではないでしょうか。
そうなのです。
今の仕事ができなくてもクズなんかではないんです。あなたが、真剣に努力をしているのなら、人間性に問題があるわけでもありません。「自分なんて必要ないのでは」と自暴自棄にならなくていいのです。
基本的な仕事のスキルは頑張って身につけて、あとは自分の強みを活かせる環境に変えれば、充実した仕事ができます。より良い人生に変えていけるのです。
コピーライター歴10年の野口真代さん(Twitterフォロワー1.3万)は、元々典型的なダメ会社員。ある時、コピーライティングの神様に出会ってから人生が激変したと言っています。
事務職で注文数を3桁も間違えて発注したダメ事務員から、月収100万円のコピーライターに転身。現在はライティングスクールを経営する有名コピーライターとして活躍しています。
自分の強みを見つけ、活かせる環境に飛び込む。そこで正しい努力をすれば必ず幸せな人生になるのです。
仕事できないクズと思ってしまう人によくある悩み
「仕事できないクズ」と思ってしまっている人は他にも次のような悩みを抱えているケースが多いです。
まとめ:仕事ができない私がクズから脱却した話
今回の記事では、仕事できないクズから脱却する唯一の方法について解説しました。
「仕事のできないクズ」になっている原因は以下の3つです。
- 今いる環境が自分のレベルに合っていない
- 自分の強みが活かせていない
- スキルが足りていない(仕事をする上でのベーシックスキル)
現状を脱却するには、
- ストレスなく頑張れる会社を選ぶ
- 自分の強みを見つけて活かせる仕事を探す
- スキルレベルを客観的に把握しトレーニングする
ことが大切です。
そもそも「仕事ができない」=「クズ」なんかじゃありません。合わない仕事をしているだけかもしれないですし、仕事ができないだけで人間性は決まりません。
仕事をする上で必要な基本的スキルは身につけつつ、あなたの強みを活かせるところに行けば、やりがいのある人生に変わりますよ。諦めないでください。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。