- 読書のスピードが普通の人と比べてかなり遅い…
- 速く本が読める人がうらやましい…
- どうやったら速読できるようになるんだろう?
こんにちは、ととのえです。
年間200~300冊の本を読んでいます。
今回は、こんな悩みを解決する記事を書きました。
私も昔は、本を読むスピードが遅く、一冊読むのに1ヵ月くらいかかっていました。遅すぎですね。
読むスピードが遅すぎて、読んでいる途中に序盤の内容を忘れてしまうこともよくありました。
そんな私でも、真剣に読書をはじめて読み方を学ぶうえで、読書スピードがかなり上がり、今では一冊1,2時間あれば読めるようになっています。
この記事では、そんな私が身に付けてきた、速読のノウハウをがっつりと解説したいと思います。
この記事を読むと、読書スピードが上がる方法が分かり、さらに、読書量が増えることでこれまでとは異なるレベルの成長を手にすることができます。
ととのえ
キャリアコーチング、メディア運営、人事コンサルタントとして3つの事業を立ち上げて運営する起業家兼複業家。MBA(経営学修士)取得。
読書スピードが遅い人の特徴と原因
読書スピードが遅い人の特徴と原因、ずばり次の2つです。
読書スピードが遅い2つの原因
- 頭の処理速度が遅い
- 一字一句丁寧に読みすぎている
一つずつ順番に見ていきますね。
原因①:頭の処理速度が遅い
文字という情報を頭のなかでどれだけ高速で処理できるかが、読むスピードにダイレクトに影響します。
頭の処理速度が速い人は、次々と文字情報を取り入れても、ササっと整理整頓できます。
一方で、処理速度が遅い人の場合は情報処理できずに脳がフリーズしちゃうんですよね。
この違いが大きいです。
私も昔は脳の処理速度がかなり遅かったことで、ゆっくりしか読めませんでした。
でも、これは「読み方を変えること」と「トレーニングをすること」の2つで解決できますので、後半で詳しく解説します。
原因②:一字一句丁寧に読みすぎている
一冊のビジネス書で約12万文字と言われています。
この12万文字を全て丁寧に読もうと思うと、誰でもかなり時間がかかります。
そして、この12万文字全てに見落としてはいけない大事なエッセンスが詰まっているかというと決してそうではないです。
「全てをしっかりと読まなければいけない」という固定概念が読書スピードが遅い要因の一つです。
平均的な読書スピードは?
本を読むスピードって一体どれくらいが普通なんでしょう。
スピードを上げるにはある程度のトレーニングが必要ですが、目標なしに頑張るのは辛いので、一旦、平均スピードを一つの目標にしましょう。
日本人の平均的な読書スピードは1分あたり500文字
1分あたり500文字と言われてもピンとこないですよね。
ビジネス書一冊で約12万文字なので、120,000÷500=240なので、一冊あたり240分=4時間ですね。
一般的な本(200ページ)が1時間で読めます
ちなみに、私はだいたい一冊1時間弱で読んでます。
特別頭が良いわけではないです。むしろ中高時代は偏差値40以下だったので、けっして頭が良いとは言えないです。
なので、誰でも正しい読書の方法を身に付けて、本を読むトレーニングを積み上げていけば、読むスピードが上がります。
私の経験から言うと2年くらいで平均的なスピードには上がると思います。
速く読めれば良いわけではない
まず、前提として理解しておかなければいけないことは「決して速く読めれば良いわけではない」ということです。
よく「一冊10分で読める」みたいな話を聞きますが、内容をしっかりと理解できていない場合がほとんどです。
全く意味ないですよね。
頭に入る速読こそあるべき姿
頭に入る速読を目指すべきです。
本は内容を理解して自分の成長に繋げることが大事なので、スピードよりも内容を理解することを優先させるべきです。
めざす姿の優先順位を表すと次のとおりです。
- 速くて、理解度が高い
- 遅いけど、理解度が高い
- 速いけど、理解度が低い
- 遅くて、理解度も低い
読書スピードを上げる2つの方法
読書のスピードをあげるなら、基本的にこの2つを実践すればOKです。
読書スピードを上げる2つの方法
- 読む順番は「マクロからミクロへ」
- 読み方は「講演方式ではなくインタビュー方式」
上記言葉の意味がよく分からないと思うので、順番に解説しますね。
方法①:読む順番は「マクロからミクロへ」
いわゆる、大枠から捉えて詳細に進むということです。
速く読むには、脳の処理速度を上げることが一番大事なのですが、脳の機能そのものを上げることはかなり時間がかかりますよね。
なので、すぐにできる方法として、「脳が処理しやすいように情報を入れる」ということがおすすめです。
NGな読み方は、本を1ページ目から順番に読んでいく読み方です。脳がスピーディーに処理できないんです。
「3回読み」でマクロからミクロの流れをつくる
マクロを押さえてミクロに入るための方法としておすすめな読み方は、「3回読み」です。
「え?3回も読むの?逆に時間がかかるじゃん」と思ったかもしれませんが、違います。
1回目は、目次とタイトルだけを読みます。5分で。
これで、この本の構成を掴むことができます。
2回目は、本の中で自分にとって大事なことが書かれていそうな見出しの部分のみを少しだけ読みます。
あるいは、本によっては、大事な部分が「太字」「マーカー」「まとめ」というように分かりやすく記されているケースが多いので、その部分のみをざっくりと読みます。
時間は10~15分です。
そして最後の3回目は、内容をしっかりと読んでいきましょう。
この3回目を読む時には、マクロ(全体像)が概ね理解できていると思います。
方法②:読み方は「講演方式ではなくインタビュー方式」
読み方で最も大事なことは、情報を取りに行く姿勢です。
以下のように、講演会とインタビューで考えると分かりやすいんです。
- 講演会
基本的に受け身。ぼーっとプレゼンターの話を1から10まで順番に聞く。 - インタビュー
主体的なスタンス。自分に必要な情報を聞く。全てを聞くのではなく自分に必要な箇所のみ。
分かりますか?
本って一冊まるまる全てが自分にとって大事な情報かというと、実はそうでもないんですよね。
本当に大事なことは、約20%程度と言われています。
この自分に必要な20%を目次を見ながら探して、大事なところから読み始めましょう。
1ページ目から順番に読むのは非効率です。
読書の効果をしっかりと高めることも大事
読書って読むことが目的ではなくて、何かの成果を高めることが目的であるべきですよね。
例えば、「仕事で成果を出す」とか、「資格試験に合格する」みたいに。
そうなると読書はスピードだけではなく、「効果」をしっかりと高めていくことが大事です。
効果を高める読書法については、こちらの記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
≫読書の効果を3倍に引き上げるコツ【年300冊を血肉に変えてます】
時には遅読も大切です。
読書を効率的に、かつ効果的に読むうえで大事なことは、「緩急」です。
大事な所はじっくりと、そうでない所はスピーディーに。
速読のみを追求しようとすると、「全てを速く読まなきゃ」って思いがちなんですが、本当に大事な部分は内容をしっかりとかみ砕けるようにじっくりと読むことが大切です。
私も、1ページに5分以上かける所もあります。
本を読むのが苦手な方へ
こちらは、おまけの情報なんですが、実は革命的に役立つことをお話します。
人って、情報を取り込む時に、活字が得意な人と苦手な人がいるんです。
私は本を1,000冊以上読んできているので、活字に何のアレルギーもなくなったのですが、実は元々はかなり活字が苦手でした。
逆に音声だと驚くほどスッと情報が入ってくるんです。
読書スピードが遅いことを課題認識している人は、少なくとも活字が苦手なタイプだと思うので、音声で読書してみることをおすすめします。
Amazon Audibleを使うと、通勤の電車や運転中、また家でも家事をやりながら聞くこともできるので、読書がかなり捗ります。
ちなみに、一冊無料なので一度試してみるのが良いです。
Audible
(活字が苦手な方向け、耳で聞く読書)
まとめ:読書スピードを5倍にする方法
今回の記事では、読書スピードを上げながら、かつ効果を最大化する方法について解説しました。
読書をすると、知識の幅が圧倒的に広がり、仕事の成果が上がるだけでなく人生が豊かになります。
私は本気で読書をはじめてかれこれ10年くらいになりますが本当に読書をしていて良かったと心から思います。
読書1,000冊で人生が大きく変わった私のエピソードもまとめていますので、そちらも良ければご覧ください。