サラリーマン(会社員)の副業実態【副業が今後の働き方の基本です】

サラリーマン(会社員)の副業実態【副業が今後の働き方の基本です】
この記事で解決できる疑問や悩み!
  • サラリーマン(会社員)の働き方で副業が話題になっているけど、副業を始めた方がいいんだろうか?
  • 周りのサラリーマンはみんなどうしているんだろう?

政府の「働き方改革」の取り組みの一環で、2018年に副業・兼業のスタンスが推進の方向に舵をきられました。それに伴って、副業を始める人がかなり増え始めていますね。

加えて、時間外労働(残業)の上限規制も導入され、収入の減少や空いた時間の有効活用という意味合いからも副業への関心度は一気に高まっています。

この記事の内容
  • 副業をしている人の割合
  • 副業してる人が感じている効果
  • 副業収入の実態

この記事では上記を中心に詳しく解説しています。

この記事を読むことで、「副業を始めるべきか否かという問いへの答え」が分かります。

この記事の著者
ととのえ

ととのえ
大手起業にて10年以上人事に携わり、副業制度の導入をはじめ働き方改革を推進。自身も教育系スタートアップでの講師やメディア運営など3つの複業をする。詳しいプロフィール

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サラリーマン(会社員)の副業実態

こちら、私のTwitterで簡単なアンケートを取ってみました。

みなさん副業やってますか?

— ととのえ|複業会社員 (@totonoe_san) March 13, 2021

みなさん副業やってますか?

  • やっている:22.6%
  • やっていない(やる予定):16.5%
  • やっていない(興味はある):48.7%
  • やっていない(やる予定はない):12.2%

私のフォロワーさんは、副業への興味が高い人が集まっているので、「副業を行っている」「副業を行っていないが興味がある」人の割合が高めに出ていると思います。

それでもサラリーマン(会社員)の副業への意識はかなり高いというのが、ざっくりとした会社員の副業実態です。

サラリーマン(会社員)で副業をしている人の割合

兼業・副業の実施状況(個人調査2021年)

出典:兼業・副業の実施状況(個人調査2021年)(株式会社リクルートキャリア)

上記はリクルートの調査ですが、今現在副業を実施している人が9.4%今後副業を実施する意向のある人は46.5%にも昇ります。

足し合わせると、55.9%の人が副業に対してポジティブな回答となっています。

ととのえ

2人に1人は副業をやりたいと考えているんですね。
副業解禁の動きが始まったのが2018年からになるので、まだまだこれから副業を真剣に考える人は増えていくに違いないですね。

実際に私が働きている会社でも、人事部への副業の問い合わせが爆発的に増えています

感覚的に今年の問い合わせは、昨年に比べて3倍くらいに増えているイメージ。

私の会社は残業がほぼなくので、いわゆる一般的に言うホワイト企業です。

仕事後の時間を有効活用したいというニーズがここ数年で一気に増えてきていますね。

でも、まだ副業を解禁していない企業が多いのも事実。

そもそも企業は不合理に副業を禁止することはできないのですが、副業に対してネガティブな印象を持っている会社がまだ多いですね。

この辺りの理由は、こちらの記事「【悲報】副業禁止はおかしいが抵抗しても時間のムダな理由」が参考になります。

副業をしている人はどんな効果を実感しているのか?

兼業・副業を実施して感じたこと(個人調査2020年-2021年比較)

出典:兼業・副業に関する動向調査結果(株式会社リクルートキャリア)

4割強の人は収入がアップしています。

収入面だけではなく、副業によって本業を効率をより強く意識するようになったり、新しい発想を得ることができる、といった効果も多くあります。

これは以前私がしたツイートです。

30歳で遅ばせながら複業始めたら、❶経済的に余裕が出て家族サービスの質が上がり、❷会社に依存しなくてよくなったことで心の安定が生まれ、❸やりたいことがやれて活力が上がり、❹新しいスキルが身について市場価値が高まり、❺これまで出会えなかった人脈が増えた。だからおすすめです。

— ととのえ|複業会社員 (@totonoe_san) March 13, 2021

副業をしている人の約9割は収入アップを目的にしています。

私もはじめて副業をした時には、収入を上げたいという下心があったのですが、実際にはじめてみると、スキルアップの効果をかなり実感しています。

企業で働いていると、社内調整や根回し、実際には使われないような念のための資料作成等、「仕事」ではなく「仕事ごっこ」をしていることが多いんですよね。

でも、副業ってダイレクトにお客さんに向き合うケースが多いので、すごくリアルなビジネス感覚やビジネススキルが身に付きます。

ととのえ

ベンチャーなどのサイズが小さい企業であれば、仕事ごっこは少ないと思いますが、旧態依然とした大企業であればあるほど、副業によってスキルアップが望めます。

これを見ると、「サラリーマン(会社員)って全員副業をやった方がいいんじゃないの、最強じゃん」って思いますよね。

でも本当にそうなのかを一歩踏み込んで良く考えてみることが大切です。

私なりの考えをこちらの記事にまとめました。

≫「サラリーマン(会社員)×副業」って本当に最強なのか?答えはNO

サラリーマン(会社員)の副業収入

先ほど、「収入が増えたと回答した人が多い」というデータを紹介しましたが、こちらは、「実際にどれくらいの収入を得ているのか」というデータです。

※パーソル総合研究所が実施した副業実態・意識調査結果です。

副業の平均月収

出典:副業実態・意識調査結果(パーソル総合研究所実施)

副業による平均月収は約7万円ですね。

毎月本業の収入に加えて7万円の収入が加わると考えると、結構ゆとりが生まれるのではないでしょうか。

でも一方で、時給換算すると1,652円とあまり高くないのが実態です。

ととのえ

私もそうだったのですが、最初はなかなか上手く収入アップに結び付けることができません。

すぐに稼ぎに繋がる「フロー型」の副業と、すぐに稼げずとも仕組を作ることで徐々にじわじわと収入が増える「ストック型」と、2種類の副業がありますが、それぞれの特性を理解したうえで、組み合わせて取り組むことが大事ですね。

フロー型とストック型の副業については、こちらの記事で詳しく解説しています。

≫サラリーマン(会社員)向け副業の始め方【5つのステップで詳しく解説】

時代に乗り遅れないように副業を始めよう

人事をやっていて強く感じることは、「これから会社員は絶対に副業をやった方が良い」ということです。

理由は大きく2つです。

副業をやった方が良い理由
  1. 企業で働く経験だけではスキルが足りない
  2. 企業で年収を上げるハードルがかなり高くなる

順番に解説しますね。

①企業で働く経験だけではスキルが足りない

今はVUCAの時代の真っ只中です。

技術革新によって時代のスピードが劇的に速くなっています。

トレンドをリアルタイムでとらえて、そのトレンドに呼応する形で価値提供していくスキルが大事になります。

でも、正直なところ、企業の中でそのスキルがきちんと身に付くかというと正直厳しいというのが私の考えです。

ちょっと毒っぽい表現で申し訳ありませんが、50代60代のデジタルを使いこなせないおじさん社員が会社の上席に座って会社のハンドリングをしていては、スピーディーな経営は難しくなります。

こうした会社では、先ほどお話したように、「仕事」ではなく「仕事ごっこ」が増えるばかりで、本当の仕事に必要なスキルがなかなか身に付きません。

ととのえ

独立できる人は独立すれば良いんですが、そうでなければ副業でスキルを磨きましょう。

②企業で年収を上げるハードルがかなり高くなる

これからの人事制度はどんどん成果主義にシフトします。

例えば、日本を支える基幹産業の自動車系のメーカーを見てみると、異業種の参入によって競争が激化し、勝ち抜くために研究開発費が過去類をみないレベルに膨れ上がっています。研究開発費だけでなく設備投資費もかなり高い水準になっています。

研究開発費や設備投資費をどの様に捻出するかというと人件費を極力下げて捻出します。

残業をゼロにするということは当然のことながら、成果を出せない人に高い給料で処遇するなんてことは当然できません。逆に優秀な人には、例え残業代がなかったとしても処遇に対して満足してもらわなければいけないので、これまでよりも高く処遇をします。

20:80の法則があるように、会社を支えているのは、トップ20%の優秀な社員たちです。

トップ20%で居続けることができれば、ガンガン昇進を狙って年収を上げれば良いのですが、そこはレッドオーシャンです。

ととのえ

そうせずとも市場が右肩上がりに広がる副業をはじめるというのは賢い選択なのではないかと思います。

副業をはじめるならまずはここから!

副業は戦略が大事なので、副業を始めるなら、まずはこちらの記事を読んでください。

≫サラリーマン(会社員)向け副業の始め方【3つのステップで詳しく解説】

必ず役立ちます。

その記事の中でも紹介していますが、まず副業を始めるなら、次の2つの副業サービスは登録必須です。

クラウドワークス

クラウドワークスは、国内最大規模のクラウドソーシングサービスです。

クラウドソーシングサービスとは、インターネット上で仕事を受注し、それを納品することで対価を得るという形の副業です。200種類以上の仕事があるので、一度登録してどんな案件があるのかを見てみましょう。

副業戦略を立てるうえで、まず大事なことは「市場の動向を捉える」ということです。自分のスキルが活かせそうな副業案件があるのかをざっと眺めてみましょう。

≫クラウドワークス公式サイト

ビザスク

ビザスクは、自分の経験やスキルを活かしてスポットコンサルを行うことで対価を得るという形の副業です。

ビザスクに登録しているアドバイザーの7割以上は会社員です。本業で得た知見や経験をもとに1時間のアドバイスをするという副業なので、数年のビジネス経験があれば誰でもできる副業です。

しかも、1時間のアドバイスの平均的な謝礼金がなんと1.5万円というかなり高単価の副業です。

私もビザスクでスキマ時間を使って月に3万円ほどの収入を得ています。

ビザスクについては、こちらの記事で詳しく解説をしています。

≫ビザスク公式サイト

関連記事:【ビザスクの評判と口コミ】結論:ビザスクは会社員に超おすすめです

まとめ:サラリーマン(会社員)の副業実態

今回の記事では、副業の実態について解説しました。

多くのサラリーマンが副業を選択肢としてキャリアを考えています。

私の場合は副業を軌道に乗せるのに1年くらいかかりました。やっぱ会社員の仕事とは違ったスキルが求められる分、適応するのにある程度の時間がかかります。

そういった意味で、一日でも早く副業へのチャレンジを始めることが大事ですね。

それでは、この記事はこれで以上となります。

この記事が、副業への一歩を踏み出すことにお役立てできていれば幸いです。

関連記事:「副業の資金が足りない」を解決する軍資金調達方法【5万円~調達可】

関連記事:サラリーマン(会社員)向け副業の始め方【3つのステップで詳しく解説】

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