- テレワーク(在宅勤務)だとやる気が出ない…
- どうしてもやる気のスイッチが入らない…
- 在宅だとどうしてもだらけてしまう…
これまでは、会社に行くことでやる気のスイッチが自然と入っていましたが、在宅勤務だとどうもやる気が今一つ出ない時ってありますよね。
私の会社では1万人以上が在宅勤務をしていますが、そんな1万人以上を分析して分かった「やる気が出ない原因」や「やる気を出す極意」を詳しく解説していきたいと思います。
- テレワーク(在宅勤務)でやる気が出ない原因
- やる気を出す2つの極意
- どうしてもやる気が出ない時の対処法
この記事を読むと、仕事に対するやる気が上がり仕事のパフォーマンスがグッと高まります!

ととのえ
キャリアコーチング、メディア運営、人事コンサルタントとして3つの事業を立ち上げて運営する起業家兼複業家。MBA(経営学修士)取得。
テレワーク(在宅勤務)でやる気が出ない原因


テレワーク(在宅勤務)だとやる気が出なくなる原因は、次の2つです。
- 人の目がない
- やる気スイッチを入れるルーチンがない
①人の目がない
実は”人に見られること”がやる気を出すうえで大事な要素なんです。
「ホーソン効果」という言葉をご存じでしょうか?
アメリカのウェスタン・エレクトリック社のホーソン工場で、生産性が高まるからくりを解明する実験が行われました。
その実験から分かったことは、「人に見られている」と意識することが、人の生産性に影響を大きく及ぼすということです。
あしたの人事
職場の照明や室温などの労働環境、働く時間帯や休憩時間などはさほど大きな影響はなく、「同じ職場で働く人」に関する要素が重要ということです。
これは人間は誰しも「良く見られたい」という心理を持っているからなんです。



在宅勤務は誰かに働きぶりを見られることがないので、「よく見られる必要がない」という意味から、やる気が上がらないといことです。
②やる気スイッチを入れるルーチンがない
テレワーク(在宅勤務)で通勤時間がなくなったことは、とても嬉しいことでした。
でも実は、やる気という意味合いにおいて、通勤はとても大事な意味合いを持っていたのです。
それは、やる気スイッチを入れるルーチンとして通勤は重要な役割を果たしていたということです。
やる気と集中にはある一定の緊張感が必要と言われています。
通勤のプロセスにおいては、リラックスできる自宅を出て、会社に向けた道のりの中で、徐々に緊張が高まるので、自然とやる気スイッチが入っていたということです。



通勤だけでなく、髪型をセットしたり、化粧したり、仕事着に着替えることも同じくやる気スイッチを入れるルーチンですね。
テレワーク(在宅勤務)でやる気を出す2つの方法


テレワーク(在宅勤務)でやる気を出すには、2つの視点で考えることが大事です。
- やる気の「スイッチ」を入れる
- やる気の「燃料」を注入する
やる気は、何もせずに自然と湧き上げるものではありません。必ず何かをきっかけにスイッチが入ります。
つまり、「このスイッチがどこにあるのか」、「どうすればスイッチが入るのか」を理解する必要があります。
また、やる気はスイッチを入れるだけでは、根本的に解決しません。
なぜなら、ストーブと同じで燃料がないと火が付かないからです。



このやる気の燃料があってこそ、スイッチが意味を果たすということです。
この2つの視点にそって、メソッドを解説します。
方法①:やる気の「スイッチ」を入れる方法


まずは一つ目の極意、やる気の「スイッチ」を入れるメソッドを解説します。
特に私が実践していて効果を感じるものは次の4つです。
- カフェやコワーキングスペースなど外で仕事をする
- 着替える
- 仕事の開始とやることを誰かと共有する
- アドレナリンと血流を上げる
①カフェやコワーキングスペースなど外で仕事をする
前半の「やる気が出ない原因」のパートで解説したように、やる気を出すために必要なことは、「人に見られていて、ある程度の緊張感があること」です。
なので、一番効果的なのは、自宅ではなく外に出て仕事をするということ。



なんだかんだ言って、これが最強です。
私の場合、半分はカフェやコワーキングスペースで仕事をしています。
また、「カフェで2時間だけこれをやろう!」という形で、タスクと制限時間を決めて取り組むのも効果的。
注意点
ただし、カフェやコワーキングスペースで仕事をする時には、一つだけ注意しなければいけないことがあります。
それは、free wi-fiをそのまま利用することによる情報漏えいリスク。
基本的にカフェとかのfree wi-fiって何もせずにそのまま使うと、端末から情報を抜き出されたり盗聴される危険性があるんです。
(詳しくはこちらの記事を見るとその恐ろしさが分かります)
でも、VPNといってプライバシーの保護してくれる仕組みを使えば、Free Wi-Fiへ接続しても安全です。



これ、意外と知らない人が多いんですよね。
会社のPCから情報漏えいしたら懲戒処分とかになりかねないですからね。
私が使っているのは、NordVPNです。
通信速度が速く、安定しているとの定評があって、最もコスパに優れたサービス。
ちなみに、光回線・VPNの発信で最も有名なマクリンネットでも、NordVPNがおすすめされている優れものです。
≫VPNのおすすめを用途別に徹底解説!料金・サービスを比較してみた(マクリンネット)
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②着替える
ここからは、なかなか外では仕事がしにくいパターンの解決方法です。
まずは、「着替える」ということ。
家にいるとパジャマでも仕事をすることは可能です。
でも実は、着るものによって人の心理は大きく影響を受けるので、私は必ずパジャマから着替えることにしています。
スーツは堅苦しく柔軟な発想ができないと思っているので、あくまでカジュアルな服装の方がいいですね。



これは、よく睡眠コンサルタントが、「寝る時はパジャマに着替えましょう」と言っているのと同じ理論です。
③仕事の開始とやることを誰かと共有する
これは、自分の中で「やる」ということを心に決めることでスイッチを入れるメソッドです。
私は、職場のメンバーとの間で、朝仕事が始まった時に、その日のやるべきことをチャットで共有するようにしています。
周りに共有する人がいない、もしくはそれができる雰囲気でない、という方はTwitterを使うこともおすすめです。
☑模写サイト13個目作成
☑クラウドワークスプロフィール作成
☑ランサーズプロフィール作成模写するとプロのすごさがよく分かる。
アウトプットの比率を上げて成長だ?
朝からエネルギー上げていきましょー!?#プログラミング初心者 #駆け出しエンジニアと繋がりたい— Junki.N (@JunkiiiiiN) November 26, 2020



こんな感じで、やることをTwitterで共有することで、コミットメントを高めることができます。
④アドレナリンと血流を上げる
1,2分の短時間で良いので、心拍数が上がるような運動をして血流を上げるという方法です。
心拍数を上げることでアドレナリンが出ることで、やる気のスイッチが入ります。
また、血流を上げることは脳の働きを良くするうえで、とても役立つことが分かっています。
これはメンタリストDaigoさんもおすすめしている方法で、Daigoさんは自宅の階段をダッシュで駆け上がることやっているみたいです。



私は、腕立てや腹筋をやっています。
ちなみに、私は在宅勤務になって一気に運動不足になりました。運動しなきゃと思いつつも、時間の確保ってなかなか難しいんですよね。
でも、新たに時間を捻出せずに運動不足を解消する方法を見つけて、しっかりと運動できるようになったことで体の状態がかなり良くなりました!
方法②:やる気の「燃料」を注入するメソッド


やる気の燃料を注入するために一番大事なことは、「小さな前進感」です。
ハーバードビジネススクール名誉教授のテレサ・アマビール 氏による、3業界・7企業・26チームの1万2000の仕事日誌を分析するという「仕事のモチベーション」に関する調査研究で、モチベーションに影響を及ぼす最も重要な要素が、この「小さな前進感」だと分かったのです。
一方で、やる気を削ぎ落してしまうことに繋がるのは、「小さな失敗」ということも分かっています。
みなさん心当たりがあると思いますが、学生時代の勉強においても、問題が解けるようになって前に進んでいる感じがする時って嫌いな勉強も楽しいと感じていたと思います。
一方で、いくら好きな科目であっても、朝の時点で参考書を30ページやろうと決めて、実際には10ページしかできなかった時には、すごくやる気が下がっていたのではないでしょうか。
小さな前進感を得るために何をすれば良いのか?
その答えは、「実現できる小さな目標や計画を立てること」です。
ポイントは、”実現できる”目標であるということです。
良い例は、次のような状態です。
頑張ろうと思う
↓
やらなければいけないことの中で絶対にやれること1,2個をリストアップする
↓
やりきる
↓
効力感が高まる
↓
無理せずに絶対やれること1,2個をリストアップする
↓
やりきる
↓
効力感が高まる
↓
絶対にできる範囲内でやることのリストを少し増やす
悪い例は、次のような状態です。
頑張ろうと思う
↓
ストイックな目標やタスクリストを掲げる
↓
全てやりきれず萎える
↓
次の日は頑張ろうと自分を奮い立たせる
↓
ストイックな目標やタスクリストを掲げる
↓
全てやりきれず萎える
↓
だんだんやる気の燃料がなくなる



絶対にやれることのみを目標として取り扱い、それ以外のことは、「やれてもやれなくてもどっちでもいい存在」としておくということが大事です。
まとめ:テレワーク(在宅勤務)でやる気を出すメソッド


今回は、テレワーク(在宅勤務)でやる気でやる気を出すメソッドについて解説しました。
やる気を出すうえで大事な2つの極意。
- やる気の「スイッチ」を入れる
- やる気の「燃料」を注入する
やる気の「スイッチ」を入れるには、次の4つが効果的です。
- カフェやコワーキングスペースなど外で仕事をする
- 着替える
- 仕事の開始とやることを誰かと共有する
- アドレナリンと血流を上げる
やる気の「燃料」を注入するには、次のことが大事です。
「実現できる小さな目標や計画を立てること」で”小さな前進感”を毎日確実に得ること
やる気の「燃料」を注入するメソッドは、在宅勤務に限らず有効なので、ぜひやってみてください。
最後に:それでもどうしてもやる気が出ない時は?


今回紹介した方法をやってみても、どうしてもやる気が出ない時があると思います。
そんな時には、次の2つのことをおすすめします。
思い切って全てやめてみる
仕事であれば思い切ってサボってみましょう。
無理に頑張ろうという気持ちを持つと、「頑張らなければいけない気持ち」と「頑張れない現状」のギャップが、失敗体験となりやる気をどんどん削ぎ落すことになってしまいます。
思い切って何もしないという選択を取ると、そのうち、「ヤバいかも…」と思い出して自然と緊張感が出てきます。
背筋を伸ばし、腕を組み、こぶしを握り締めて、5秒力を込める
これはメンタリストDaigoさんがおすすめしていた方法です。
やる気が出るかどうかは、心ではなく脳が司っています。
背筋を伸ばし、腕を組み、こぶしを握り締めるというポーズは、脳に対して「やる気を出すぞ!」というシグナルを送るうえでとても効果があるポーズということです。
5秒でできるのでおすすめです。
今回の記事は以上です。
紹介した方法が、テレワーク(在宅勤務)中のやる気がでない状態を解消する助けになれば幸いです。