「テレワーク(在宅勤務)時代に、高い生産性を上げるには、どんなスキルが必要なんだろうか…」
こんな疑問を解決する記事を書きました。
この記事では、
組織/個人の両面の視点に基づいて、
- 『テレワーク(在宅勤務)で起きた仕事の変化』
- 『生産性を高めるために必要なスキル』
という2点を解説します。
この記事を読むと、
- テレワーク(在宅勤務)に必要なスキルが分かり、生産性を上げて周りに差を付けることができるようになります。
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テレワーク(在宅勤務)時代の生産性アップに必要な3つのスキル
この3つについて、
- 必要性が高まった背景
- 3つのスキルの詳細
の順に詳しく解説します。
テレワーク(在宅勤務)によって起こった変化
テレワーク(在宅勤務)で「組織に起きた変化」
チームの”一体感”の欠如
同時に一体感もじわじわと失われています。
チームの”協力体制”の欠如
これまで、出社して同じオフィスで働いていれば、目や耳から色んな情報が自動的に入ってきました。
実は、オフィスにいるだけでかなりの情報が自動的に入ってきていたんです。
テレワーク(在宅勤務)で「個人に起きた変化」
- 非言語情報の欠落
- パフォーマンスが自分に委ねられる
非言語情報の欠落
人のコミュニケーションのほとんどは、言語情報以外の情報でやり取りされています。
[メラビアンの法則]人のコミュニケーションの構成要素を割合で表したもの
- 言語情報(話の内容など):7%
- 聴覚情報(声のトーンや話の早さなど):38%
- 視覚情報(見た目など):55%
テレワーク(在宅勤務)って、メールやチャット、WEB会議がコミュニケーションの柱ですよね。
こうした非言語情報の欠落によって、認識の相違などのミスコミュニケーションが起きやすくなっています。
パフォーマンスが自分に委ねられる
会社では、常に誰かの視線があるので、良い意味で背筋が伸びていたと思います。
でも、自宅で一人となると、モチベーションが低い時はだらけたくなりますよね。
つまり、自律できる人とそうでない人との間に、仕事のパフォーマンス差が生まれやすいということです。
テレワーク(在宅勤務)時代に必要な3つのスキル
- 組織のハブになる力
- 情報や考えを言語化して正しく伝える力
- セルフマネジメント力
組織のハブになる力
チームの一体感や協力体制が欠如する状況において、チームメンバーを繋ぐハブとしての機能を担える人はすごく重宝されます。
具体的には2つのアクションができる人です。
- チーム内コミュニケーションの仕組みを作る
- チーム内の状況を感度よくキャッチし必要な人に伝える
チーム内コミュニケーションの仕組みを作る
例えば、次の様な取り組みです。
- TeamsやSlackの上手な活用方法をまとめてチーム内に共有する
- 雑談専用のスレッドを立ち上げて盛り上げる
- オンラインでの勉強会や飲み会を企画する
チーム内の状況を感度よくキャッチし必要な人に伝える
組織のリーダーは、チームメンバー全員に目配せ気配りを行うことは当然ですが、なかなか上手くいかないものです。
ちなみに、コミュニケーション不足は2つの工夫がすごく大事なのですが、その点について詳しく解説しました。
「テレワーク(在宅勤務)だとコミュニケーションがどうしても不足しがちになる…」「どうやってコミュニケーションを増やせばいいのか、工夫の仕方が分からない…」「テレワーク(在宅勤務)でもチームの活力を高めていきたい…」&[…]
情報や考えを言語化して正しく伝える力
先ほど解説したとおり、非言語情報が失われてしまうので、代わりに言語情報が極めて大事になります。
具体的には2つのスキルが必要です。
- ロジカル「シンキング」
- ロジカル「ライティング」
ロジカル「シンキング」
よく、テレワーク(在宅勤務)になってロジカルライティング、すなわち文章力が大事だと言われますが、第一にはロジカルシンキングが重要です。
なぜなら、物事をロジカルに考えられない人が、分かりやすく伝えることなんて絶対にできないからです。
ロジカルシンキングを身に付けるうえで、私がおすすめするのは、演習を解くことです。
筋トレと同じで、本をパラパラと読んでも基本的には身に付きません。
とにかく問題を解くことが大事です。
私はこの本をやりこんでレベルを上げました。
いきなり問題集をやるのではなく、「まずは理論を」という方は、「グロービス学び放題」が良いと思います。
ロジカル「ライティング」
分かりやすい文章には、大きく2つのポイントがあります。
1つ目は、文章にムダがなくスリムであるということです。
次の3つのポイントがチェックポイントです。
- 必要のない情報まで含めていないか
- 言葉にムダな修飾語を用いていないか
- 文字数が多い表現になっていないか
2つ目は、伝える順番です。
話す時も書く時も、次の順番で伝えることが、分かりやすく伝えることの基本です。
- 結論
- 理由
- 根拠や具体例
セルフマネジメント力
最後に、セルフマネジメント力ですが、誰かに見られる環境でなくても、自分を律してやるべきことをやる力のことです。
具体的には、次の3つを上手くコントロールできることが大事です。
- 「自分が抱えるのタスク」のコントロール
- 「自分が保有する時間」のコントロール
- 「自分が働く場所」のコントロール
出社すると、上司や周りの人のサポートが比較的受けやすいのですが、在社になると全て自分でやらなければいけません。
この3つをコントロールするコツについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
「テレワーク(在宅勤務)だと、どうしても少しだらけてしまう。」「仕事ができる人って、どうやって自己管理してるんだろう。」 こんな疑問や悩みを解決する記事を書きました。 この記事を読[…]
まとめ:テレワーク(在宅勤務)時代に必要な3つのスキル
今回の記事では、テレワーク(在宅勤務)時代に必要な3つスキルということで、
- 組織のハブになる力
- 情報や考えを言語化して正しく伝える力
- セルフマネジメント力
上記について解説しました。
まとめると次の通りです。
組織のハブになる力
- チーム内コミュニケーションの仕組みを作る
- チーム内の状況を感度よくキャッチし必要な人に伝える
情報や考えを言語化して正しく伝える力
- ロジカル「シンキング」
- ロジカル「ライティング」
セルフマネジメント力
- 「自分が抱えるのタスク」のコントロール
- 「自分が保有する時間」のコントロール
- 「自分が働く場所」のコントロール
今回解説した3つのスキルを身に付けて実践することで、テレワーク(在宅勤務)でも高い生産性を発揮することができる思います。
この記事が、仕事の成果を出すうえで、お役立てできていれば幸いです。