- 自分の人生が好きじゃない、人生失敗してる…
- 20代、人生やり直したい
- 幸せな人生に変えていくために必要なことを知りたい
何度も挫折をして、学生時代の勉強も社会人になってからの仕事も、すべてが思うようにいってない。
私の人生が、まさにそうでした。失敗や挫折の連続。何度「人生、詰んだ…」と思ったことか。
でも、とあることをきっかけに人生をやり直すことができ、そこから世界が180度変わりました。
結婚し子供を持ち、起業で2つの事業に取り組み、自分のなかでは、仕事もプライベートも充実を感じることができています。
この記事では、そんな私の原体験を元に、人生をやり直し、好転させる方法について、具体的に解説していきます。
ちなみに、今私は学生や20代の大学生や若手社会人向けにキャリア相談の仕事をしています。
その中で、過去の私と同じように、「人生やり直したい」という相談をよくもらいますが、多くの方がこの方法を実践し、人生を好転させています。
私自身の人生も激変した、かなり再現性のあるノウハウです。ぜひ最後までじっくりとご覧ください。
ととのえ
キャリアコーチとして学生から社会人まで1,000人以上のキャリア支援に携わる。従業員10万人規模の会社で人事歴11年。
「20代、人生やり直したい」のベストアンサー
20代で人生はやり直せます。
「今さらやり直すなんて遅い」と落ち込む必要はありません。
厚生労働省の調査によると平均寿命は、次の通りです。
男性:79.64歳
女性:86.39歳
20代は人生の前半部分に過ぎないのです。
経済メディア「BUSINESS INSIDER」によると、人生半ばを過ぎた40歳からでも大成功した事例がたくさんあると述べています。
まだ20代のあなたなら、いくらでも人生を挽回できるのです。
【注意】ただし、気合論では変われない
しかし「やり直そう!」と気合いを入れて進めても、絶対にやり直すことはできません。
勢いで人生をやり直しても元の状態に戻るか、自信をさらに失ってしまう結果となります。
大切なのは「正しい方法」でやり直すこと。
もう一歩踏み込んで言うと、認知科学に基づき正しくアプローチするのです。
認知科学とは?
心理学、神経科学などの分野を組み合わせて、ココロの働きを理解・コントロールすること
以下、私の実経験も踏まえながら、具体的なやり方を解説します。
【経験談】20代の時に人生をやり直した話(180度変わった)
20代の頃、人生のどん底にいた私は、あることがきっかけで人生が180度変わりました。
ちょっとだけお話しさせてください。
すぐに、人生をやり直す方法を知りたい方は、以下からジャンプしてください。
人生で一番大切なものを失った日
スポーツインストラクターとして就職した20代前半。
がむしゃらに働いていた3年目のある日、大きな怪我により職を失います。
大好きだったスポーツができなくなると同時に、一生続けるつもりだった仕事も失いました。
失意のどん底に落ち、先がまったく見えない状態です。
新入社員よりも仕事ができない社会人4年目
幸い再就職できた先は、日系企業。
スポーツ一筋で生きてきたため、ビジネスの世界を全く知りません。仕事ができず、上司に怒られる毎日。
成果を出すために努力と根性を見せても、まったく役に立ちません。空回りするばかりで、後輩からも呆れられてしまう始末。
- 自分は本当に何もできないのだろうか
- 本当に役に立てない人間なのだろうか
- こんな毎日はもう嫌だ
自分を責めてばかりの20代でした。
人生やり直しのきっかけ
毎日が嫌で仕方がなかったある時、人生をやり直すきっかけをもらいます。
知り合いがとある経営者を紹介してくれたんです。
この出会いで、私の人生が好転しはじめます。
経営者は私の話をまっさらな気持ちで聞いてくれました。
彼の対応に安心した私は、夢中になって夜通し話をします。
対話をしたら「本当に望んでいること」が明らかに
このとき明らかになったのは、以下。
- スポーツの世界での成功は見込めない
- まだ20代前半。新しい分野にチャレンジできる可能性がいくらでもある
- スポーツ以外の世界を知った方がいい
経営者と出会ったお陰で、自分の人生で本当に望んでいることを徹底して深堀りできました。
体中をイナズマが走る衝撃
私は経営者に話を聞いてもらった経験から、「第三者にサポートしてもらえば、嫌な人生から抜け出せるかもしれない」と感じはじめます。
その考えは的中。コーチングを受けることで、さらに頭の中が整理されていったんです。
ずっと自分のやりたいと思っていたこと(スポーツの道)は、「want to(やりたい)」ではなく「have to(やらなばならない)」だとわかりました。
自分でつくった小さな箱から飛び出せた
「ビジネス」という自分の頭の中にはなかった選択肢をもらいます。
自分でつくった小さな箱から飛び出した気分でした。
外は未知の世界。不安もあったけど、ワクワク感の方が何倍も大きい感じ。
なぜなら、その箱の外に「やりたいこと」があったからです。
人生の新しい道筋が見えるとモチベが飛躍する
「人生の道筋」も見えてきてモチベーションが飛躍。
脳天をイナズマが直撃して、全く別の何かに生まれ変わった気分でした。
そして、現在は、
- 教育系ベンチャー
- 大学非常勤講師
- ブロガー
スポーツとは全く違う道を生きています。教育者であり、マーケッター。全部自分のやりたいことです。
人生が本当に180度変わりました。
20代で人生をやり直す3つの方法
20代で人生をやり直すめに必要なことは以下の3つです。
ひとつずつ、詳細を説明します。
①偽りのないwant toを見つける
人生をやり直すには、偽りのない「want to(やりたいこと)」を見つけるのがファーストステップ。
ほとんどの人が考える「want to(やりたいこと)」は、実は「have to(やらなければいけないこと)」なんです。
実現可能な未来は真のwant toではない
これまでの人生で、あらゆる選択を自分の意志だけで決められず、
- 親に安心してもらえるから
- 上司に評価されるから
- 取引先に迷惑かけずに済むから
- 精神的な負担が少ないから
と考え決めてきませんでしたか?
このように選んだことは、すべて「have to(やらなければいけないこと)」です。
これまでの経験や今持っているスキルを踏まえて、実現可能な未来しか描いていないので、心の底からやりたいことではありません。
日本人は「我慢=美徳」と思う傾向があります。「have to(やらなければいけないこと)」をしているうちに、
それが普通になってしまっています。
have toは脳に大きなストレスがかかる
認知科学者の苫米地英人氏は、著書の中で、以下のように述べています。
やりたくないことをやろうとすると、脳に大きなストレスがかかります。いつも我慢している状態になり、脳の潜在能力が解放されることがありません。長く続けるうちに、心の負担から体調を崩すこともあるでしょう。「have to」をゴールにしてはいけません。
ビジネスが変わるコグニティブ・サイエンス(認知科学)
誰かに止められてもなおやりたいことがwant to
子どもの頃、目をキラキラ輝かせてやったことを思い出してみてください。
家族や先生、上司など権威やしがらみを感じる人から止められても、なおやってしまうものが「want to(やりたいこと)」です。
この「want to」を考えるのが第一に大切になります。
しかし、どうすれば自分の本音「want to(やりたいこと)」を見つけられるのでしょうか?
その答えが2つ目の方法に繋がります。
②箱の外に連れて行ってくれる第三者を見つける
そこで重要になってくるのが、あなたを「箱(=現状)」の外へ連れて行ってくれる第三者です。
第三者はしがらみがないので、あなたを偏った目でみていません。
あなたの思いをありのまま聞きますし、実現性を抜きにして「あなたは本当はこれがやりたいんでしょ!」と言ってくれます。
第三者はプロコーチがベスト
第三者といっても、その辺にいる知り合いではだめです。
本当に人生をやり直したいなら、プロコーチとの対話が必要。
コーチはあなたの話すことを全て否定することなく受け止めれくれるので、普段感じたことのない安心感を得られます。
コーチングの中で、非常に質が高いのはポジウィルキャリア。私も受けましたが、受講者の数が一番多いのも納得できました。
無料カウンセリングを受けるだけでも、気づきがたくさんあります。
あなたの「want to(やりたいこと)」が見つかりますよ。
③時間配分・場所・付き合う人を変える
「want to(やりたいこと)」が分かったら、あとはそこに向けてひたすら突き進むだけです。
描いたwant toに向けて突き進むにあたって大事なことは、時間配分・場所・付き合う人を変えるということです。
なぜなら、環境を変えないと人は変わることができないからです。
世界的に有名な経営コンサルタントの大前研一氏は、PRESIDENT Onlineの中で以下のように述べています。
自分を変えるにはどうしたらいいか。私が昔から使っている簡単な方法が3つある。時間配分を変えること。住む場所を変えること。そして付き合う人を変えることである。
PRESIDENT Online
例えば、起業で成功しようと思ったら、生活の時間配分を変えて、起業の時間を捻出する必要があります。娯楽の時間を減らさなければいけません。
また、片田舎に住んでいるなら、起業家が多くいる東京やシリコンバレーで生活した方が圧倒的に情報に触れやすくなります。
付き合う人においても、サラリーマンに囲まれて生活していては、起業に必要なマインドが育ちません。
私の場合は、5時起きで朝活すること、情報が集まる名古屋を活動拠点にすること、ビジネスへのアンテナが低い地元の友だちとの接触機会を減らしたことで、自分を大きく変えることができたと思っています。
注意点:人生のやり直しで必ず訪れる2つの壁
人生を思い切って変えようとすると、必ず次の2つの壁が立ちはだかります。
こちらも、詳しく見ていきましょう。
①ドリームキラー
ドリームキラーは、あなたの「want to(やりたいこと)」を妨害してくる人です。
例えば、以下です。
- 親
- 親友
- 会社の上司
相手はあなたを心配してアドバイスしているつもりでしょう。
「大丈夫なの?」「うまく行かなかったらどうするの?」と言ってきます。
認知科学者の苫米地英人氏は、著書で以下のように言っています。
ドリームキラーがいかにあなたのことを思ってアドバイスをしているといっても、発言内容にはほぼまったく根拠がないのだということです。
ポジティブライフの教科書
彼らは、口でいろいろ言っても、あなたの人生の責任を負いません。
一番の対処法は物理的に距離を取ること
ドリームキラーへの対策は、物理的な距離を取ることが一番です。
- 親と離れて暮らす
- 親友から食事に誘われても「用事があるから」と断る
- 不要な飲み会には参加しない
勇気を出して人間関係の断捨離しましょう。
②クリエイティブアボイダンス
クリエイティブアボイダンスとは、一言いうと「言い訳して回避すること」です。
人は一日に2〜3万回、自分自身と対話をしていると言われています。
人生を変えようと決め、行動に移しはじめた時、その行動が未経験だとクリエイティブアボイダンスが働きます。
「時間がないからできない」「大変そうだからやめた方がいい」といった言い訳が自然と生まれてくることです。
クリエイティブアボイダンスへの対処法
対策は、「どうすればできる?」を常に意識すること、習慣化することです。
私は「どうすればできる?」という一言をスマホの待受にしていたことがあります。
日常生活で習慣化されている行動の中につけ足すようにすると、無理なく続けられます。
新しい習慣が続けば自信に繋がり、自分への対話もいい言葉が増えていくのです。
このサイクルに入れば、人生はどんどんよくなっていきます。
「自分だけでは、言い訳ばかりで行動しなさそう…」という方は、プロコーチの力を借りるのも一つです。
まとめ:「20代、人生やり直したい」人へ。「正しい方法」で行えばやり直せます。
20代から人生やり直すのに遅くはありません。
認知科学に基づいた「正しい方法」でやり直せば、必ずやり直せます。
最後に、大切なポイントをまとめます。
20代で人生をやり直すためには、以下の3つの要素が必要です。
- 偽りのない「want to(やりたいこと)」を見つけること
- 箱の外へ連れて行ってくれる第三者の手を借りること
- 時間配分・場所・付き合う人を変化させること
第三者の助けをかりながら、今までとは違う世界へ飛び出すと、劇的に変わっていきます。
この時に注意してほしい人が、必ず訪れる2つの壁。
- ドリームキラー
- クリエイティブアボイダンス
誰にでも起きることなので、ここでもサポートを受ければ、辛い人生に逆戻りせずに乗り切れます。
一人で悩まず、メンターやプロコーチの力を借りる。
そうすれば、あなたの人生は最速でよくなっていきますよ。