読書の効果を3倍に引き上げるコツ【年300冊を血肉に変えてます】

読書の効果を3倍に引き上げるコツ【年300冊を血肉に変えてます】
この記事で解決できる疑問や悩み!
  • 読書しているけど、いまひとつ仕事の成果に繋がるような効果的な読み方ができていない
  • 効果的に読書するコツを知りたい

この記事では、こんな悩みを解決する内容になっています。

これは、私の昔の上司(元外資系金融で働く年収3,000万円超えのスーパービジネスマン)の言葉です。

凄い上司

ビジネス書はゲームで例えると”攻略本”。
読まずにビジネスに挑むなんてあり得ない。

また次のような教えも。

凄い上司

読んだ本の冊数を自慢げに語るビジネスマンは二流。
最小限の読書時間で最大限の成果を生み出してこそ一流。

ビジネス書は読むことが目的ではなく、読んだ本のノウハウを仕事に反映させて成果に結びつけることが目的

それ以来、年間約300冊のビジネス書を読む中で、試行錯誤を繰り返し、効果がでる読書術を身につけてきました。

※効果的に読書するスキルを身に付けたら勝ち組です

文化庁の調査では、日本人で1ヵ月に1冊も本を読まない人の割合は47%です。
参考:国語に関する世論調査

ほとんどの人って本を読まないんですよね。なので、効果的に本を読むスキルを身に付けて読書を積み上げると、確実に仕事で上位に行けます。

この記事では、読書の効果をガツンと引き上げるコツを惜しみなく紹介したいと思います。

本気で役立ったおすすめ書籍も厳選して紹介しています。

この記事の著者
ととのえ

ととのえ
年間200〜300冊の本を読む読書好き。インプットの効率や効果を上げることを日々研究。複業家。キャリアコーチ。MBA(経営学修士)取得。詳しいプロフィール

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読書の効果を3倍にするコツ

読書の効果を3倍にするコツ

読書の効果をガツンと高めるためには、次の4つの観点が大事です。

読書の効果を高めるための4つの観点
  1. 本の選び方
  2. 本を読む前の準備
  3. 本の読み方
  4. 本を読んだ後のアクション
ととのえ

よく3番目の「読み方」のみにフォーカスされがちですが、実は、それだけでは効果が全然高まらないんですよね。

それではこの4つの観点にもとづいて、コツを詳しく解説していきます。

読書のコツ①「本の選び方」

本の選び方

読書の効果を高めるうえで、「どの本を選ぶか」という点が一番重要です。

なぜなら、自分にとって役立たない本を読むことは時間のムダでしかないからです。

ポイントは2つです。

  • Amazon評価の高い本を読む
  • 「面白そう!読みたい!」と思った本を読む

Amazon評価の低い本は、やっぱり微妙

パッケージとタイトルに力を入れて中身がスカスカという本って結構多いんですよね。

なので、私は基本的に評価4.0以上の本を中心に読むようにしています。

評価3.5以下の本は基本的に読みません。

「面白そう!読みたい!」と思った本を読む

興味のないことを勉強することほど辛いと感じることってないですよね。学校の勉強がその典型です。

そんな状態で本を読んでも、その学びが体に染み渡ることはありません。

なので、「ランキングで上位に入っているから読んでおいた方がいいかな」という思想は捨てましょう。

義務感なく、タイトルを見てビビッときた本のみを読みましょう。

読みたいと思ったそのタイミングを逃さないことも大事

興味関心があるその瞬間に読むことが一番学びが深まります。

その瞬間を逃さないことが大事です!

なので、「面白そう!」っておもったらその場ですぐに買いましょう。

読書のコツ②「本を読む前の準備」

本を読む前の準備

読書の効果は、読む前の行動でその7割が決まります。

やるべきことは一つです。

その本を読むことで「何を得たいのか(課題)」を明確にするということです。

読書そのものを目的化しない

先ほどの上司からの教えにもあった通り、読書は「ただの手段」です。

読書の目的は、「自分の行動に変化を起こし、成長する/成果を高めること」にあります。

本を読むことを目的とせずに、真の目的を常に念頭に置いたうえで効果的な読書法を考えることが、まず何よりも大事なことです。

私は20代前半の頃、約10万円を投資して「速読術」のスクールに通っていましたが、そのスクールでは、「目の動きを鍛えることで、文字を素早く認識できるようにする」という内容でした。

目の動きを鍛えるということは、読書を効率化する大事な要素の一つですが、そこに焦点をあてても仕事の成果には繋がりません。

追及すべきは、本を読むスピードではなく、 ‪「投入した本代・時間」に対する「自分の行動の変化度」です。

読書は必要な情報を取りに行く作業

本一冊の文字数は、約10万文字です。その10万の文字全てを理解し血肉に変えることは、0.00001%の天才以外は不可能です。

では、どうすればいいかというと、10万文字の中から、自分にとって重要度の高い箇所を優先的に見つけ出しながら読めば良いのです。

本を読む前に、自分にとって

  • 「何が課題なのか?」
  • 「どんな情報を得れば良いのか?」

という点を明確にすることが重要です。

ととのえ

得たいこと(課題)を明確にして読まないと、読書そのものが目的になってしまいますからね。

読書のコツ③「本の読み方」

本の読み方

効果を高める読み方には5つのコツがあります。

効果を高める読み方のコツ
  1. 目次通りに読まない
  2. 全てしっかり読まない(目から鱗と感じる所のみ重点的に読む)
  3. アイデアを考えながら読む
  4. 3回読む
  5. 一気にたくさん読む

順番に解説します。

①目次通りに読まない

効率的、効果的に本を読むうえで大事なことは、自分にとって「重要な部分」or「気になる部分」から順番に読むことです。

本は、自分にとって重要な順番に書かれているわけではなく、筆者にとって重要な順番で書かれているケースが多いです。

具体的に言うと、よく最初の方のページに、本を執筆するに至った背景などが、書かれているケースが多く見られます。

これは筆者にとっては最初に伝えたいことですが、読者からすると、全くどうでも良いことです。

ととのえ

目次を見て、「得たいこと(課題)」が書かれているページを開いて、いきなり一番重要な部分から読み始めましょう。

②全てしっかり読まない(重点思考で読む)

本に書いてあることの全てが自分にとって重要なことではありません。

私の感覚では、一冊の本のうち、70~80%は自分にとって重要でないことが書かれています。

「せっかくお金を払って買ったんだから、全部読まなきゃ」という気持ちになるのは分かりますが、この心理が働きすぎると、本を読むことが目的になってしまいます。

常に「得たいこと(課題)」に照らして、重要かどうかを考えながら、必要箇所のみをつまみ食いするような感覚でインプットすることが大切です。

「目から鱗」と感じる所のみ重点的に読む

一方で、「おぉ!これは目から鱗だ!」と感じる部分は、あなたの「得たいこと(課題)」に対して完全に合致している部分なので、しっかりと読みましょう。

既に「ある程度知っている」のであれば、読む時間はムダです。

「理解するのが難しい」部分についても、今読む必要はありません

どうしても理解しなければいけない内容でない限り、理解するのに時間がかかりすぎるので、読むのをやめましょう。

ととのえ

私は、少し読んで理解が難しい本は、読むのをやめて、Youtubeやネットの記事などで、簡単に解説されているものを見るようにしています。

③アイデアを考えながら読む

本で読んで得たノウハウは、実際の仕事に反映させることではじめて成果に繋がります。

なので、効果を発揮するうえで一番重要なことは、「仕事に反映させるアイデアを考えながら読む」ことです。

ただ「なるほど~」と思いながら読み進めるのではなく、書かれていることのノウハウを全て自分の仕事に当てはめてみましょう。

こうすることで、自分の行動が次々に変化し、成長や仕事の成果に繋がっていきます。

ととのえ

読んでいてアイデアが思い浮かばない本は、「得たいこと(課題)」にフィットしていない本の可能性が高いので、思い切って読むのをやめてしまいましょう。

④3回読む

人間の記憶力は、とても儚いものです。本を読んでも、1時間もすれば、多くのことは記憶の彼方に行ってしまっています。

そこでおすすめなのが「3回読む」という読書法です。

1度目…5分で全体を読む

2度目…大事な部分を探ししっかり読む

3度目…復習で大事な部分のみ読む

大事な部分を繰り返すことで記憶の定着を図ることができます。

⑤一気にたくさん読む

1冊の本で、「得たいこと(課題)」に対する解決策を全てインプットできることはまずありません。

そういった意味で、あるテーマに対して少なくとも、10冊は一気に読むことをおすすめします

1冊で全体を網羅されている良書もありますが、多くは理論に偏りがあり、必要なノウハウの全体感を掴むことができません。

私は少なくとも10冊をパラパラと流し読み、そのノウハウの全体像を体系的に捉えたうえで、特に重要だなと思うパートの本をじっくり読みます。

  • 初めてマネージャーに昇進した時
  • 社内で異動して新しい仕事に就く時
  • 目の前に大きな壁が立ちはだかった時
ととのえ

こうした時には必ず一気読みをして乗り越えてきました。

本を一気に読むには、「Kindle Unlimited」がおすすめです。

月額980円で本が読み放題なので、月に2,3冊読んだらもとが取れます。コスパ最強です。一気読みにおススメです。

ちなみに、30日間無料なので、一度は試してみて、もし合わなければ解約すればよし。

Kindle Unlimited
(多読でインプット量に差がつく、定額読み放題)

【公式HP】https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs

読書のコツ④「本を読んだ後のアクション」

本を読んだ後のアクション

本を読んだだけでは、何も変わりません。仕事の成果も全く変わりません。

本を読んで「行動」を変えてはじめて、読書の効果が発揮されます。

行動を変えるためにやること

私が行動を変えるためにやっていることは1つだけです。極めてシンプルです。

「本から学んで自分に取り込みたいことを1つだけ書き出して実践する」ということです。

これだけです。ポイントは実践することを「1つ」に絞ることです。

ととのえ

よく読書ノートとかを見ていると、やるべきことを5~10個書き出しているのを見ますが、人はそんなに一気に行動を変えれません。

行動を一つ変えるのはすごく大変なことです。

なので、最も大事な1つに絞り込み、その一つをしっかりと意識して実践することが一番効果的です。

以前は、意識すべきことを3つで整理していましたが、3つも意識できませんね。結局のところ1つが良いです。

「読書の効果が上がらない」お悩みQ&A

「読書の効果が上がらない」お悩みQ&A

Twitterでよくいただく読書に関する悩みのQ&Aです。

読書の効果を高めるうえで役立つヒントになると思います。

Q.読書に集中できない時にどうすればいいですか?

おすすめすることは2つです。

  • 全部読むことをやめる
  • 「読む」のをやめて「聞く」

全部読むことをやめる

「一冊を隅々まで読まなきゃ!」という呪縛が本の興味を失わせ、さらに集中力を阻害します。

なので、「精読」をやめて「多読」に切り替えるのがおすすめです。本は、「2割読めば吸収すべきことの8割は得られる」と言われていますからね。

先ほども紹介しましたが、多読はKindleUnlimitedを使うのが圧倒的におすすめです。

なんたって、200万冊ありますからね。

「読む」のをやめて「聞く」

私は2017年くらいから本を読むだけではなく、Audibleなどを使って本を聞くことを取り入れました。

Audibleは、本の内容を音声で読み上げてくれるサービスです。

ととのえ

活字だと集中できなくても、誰かの話を聞くかたちにすると頭にスッと入ってくるんですよね。

また、聞くスタイルだと、車の運転中、家事の最中、散歩中といった本来他のことができずにいたデッドタイムを学びの時間に充てることができるので、かなり読書量が増えます。

私の場合、1日1~2時間くらいは読書時間が増えています。

ちなみに、Audibleは登録すると無料で1冊本がダウンロードできます。どんな本でもOKなので、ちょっと値段が高い本を一冊ダウンロードしておきましょう。

Audible
(ながら聞きができる、耳で聞く読書)

【公式HP】https://www.audible.co.jp

※「読書に集中できない」とお悩みの方に、こちらの記事で解決法を詳しく解説していますので、合わせてどうぞ。

関連記事:「読書に集中できない」を即解決した5つの極意【経験談で解説】

Q.読むスピードが遅くてどうしても時間がかかってしまいます。

全部読むのをやめましょう。

私も昔は一冊隅々まで読んでいました。本で書かれていること全てを吸収しようと一生懸命になっていたんです。

でも読み終えて分かったことは、次の日になると内容の一割も頭に入っていないという悲しい事実です。

隅々まで読むとどうしても時間が多くかかってしまうんですよね。

なので、必要箇所のみをつまみ食いする感じで読み進めていきましょう。

本の要約サイトflier(フライヤー)もオススメです。本が1冊10分で読める分量で要約されているので、サクッと概要を掴むことができます。

料金は、月額2,200円ですが、今はキャンペーンをやってて1,980円なのでお得です。

本1,2冊の金額で、要約された本が読み放題って考えるとかなりお得だと思います。私もよく使っているサービスです。

flier(フライヤー)
(一冊10分でスキマ時間でのインプットに差が出る)

【公式HP】https://www.flierinc.com

ととのえ

要約版で概略を掴んでから、本を読むと内容の理解がしやすいので、読むスピードが格段に上がり、おすすめです。

※「読むのが遅い」とお悩みの方に、こちらの記事で解決法を詳しく解説していますので、合わせてどうぞ。

関連記事:【読書スピードが遅い人必読】読書スピードを10倍にする方法

Q.本を読む時に一番意識することは何ですか?

「いかに短い時間で、一番大事なことをしっかりと理解するか」ということです。

一言で言うと、「コスパ」ですね。

なので、「本を読んで得たいこと(課題)」を読む前に必ず明確にしますし、それがどこに書いてあるかを目次を見て探します。

そして、その部分が書かれていそうな所から読み始めます。

たとえ、それが第5章に書かれていたとしても、最初にそこから読み始めます。

Amazonで買っても読まない本も多くある

タイトルと評価を見て面白そうだなと思ってポチっても、実際に届いてパラパラと中身を見ると、「求めていた内容と違う…」なんてこともよくあります。

普通、その本に1,000円くらいお金を使っていたら、「もったいないから読もう!」ってなると思います。

でも、本当はその読む行為こそがもったいないんです。時間を無駄に使うという意味で。

なので、学習効果が望めないものは一切読みません。

Q.本を読む時間がないです。

本を読むのをやめて、本を聞きましょう。

朝起きたら、部屋のスピーカーのスイッチを入れて、スマホでAudibleをかければ、出かけるまでの間に30分の読書ができます。

出勤中、一人でランチを食べてる時間、家事の時間、スーパーでの買い物の時間、夕食の準備時間

ととのえ

このように耳が空いている時間はいっぱいあるので、この時間をうまく活用すれば、驚くほど読書が進みます!

※「本を読む時間がない」とお悩みの方に、こちらの記事で解決法を詳しく解説していますので、合わせてどうぞ。

関連記事:【読書の時間がない人へ】読書時間を生み出す3つの方法

おまけ:環境を整えると読書が驚くほど捗ります!

近年の医学で、「人の脳は環境にシンクロして働く」という様に言われています。

いわゆる、読書にふさわしい快適な環境をつくると、体、特に脳がしっかりと読書モードに入ってくれるということです。

正直、気合を入れて集中力を高めることもできるのですが、精神力に頼るのは凄くエネルギーを消費するので、環境を整えた方が良いです。

環境を整えるポイントは次の3つです。

  • 快適な室内空間にする
  • 没入できる音環境にする
  • 読書効率を高めるガジェットをそろえる

こちらの記事「驚くほど読書がはかどる環境の作り方【読書は環境が命】」で詳しく解説していますので、良かったらご覧ください。

まとめ:読書の効果を3倍に引き上げるコツ

まとめ:読書の効果を3倍に引き上げるコツ

今回は、読書の効果を飛躍的に引き上げるコツを解説しました。

最後にポイントをまとめます。

読書のコツ①「本の選び方」

  • Amazon評価の高い本を読む
  • 「面白そう!読みたい!」と思った本を読む

読書のコツ②「本を読む前の準備」

  • 本を通して「何を得たいのか(課題)」を明確にする
  • 決して読書そのものを目的にしない

読書のコツ③「本の読み方」

  • 目次通りに読まない
  • 全てしっかり読まない(重点思考で読む)
  • アイデアを考えながら読む
  • 3回読む
  • 一気にたくさん読む(Kindle Unlimitedがおすすめ)

読書のコツ④「本を読んだ後のアクション」

  • 本から学んで自分に取り込みたいことを1つだけ書き出して実践する

上記以外の大事なコツ

  • ポモドーロテクニックで集中力を高める
  • 本を読むことをやめてAudibleを使って「聞く」
  • 本の要約サイトflier(フライヤー)を使って大事な部分だけ吸収する

最後に、本を1,000冊以上読んできたなかで、「この本に出合えて本当によかった!」と思える本気で役立つビジネス書があります。

こちらの記事にまとめたので、ピンとくる本があればぜひ読んでみてください。

関連記事:【本気で役立った】20代で絶対に読むべきビジネス本13選【厳選】

それでは、今回の記事は以上となります。

この記事が、読書の効果をグッと引き上げることにお役立てできていれば幸いです。

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