- 自分の人生がよく分らなくなってきた、生き方がわからない…
- やりたいこともないし、頑張ろうと思えることもない
- 仕事も勉強も人間関係も上手くいかなくて難しい
- みんなどうやって生きているの?
私もかつて同じように、自分の生き方がわらずに悩んでいました。
ただなんとなく会社に行き仕事をこなす毎日。
このままでよいのだろうか?こんな気持ちを持っているのは私だけ?
不安を感じながら生活する日々です。
ですが、”とあること”がきっけけで生き方がわからなくなる原因が分かり、適切な対処をしたことで現状を打破することができました。
今回は、私の体験談も交えながら、解決策を具体的に解説します。
- 生き方がわからなくなる3つの原因
- 生き方に悩んでない人の特徴
- 生き方がわからない状態を打破する解決方法
- 生き方がわからない時にやってはいけない2つのこと
生き方がわからないという悩みは、正しいステップを踏めば、解決することができるものです。
この記事を読むと、「生き方がわからない」と頭を抱えている状況から抜け出し、自分が今すべきことが見えてきます。
「生き方がわからない、辛い」へのベストアンサー
生き方がわからない原因を深堀りしていくと、「自分の気持ちや欲求がわからない(整理できない)」ということに行き着くケースがほとんどです。
今、スマホ・SNSが日常の中で欠かせないものになったことで、一日のなかで触れる情報が爆発的に増えました。
こうしたなかで、自分の外にある情報は簡単にアクセスできるようになりました。
しかし、逆にその情報が洪水のように自分のなかに流れ込んできていることで、自分の中にある「気持ちや欲求」が見えにくくなっているのです。
この後、詳しく解説しますが、情報の洪水をストップし自分の気持ちや欲求をしっかりと紐解いていくことで、生き方の混乱を解消していくことができます。
自分らしい人生を歩めるようになると、本当に毎日の見える景色が変わりますよ。
【体験談】生き方がわからなくて悩んでいたときのこと(辛かった)
少しだけ、私の経験談をお話させてください。(結論をお急ぎの方は、飛ばしてOKです)
人生で一番大切なものを失った日
私が社会人になって3年ほど経ったときのことです。
もともと学生時代からスポーツ一本で生きてきた人間で、全国大会で上位に入るくらい真剣に取り組んでいました。
大学卒業後の仕事もスポーツのインストラクターです。
でもとある日、足の大きな怪我をしてしまい、医者からスポーツを続けることができないと告げられます。
生き方がわからず絶望する日々
これまでスポーツしかやってこなかった人生、当然これから先もスポーツを軸にしないと成り立たないと思っていた人生。
両翼がなくなった鳥のような状態になりました。
- これから、何を軸に生きていけばいいのか
- 仕事はどうする?
- これまでの頑張りがムダに…
こんな気持ちのなか、霧がかった人生の森のなかでさまよう日々が続きます。
とあることがきっかけで人生の羅針盤が出来上がる
そんな私をみかねて、大学時代の同級生が、とある人を紹介してくれました。
100億円規模の会社をゼロから作り上げ、今は引退して若手の悩み相談や人材育成を生きがいにしているような方。
新幹線に乗って伊豆の別荘に伺い、夕方から夜中まで1対1で水を飲むのを忘れるくらい自分のことを必死に伝え、アドバイスをもらいました。
その中で金づちで頭を殴られたような強烈な一言が印象的だったんです。
「スポーツは”やりたいこと”ではなく”やらなければいけないこと”だよね」
自分のなかでは、「やりたいこと」と思い込んでいたスポーツ。それが実はそうではなかったんです。
そして、対話のなかで、本当の自分の気持ちや欲求を紐解いていき、やりたいこと、すなわち人生の羅針盤を手にすることができたんです。
自分一人では開くことのできなかった扉が開け、人生が好転していきました。
生き方が分らなくて将来への不安に押しつぶされそうな毎日から抜け出した私の体験談は、この記事で詳しくまとめています。よければ合わせてご覧ください。
関連記事:【将来が不安で仕方ない人へ】私が不安から抜け出した3つの方法
生き方がわからなくなる3つの原因
生き方がわからなくなる3つの原因について解説します。
- 「ねばならない思考」に縛られている
- 他者との比較(自分の人生なんてと思ってしまう)
- 触れる情報が多すぎる
①「ねばならない思考」に縛られている
あなたの思考は「want to」ではなく、「have to」になっています。
「やってみたいこと」ではなく、「やらなければいけないこと」にとらわれている状況です。
会社やプライベートなどのいろいろな制約に縛られることで、自分の生き方がわからなくなっているのです。
②他者との比較
人はみな、無意識のうちに自分と他者とを比較しています。
自分と他者とを全く比較しないのは難しいことですが、他者と比較することで、不安、憂鬱、焦りが生まれます。
そうすると、冷静に立ち止まって自分と向き合うことができなくなってしまいます。
本来向き合うべきは自分であるにもかかわらず、他者と向き合ってしまっているのです。
③触れる情報が多すぎる
外部から取り入れる情報が多すぎる状況です。
現代は、インターネットやSNSを使えば、どんな情報でも簡単に手に入る便利な時代ですよね。
しかし、それが悪い方向に作用することがあります。
インターネットやSNSからたくさんの情報を取り入れた結果、自分の気持ちが見えなくなって混乱するのです。
みんなどうやって生きているのか?生き方に悩んでない人の特徴
原因の裏返しになりますが、生き方に悩んでいない人の決定的な特徴は次の3つです。
- 「want to(こうしたい)」を追求
- No1ではなくOnly1を追求
- 心との対話を大事にしている
①「want to(こうしたい)」を追求
生き方に悩んでない人は、「want to」をベースに生きています。
自分がどうしたいか、どうなりたいかを中心に考えているということです。
人に言われたことや世間の当たり前などは、生き方に悩んでない人にとっては、どうでもよいこと。
それよりも、「自分がどうしたいか」を中心に考えて生きています。
細かいことはさておき、「あなたはどうしたい?」という問いに対して、こうしたいと頭に浮かぶ答えはありますか?
②No1ではなくOnly1を追求
他者との比較はしません。
自分の気持ちに正直になり、自分らしく生きることを考えています。
自分にしかできないこと、自分だからできることを追求し続けています。
他者は関係なく、あなたが「自分らしい」と思えることはなんでしょうか?
③心との対話を大事にしている
自分の気持ちと対話する時間をとっています。
自分の正直な気持ちに耳を傾けて、些細な気づきや違和感を見落とさないようにしているのです。
多くの人は、無意識のうちにひとり時間を過ごしています。
通勤・通学の時間、家事の時間、仕事の休憩時間、入浴中の時間などです。
ですが、生き方に悩んでない人は、「毎日22時からは自分と向き合う時間にする」というように、意識してひとり時間を確保しています。
それだけ、自分の気持ちと対話する時間を大切にしているのです。
生き方がわからない状態を打破する方法(3つのステップで解説)
生き方がわからない状態を打破する方法を3つのステップにわけて解説します。
一つずつ取り組んでいけば、「生き方がわからない」状態から少しずつ抜け出せます。
難しく考える必要はないので、まずは自分の正直な気持ちに向き合ってみてください。
- 自己理解を深める
- want toをクリアにする(have toとの切り分け)
- 自分が作った小さな箱から飛び出してみる
step①:自己理解を深める
自分の気持ちを紐解く
まずは、さまざまな情報で覆いかぶさった自分の気持ちを紐解くことが重要。
自分のなかには、自分の知らない自分がいるので、自分ひとりではなく、第三者との対話をおすすめします。
これは「ジョハリの窓」と言われていて、「自分から見た自分」と「他者から見た自分」を切り分けて考えるという心理学のモデルのひとつです。
参考:ジョハリの窓
本当の自分を知ることができる2つの質問
自己理解を深めるにあたって、以下の質問について考えてみてください。
- もう一度人生をやり直すとしたらどんな生き方をする?
(どこで暮らす?どんな学校へ行く?何をする?) - 過去に誰かにあらがった経験は?
(どんな時に、どんなことであらがった?)
ex:本当は、美術の大学に生きたかったけど、親が国立大学を進めてきたことにあらがった。
この2つの質問について考えることで、自分が求めている「本当のこと」が明らかになります。
①については、生まれてから一生を終えるまでのストーリーを考えてみましょう。(実現性のないストーリーでOK)
②は、これまでの人生を1年ごとに振り返ってみましょう。
ほんの些細なことでもよいので、周りの意見やアドバイスに反抗の気持ちが生まれたエピソードを思い起こしてみてください。
サービスを使ってみる
いきなり第三者との対話は難しいと思う人には、キャリアカウンセリングサービスを使ってみるのがおすすめです。
私は20代半ばからカウンセリングサービスを使うようになって、人生の迷いや悩みが圧倒的に少なくなりました。
プロのカウンセラーに自分のことを話すと、不思議と自己理解が深まります。
自分のことを客観的に理解することができていると、適切に対処することができるようになるんですよね。
少し前も、漠然と「会社を辞めたい」ということを相談したところ、辞めたいと思っている理由がワークライフバランスの悪さにあるということに気づきました。
人生の悩みって感情が複雑に絡み合ってるので、人に相談してはじめて自分の本心に気付けるということが多々あります。
ちなみに、キャリアカウンセリングのサービスはポジウィルキャリアが圧倒的に質が高くて人気です。
無料相談をやっているので、それを受けるだけでもかなり自己理解が深まったり、もやもやの解消につながりますよ。
軽い気持ちで相談してみていいと思います。
関連記事:ポジウィルキャリアを実際に使って感じたことを詳しくレビュー
関連記事:キャリア相談/カウンセリングサービスおすすめ12社をランキング付け
step②:want toをクリアにする(have toとの切り分け)
want toを設定してみる
自己理解を深めたら、次はwant toを設定します。
ここでポイントになるのが、現状の外にwant toを設定するということ。
ここでいう「現状」とは、今の自分の延長線上に訪れる未来のことです。
「今持っているスキルや経験を踏まえたうえで、実現可能であろう未来」ともいえます。
「現状の外」ということは、今持っているスキルや経験は一旦無視してOKということです。
自分ではwant toだと思っていても、have toが入り混じるケースが多くあります。
want toはhave toの延長にあるものではありません。
want toと現状は無関係
want toと現状は無関係です。
なので、突拍子もないことでも全く問題ありません。
むしろ現状とはかけ離れていることのほうがwant toの設定としては正しいと言えることが多いです。
でも、どうしても現状に引っ張られてしまうものですよね。
自分ひとりで考えるのは難しいという人は、ここでも第三者との対話を取り入れることがおすすめ。
第三者と対話することで、自分の本当の気持ちを捉えることができます。
step③:自分が作った小さな箱から飛び出してみる
日常にある小さなwant toを実現する
want toをひとつずつ叶えていくと、自分らしい生き方ができる思考サイクルに変わっていきます。
とはいっても、want toになにを設定すべきか迷うこともありますよね。
なにも最初から壮大なwant toを実現する必要はありません。
日常にある小さなことでもよいのです。
want toはささいなことで良い
例えば、あなたは仕事で忙しく、食事はいつも外食やデリバリー・レトルト中心の生活だったとします。
でも自己理解を深めて気づいたwant toに「ていねいに暮らす」というものがありました。
「朝、白湯を飲む」「ちょっと良い食材で自炊をする」もしくは「5分だけ瞑想をしてみる」というものも立派なwant toです。
このように身近にある小さなwant toを重ねていけば、少しずつ自分らしい生き方ができる思考サイクルへと変わっていきます。
そうすれば、おのずと大きなwant toの実現に繋がっていきます。
注意点:生き方がわからない時にやってはいけない2つこと
生き方がわからないと思い始めると、つい焦りが出てくるものです。
しかし、そこでやみくもに動いてしまうと、ますます焦りが大きくなってしまいます。
生き方がわからないと悩んでいる時に次のことをやってしまうと、状況が悪化してしまうので注意が必要です。
- SNSサーフィン
- ネガティブな人や自分らしくいれない人と会うこと
①SNSサーフィン
「なにかを調べなければいけない」「なにか動き始めなければいけない」との思いから、SNSやインターネットでやみくもに検索してはいませんか?
悩んでいる時にSNSサーフィンをするのは逆効果。
インターネットやSNSは、情報を入手するにはとても便利なツールですが、情報過多です。
一度にたくさんの情報に触れることで、ますます自分のやりたいことや動いていくべき方向性がわからなくなります。
SNSと日常を完全に切り離すことは難しいかもしれませんが、見る頻度や時間を減らすだけでも十分効果はあります。
機内モードにしたり電源を切ったりと、少しだけ情報から離れる時間をとってみてください。
②ネガティブな人や自分らしくいられない人と会うこと
want toを設定して、自分らしく生きようとすると、必ずドリームキラーが現れます。
ドリームキラーとは、あなたのwanto toを妨害しようとしてくる人です。
参考:ドリームキラー
簡単に言えば、「無理だよ」「できるわけない」ということを言ってくる相手。
ドリームキラーは身近な人だったりする
ドリームキラーは他人ということもありますが、意外と身近にいる人であることも多いです。
例えば、親や友達、恋人、上司や同僚などです。
悩んでいる時は、第三者との対話がヒントになることも多いので、身近な人に相談するのは良いことです。
しかし、相手がドリームキラーの場合は話は別。
あなたのwant toを否定してくるのであれば、生き方がわからないと悩んでいる時はとくに会うことは控えるべきです。
ネガティブな人や一緒にいて自分らしくいられない人とは、一時的にでも距離をおきましょう。
まとめ:生き方がわからない時は、自己理解を深めてwant toを見つけよう!
生き方がわからないと悩む人は少なくありません。
あなたの悩みはなにも特別なものではないので、安心してください。
自己理解を深めて、want toを見つけることができれば、進むべき方向性が見えてくるはず。
ひとり時間を確保しつつ、第三者との対話を通して、自分のwant toを見つけてくださいね!