転職か副業か?どっちかで迷った時に読む記事【結論:転職と副業は組み合わせが大事】

転職と副業はどっちが良いのか【結論:転職と副業は組み合わせが大事】
この記事で解決できる疑問や悩み!
  • 転職か副業か?どっちを選択すればいいんだろう。
  • これからの時代に合ったキャリアの選択をしていきたい。
  • 転職・副業に関する豊富な事例を知っている人の意見を知りたい。

このtotolaboの記事では、転職か副業かで迷っている人に向けて、考え方を整理するための材料をまとめています。

今、すでに一社で勤め上げる時代が終わり、転職があたり前の時代になってきていますね。さらに、もう一つ大きな変化は、副業・複業があたり前の時代になってきているということ。

こうした変化の中で、転職と副業をどうキャリアに織り込んでいけばいけばよいのか、こんな観点で解説していきます。

どれか1つを正解として勧めるのではなく、転職と副業それぞれの特徴や順番の考え方を比べ、自分の状況に合う選び方を考える材料にしていただければと思います。

キャリアにもやもやがある場合は、キャリアコーチングを受けるのも選択肢の1つです。【体験談】私の場合は、20代前半にキャリアコーチングを受けたことで進みたい方向がはっきりし、モチベーションが大きく上がりました。

キャリア相談サービスの比較は以下の記事で解説しています。相談先には無料の転職エージェントや公的な窓口もあるので、まず「相談先の種類と選び方」で比べてから選ぶ方法もあります。

関連記事:おすすめ有料キャリア相談サービス12選!ランキング形式で紹介

この記事は「次の一手」の記事の1つです。現職で続ける・スキルを身につける・副業・転職・独立など、ほかの選択肢と比べたいときは「次の一手を見つける」から整理できます。

この記事の情報について:転職と副業の考え方・順番は編集部の見解、人事の仕事・キャリアコーチング・dodaの求人数は筆者の経験と執筆当時の筆者調べ、企業の平均存続年数は海外の調査データ、motoさんの言葉は著書・インタビューからの引用です(出典は各所に記載)。どの選択肢が合うかは人によって違うため、特定の道を「すべき」と勧めるものではありません。

転職か副業か?どっち?に対する編集部の考え(組み合わせで考える)

先に、編集部の考えをお伝えします。

転職と副業は”どちらか”という選択ではない

【編集部の見解】転職と副業は、「どちらか」という考えだけでなく、「組み合わせ」で考えてみると選択肢が広がると考えています。

なぜなら、転職と副業は二律背反するものではないからです。

つまり、理想のキャリアに向けて、どちらも道具として使い分けられるということです。もちろん、転職だけ・副業だけ・今の会社で続けるといった選び方が合う人もいます。

やみくもに転職と副業をすればいいわけではない

一方で、何も考えずに、転職や副業に手を出せばいいのかというとそうではありません。

やみくもに転職を繰り返すことでキャリアやスキルの軸がない人がいます。アメリカではジョブホッパーと言われますね。

もちろん、戦略的にジョブホップをして経験の幅を広げるキャリアもありなので、一概にそれが良くないとは言えませんが、あまり意志や戦略のないジョブホップはキャリアが積みあがりません。

副業も同じです。とりあえずお小遣い稼ぎで副業に手を出すのも「やってみよう精神」という意味では大事ですが、副業の戦略を描いて始めた方が、キャリアに活かしやすいと考えています。

ととのえ

あまり深く考えず副業を始める場合は、本業がおろそかになるケースが多いので気を付けましょう。

これからの時代変化(副業・複業があたり前の時代に突入)

転職や副業をキャリアに組み込むにあたり、時代の潮流を捉えておくと、キャリアの戦略が描きやすいので、この辺りを解説します。

【編集部の見解】先に大きな潮流を言うと、副業・複業があたり前になる時代が近づいていると考えています。

ととのえ

私の実感では、もうすでに来つつあります。

副業・複業があたり前の時代が来る理由

副業・複業があたり前になりつつある理由は、ポジティブな側面とネガティブな側面、それぞれ次の通りです。

ネガティブな側面

  • 雇用が守られない時代になるから(企業寿命の低下、終身雇用の崩壊)
  • 価値を生み出せない人の処遇が下がるから(ジョブ型・成果型人事制度への移行)

ポジティブな側面

  • 個人が稼ぎやすい時代になったから
  • やりたいことをやりやすい・身につけたいことを身につけやすいから

それぞれ詳細を解説します。

雇用が守られない時代になる

ひと昔前は、大手企業に入れば一生安泰なんて言われていましたが、今はそうとは限りません。

その理由として、「企業寿命の低下」と「終身雇用の崩壊」の2つの背景があります。

ととのえ

近年の企業の平均寿命をご存知ですか?

【データ】副業・転職の市場環境は2025年時点で大きく変化しています。厚生労働省「令和5年 雇用動向調査」(2024年公表)によると、2023年の常用労働者の転職入職率は10.4%にのぼり、転職入職者のうち前職より賃金が増加した割合は37.2%(減少32.4%を4.8ポイント上回る)です(出典: 厚生労働省「令和5年 雇用動向調査 結果の概況」、2024年時点)。

企業側の副業解禁も急速に進んでいます。パーソル総合研究所の「第四回 副業の実態・意識に関する定量調査」(2025年発表)によると、従業員10人以上の企業が社員の副業を容認する割合は64.3%(前回調査比+3.4ポイント)に達し、正社員が実際に副業を行っている割合(副業実施率)は11.0%と調査開始以来最高を記録しています(出典: パーソル総合研究所「第四回 副業の実態・意識に関する定量調査」、2025年時点)。

こうした変化を数値で確認しておくと、「転職か副業か」を考えるときの判断軸が立てやすくなります。

指標数値条件・補足出典
転職入職率10.4%2023年・常用労働者厚生労働省「令和5年 雇用動向調査」
転職後に賃金が増加した割合37.2%2023年・転職入職者(減少32.4%を4.8pt上回る)厚生労働省「令和5年 雇用動向調査」
企業の副業容認率64.3%2025年発表・従業員10人以上企業(前回比+3.4pt)パーソル総合研究所「第四回 副業の実態・意識に関する定量調査」
正社員の副業実施率11.0%2025年発表・調査開始以来最高パーソル総合研究所「第四回 副業の実態・意識に関する定量調査」

【編集部の見解】こういった環境変化の激しい時代において、企業経営で重視されやすいのが、固定費をできる限り引き下げるということだと考えています。

なぜなら、固定費が高いと急に売上が立たない状況になった時に、簡単に赤字に陥ってしまいます。逆に固定費を下げておけば、こういった変化に耐えることができるからです。

そして固定費を下げる手段の1つが、人員を見直して減らすということです。

価値を生み出せない人の処遇が下がる

終身雇用崩壊の話と連動しますが、人員整理と同時に、処遇のあり方が大きく変わります。

従来、日本企業の人事制度はメンバーシップ型と呼ばれるもので、能力によって処遇が決まります。

つまり、年齢や経験と比例して能力が上がる前提が置かれている故に、年功序列と言われる状態になっていたのです。

ととのえ

仕事のできないオジサンでも高い給料が支払われていた理由です。

【編集部の見解】でも、こうした年功序列に対する若手層からの不満の高まりや、仕事をしない年配者を多く抱えることの重荷を解決するために、「ジョブ型」と言われる仕事の役割や難易度によって処遇を変える人事制度への移行が始まっているんです。

人件費を活きた投資とするために、皆平等ではなく、成果を出した人にはより報いて、逆に成果が出せない人の処遇を下げるといったメリハリある処遇制度への移行も同時に進んでいます。

ととのえ

つまり、のほほんと会社に寄りかかっているだけだと、従来よりも処遇が下がる可能性がありますし、雇用すら危ぶまれるということです。

個人が稼ぎやすい時代になってきている

SNSの時代になったことや個人間のスキルシェアのプラットフォームが整ったことによって、起業をせずとも個人である程度稼ぐことができる時代になりました。

【編集部の見解】SNSやスキルシェアを活用して、会社以外から収入を得る人は増えていると考えています。ただし成果の出方には個人差が大きく、誰でも短期間で大きく稼げるわけではありません。

本業の会社一本に収入口を依存するのではなく、複数の収入口を持つことで、人生の選択肢を広げられる可能性があるということです。

やりたいことがやりやすい・身に付けたいことが学びやすい

副業は、自分のやりたいことに近づけやすい面があります。なぜなら、引き受ける仕事を自分で選びやすいからです。

一方で会社勤めはどうでしょうか?

会社の仕事が自分にとって100%やりたいことという素晴らしい人も中にはいると思います。でも、それはほんの一握りだと思います。

ととのえ

私は本業で人事の仕事をしていますが、人事の仕事は好きです。でも100%そうかと言うと、その中にはやりたくないこともいっぱいあります。

かつ、仕事内容は会社都合によって次々と変わりますからね。

スキルアップの視点も同じです。会社に身を任せてスキルアップの道のりを辿ると、気がついた時に市場価値が全然高まってない、なんてことはよくある話です。

副業は、これからの時代変化に基づいて、必要なスキルを自分自身でセットしていけるという魅力があります。

副業・複業が向いている人・向いていない人

【編集部の見解】以下にあてはまる場合は、小さくでよいので副業を試してみるのも選択肢になります。

副業・複業が向いている人
  • 今の会社の収入に満足していない
  • 今のままのスキルで生きていけるか不安
  • 今の仕事にあまりやりがいを感じていない
  • 新しい時代の働き方に乗り遅れたくない

一方で、以下にあてはまるのであれば、無理に副業を始める必要は小さいと考えています。

副業・複業を急がなくてよい人
  • 今の会社がなくなったとしても十分に他の会社に転職できるスキルが身についている
  • 今の会社の処遇に100%納得していて未来の処遇も問題ない
  • 今の仕事にやりがいと充実感に溢れている
  • 一つの仕事のみを専門的に突き詰めていきたい

副業は大きな借入を伴ったりする起業とは違い、初期投資なしでできるものも多く、しかもいつでも撤退可能なので、始めるなら、まず試しにやってみるくらいの感覚で十分だと考えています。

副業を始めるタイミングと必要な勉強

どんな在宅副業から始めるか迷う方は、在宅でできる副業おすすめ20選で自分に合うタイプを確認しておくとスムーズです。

副業を始めるタイミング

【編集部の見解】副業をはじめるタイミングは、始めたいと思い立ったときに小さく試すのがよいと考えています。

ただし、新卒1年目から副業を始めるのはおすすめしていません。本業がおろそかになる可能性があるからです。

新卒で会社に入ってからの数年間はプライベートの時間も極力本業に関する勉強をすることをおすすめします。

本業で成果を出し、そこで培ったスキルをもとに副業をはじめると、副業でも成果につなげやすいと考えています。

ととのえ

本業と関連する副業であれば、1年目からでも全然OKだと思います。

副業を始める時には、副業に関する前提知識や事前準備が大事です。

以下の記事では、スタートでつまずかないための準備をまとめています。

関連記事:副業の始め方完全ガイド【5つのステップで完璧な副業のスタートを】

副業を始める時に必要な勉強

【編集部の見解】副業を始める時に、次の3つのことについて勉強しておくと役に立つと考えています。

  1. 副業(ビジネス)の定石について学ぶ
  2. WEBマーケティング
  3. プログラミング

3番目の「プログラミング」は、副業の案件が比較的多く収入につなげやすいと考えて入れているので、違うジャンルで取り組むのであれば必須ではありません。「副業(ビジネス)の定石について学ぶ」「WEBマーケティング」は、どのジャンルでも土台になると考えています。

詳しくは以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。

関連記事:副業で稼ぐための勉強はこの3つがおすすめ!本業以上に稼ぐ筆者が直伝します

会社員と副業(起業)とでは使う筋肉が全く違う

会社員の仕事と副業(起業)とでは、仕事で求められる要素が大きく異なります。

会社員は基本的に誰かの指揮命令の元で動く形になりますが、副業は自分がオーナーです。

基本的に自分で考えて動いていく必要があります。(泥臭いことも含めて)

会社員で活躍できていた人でも副業(起業)で上手くいくかというと意外と苦戦したりするものです。

なので、自分でビジネスをしていくための定石を学びながら始めていくことが近道になると考えています。

ととのえ

起業スクールには3ヶ月程度の短期集中で黒字化を目指すプログラムもあり、私は自己投資の選択肢として費用対効果が高いと感じています。

スクールの比較をまとめたので、合わせてご覧ください。

関連記事:起業スクール/塾・セミナーおすすめ5選|全24種を徹底分析しランキング化(怪しいものなし)

副業ができない会社にいる場合は転職も選択肢

副業に一歩を踏み出そうとしている中で、以下の場合は転職も選択肢に入ります。

  • 副業が認められていない場合
  • 労働時間が長く副業の時間が捻出できない場合

副業がバレると本業に支障あり

バレずに副業をすることは可能です。

でも、できたら副業が認められている会社で堂々とやるのがおすすめです。

なぜなら、

  • 秘密裏の副業はできることが限られる
  • コソコソするのが精神的に良くない
  • バレた時に信頼を失う

からです。

【編集部の見解】副業を解禁している会社は増えてきていると感じています。

ととのえ

今の会社に拘る強い理由がなければ転職するのもアリです。

関連記事:副業デキる会社の全てを一覧化(カオスマップ付き)

関連記事:【転職者123人調査】評判の良いおすすめの転職エージェントをランキングで紹介

長時間労働の中で副業をするのは難しい

よくあるのは、長時間労働の会社を抜け出したくて、副業を始めて独立を狙うケースです。

【編集部の見解】こういった状況であれば、次の順番で進めるのも1つの方法です。

  1. 労働時間が短い企業に転職する
  2. 副業を始めて独立する

副業で成果を出すにはある程度の時間を投入する必要があります。

正直、ハードワークしながら副業するのはかなり厳しいと考えています。

労働時間が短い会社も探せば見つかるので、まず転職で時間を確保するという順番も検討できます。

ととのえ

時間を捻出してから副業を始めるほうが、続けやすいと思います。

転職する気がなくても転職活動をしておく意味

【編集部の見解】ちなみに、副業することを前提としなくても、転職活動を続けておく価値はあると考えています。もっと言うと、転職する気がなくても、転職活動をしておく意味はあります。

なぜなら、自分の市場価値を客観的に把握することができるからです。

【専門家の見解】「転職と副業のかけ算」の著者で、本業年収1,000万円・副業年収4,000万円と公表しているmotoさんは、インタビューで次のように話しています。

自分の職務経歴書を定期的にアップデートして転職エージェントと会話をしていくと、「自分の市場価値」が見えるようになってくるはずです。労働市場で評価されることで、「自分には何ができて、何が足りないのか」がわかるようになるし、「次の転職先に行くために何をすればいいか」がわかるようになります。

職務経歴書に書き足すことがない状態は、日々の仕事における成果や経験が乏しい状態なので、自分の状態を診断するためにもアップデートするのは大事ですね。

「年収を上げる転職」に必要な戦略とは何か/moto×たいろー

ととのえ

自分のスキルの棚卸しを客観的にすることは、キャリアを考えるうえで役に立つと思います。

副業できる会社に転職するならdodaも候補に

副業できる会社に転職するなら、転職エージェントのdodaが選択肢の1つです。

筆者が調べた時点では、転職サイト・エージェントの中で副業OKの求人数が最も多かったからです。

【データ】記事の初回執筆時の筆者調べでは、dodaには1,377件の副業OKの求人がありました。
2番目に多かった業界最大手のリクルートキャリアはその半分以下でした(件数は時期によって変わります)。

【体験談】また、人事として14年間いろいろなエージェントと接してきた私の印象では、dodaの転職エージェントはキャリアアドバイザーの対応が丁寧だと感じています。

ただし担当者との相性もあるので、合わないと感じたらほかのエージェントと比べてみてください。

『doda』
(副業OKの求人を探しやすい転職サイト・エージェント)

【公式サイト】https://doda.jp/

※登録・利用が完全無料

副業を選ぶ場合のおすすめや始め方は、副業おすすめ完全ガイドで詳しく解説しています。

まとめ:転職と副業はどっちが良いのか

今回の記事では、転職と副業はどちらが良いのか、というテーマで解説してきました。

少し長くなったので、最後に要点をまとめです。

<この記事のまとめ>

  • 転職と副業は、「どちらか」だけでなく「組み合わせ」で考えると選択肢が広がる(編集部の見解)
  • 副業・複業があたり前の時代に近づいている
  • 今の会社や仕事への満足度が100点でなければ、小さく副業を試すのも選択肢
  • 副業が認められない会社やハードワークな会社にいるなら、転職してから副業を始める順番も検討できる

転職・副業以外の選択肢も比べたいとき

転職と副業は、次の一手の選択肢の一部です。今の状況や優先したいこと(収入・仕事内容・時間・将来への不安など)によって、合う選択肢は変わります。ほかの選択肢も並べて比べたいときは、次のページも参考にしてください。

  • 収入を増やす:副業・転職・今の会社での昇給など、収入を増やす方法を比べる
  • スキルを身につける:今の仕事にも転職・副業にも使えるスキルの学び方を知る
  • 働き方を考える:働く時間や場所、会社との距離感を見直す
  • 相談する:一人で決めきれないときに、相談先の種類と選び方を比べる

それでは、今回の記事はこれにて以上となります。

あわせて読みたい:副業で稼げない人の共通点

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