- 20代で読むべきおすすめのビジネス書はどれ?
- 社会人で絶対に読んでおいた方がいい本を知りたい!
20代でどんな本に触れるかが、その後のビジネスパーソンとしての活躍を大きく左右すると言っても過言ではありません。
『仕事で壁に突き当たったときに、本を読みヒントを得て、仕事で実践して乗り越える』、成長ってこの繰り返しですからね。
ということで、この記事では、私がこれまで読んできた本の中で、
「これは本当に役立った!まぎれもなく今の自分を支えている!」と思う名書を厳選して紹介します。
ちなみに、読書を成長に変えるには、「何を読むか」だけではなく、「どのように読むか」もすごく大事なポイントです。
この記事の後半では、成長に結びつけるための本の読み方も解説していますので、最後までご覧ください。
ととのえ
キャリアコーチング、メディア運営、人事コンサルタントとして3つの事業を立ち上げて運営する起業家兼複業家。MBA(経営学修士)取得。
Amazonオーディブルで価格破壊が起きてます
少し前までオーディブルって1冊1,500円で割高だなって思ってたんですが、2022年1月からなんと月1,500円で聴き放題になりました。12万冊以上の本がたった月1,500円で聴き放題。
私は毎日の通勤でオーディブル聴いてて、日常のルーチンに読書を組み込んでいるので、この価格改定はめちゃくちゃ嬉しい。
今回紹介する本もオーディブル対応の本が多いので、30日間無料体験を使うと実質タダで読めますよ。
20代のうちに絶対に読むべきおすすめビジネス本
それでは早速紹介したいと思います。
ゼロ(なにもない自分に小さなイチを足していく)
「ゼロ」は、ホリエモンこと堀江貴文さんによる「働く」について本質が語られた本です。
刑務所から出所してからはじめて書き下ろした本で、堀江貴文という男が成功した理由がわかる一冊です。
この本は、「成長」や「成功」といったビジネスをするうえで根っこにあたる大事な要素について、ホリエモンの考えにもとづき、その本質的について語られています。
特に、次の一節。
「人が新しい一歩を踏み出そうとするとき、次のステップに進もうとするとき、そのスタートラインにおいては、誰もが等しくゼロなのだ。つまり、『掛け算の答え』を求めているあなたは、いま「ゼロ」なのである。そしてゼロになにをかけたところで、ゼロのままだ。物事の出発点は『掛け算』ではなく、必ず『足し算』でなければならない。まずはゼロとしての自分に、小さなイチを足す。小さく地道な一歩を踏み出す。ほんとうの成功とはそこから始まるのだ。」
成功・成長の本質に迫った考え方です。
私は、普段本を読む時、全てを読まずザクザクっと読み進めるのですが、この本は、書かれていることに対してこれまでの自分の価値観や考えをぶつけながら、深く思考を重ねて読み進めました。
それくらいビジネスパーソンとして重要なテーマですし、非常に大きな学びを与えてくれる本です。
エッセンシャル思考(最少の時間で成果を最大にする)
「エッセンシャル思考」とは、最も重要なものを鋭く見極め、それ以外の選択肢をうまく捨て、本質的なものに最高の力を発揮できるようにする技術です。
では、どうやって大事なものを見極めるのか?またどの様に取捨選択をし、大事なことに集中すれば良いのか?こうした疑問に対するヒントに溢れる一冊です。
生産性の肝は”思考力”です。高い生産性を発揮するうえで必要な思考法が学べる本として最上級のクオリティです。
絶対に読んでおくべき一冊ですが、この本は擦り切れるくらい読み込みました。
メンタリストDaiGoさんも絶賛しています。
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メモの魔力
「メモの魔力」で学べることは、「メモの取り方」といったチープなノウハウではなく、「メモを通して思考を深める術」です。
人は普段、物事を考えている様であまり深く考えていない生き物なんですよね。頭の中で考えていても同じことを何日間も堂々巡りしていることってないですか?
前田裕二流のメモによって、その意味ない思考をストップさせ、適切な思考を導き出すことができます。
- ファクト(事実)
- 抽象化(気づき、背景、法則、特徴など)
- 転用(抽象化した事実から生み出すアクション)
このサイクルを日常の中で回すことが、圧倒的な行動の質や高い成長力を誇る前田氏の秘訣です。
20代で絶対に取り入れるべき習慣です。
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嫌われる勇気
仕事では対人関係の悩みは付き物。世の中の悩みの全ては対人に関するものと言われています。
その悩みと上手く付き合う方法を理解しておくことは、仕事のパフォーマンスを上げて、仕事を充実したものにするうえで必要不可欠なことです。
では、対人関係の悩みを100 %消し去るには何が必要なのか?それは”勇気”です。
この「嫌われる勇気」は、対人関係を改善していくための具体的な方法を示唆してくれる、まさに目から鱗がボロボロとこぼれ落ちる一冊です。
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人を動かす
大きな仕事をしようと思ったら自分一人の力ではなく、多くの関係者を巻き込まなければいけません。
人を動かす時には、
- どうすれば前向きに理解してもらい主体的に取り組んでもらえるのか?
- Noと言われそうな局面でどうすればYesと言ってもらえるのか?
こういったスキルが非常に重要です。
この「人を動かす」では、こうした人を動かすための原理原則が、たっぷりと詰め込まれた一冊です。
私は25歳くらいの頃にこの本と出会いましたが、この原理原則を、Excelにまとめて机の前の壁に貼り出し、日々一生懸命実践していました。この経験が今の人を動かすスキルの礎になっています。
誰しもが絶対に読むべき不朽の名作です。
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確率思考の戦略論(USJでも実証された数学マーケティングの力)
この「確率思考の戦略論」は、世界屈指のマーケターがUSJに導入した”秘伝の数式”について解説された一冊です。
一見、八方塞がりでどうしようもないと思えるような状況でも、市場構造や消費者の本質を理解していると、勝つことのできる道筋を導き出せることがあります。
その道筋を導き出すのが数学マーケティングです。
著者の森岡毅さんは、P&Gでマーケティングを学びUSJの集客人数を600万人増やした世界トップレベルの敏腕マーケターです。
ビジネス戦略の成否は確率で決まっており、確率を制するものがビジネスを制する。
マーケティングに関わらず、ビジネスで成果にコミットすべき人全員が読むべき一冊です。
少し値段が高いのですが、絶対に読んだ方がいいです。田端さんも強くオススメしています。
Kindle版で3200円と高価だが、値段どうでもええわ!とここまで掛け値なくおすすめできる本も珍しい。マーケティングに関連するあらゆるプロなら3万円でも読むべき!>「確率思考の戦略論」〜USJでも実証された数学マーケティングの力。https://t.co/9HwILTBka4
— 田端塾長@1000万円お金贈り やるよ。 (@tabbata) October 16, 2016
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シンプルに考える
ビジネスで最も重要なことは、「ユーザーが本当に求めているものを提供し続けること」にあります。
時に顧客のことを考えることを忘れ、社内の上司や自分自信に目が向きがちになることがありますが、それは愚の骨頂です。
この「シンプルに考える」は、”ユーザー目線”という凄くシンプルだけど最も見失ってはいけないビジネスの本質に気づかせてくれる一冊です。
この本を読むとビジネスの迷いが消え、やるべきことがシンプルに見えてきます。
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スタンフォードの自分を変える教室
人生の成功で最も重要なことは、やるべきことをやる力、すなわち「意志力」です。
注意力や感情、欲望をコントロールする力をどのように高めるのかを、脳科学の面から理理論的に学ぶことができる本です。
やるべきことをやる力は、その実態解明が難しく、それゆえに気合論で片付けらがちなテーマです。
でも、この「スタンフォードの自分を変える教室」の著者のケリーマクゴニガルさんは、心理学や脳科学の視点から、やるべきことをやる力を高める方法について論理的に説明してくれます。
私の中で革命的でした。
マシュマロ実験で明らかになりましたが、意志力と年収は確実に相関しています。
ビジネスに限らず、何事においても成果を出すうえで前提となるスキルの一つが意志力です。ぜひそのカラクリをしっかりと学んでおきませんか?
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イシューからはじめよ
圧倒的に生産性の高い働き方を実現するうえで、最も重要なことは、問題を解く前に、本当にそれが解くべき問題であるかを見極めることです。
ピントがずれた課題に対して一生懸命対処をしていては時間と労力のムダですからね。
この「イシューからはじめよ」では、解くべき問題を適切に捉え、最速で解を導き出すためのスキルを学ぶことができます。
この本は、「まじめとみじめは紙一重」という言葉を教えてくれました。
私がMBAで学んでいた時に一番最初に教わったことは「イシューを適切に捉える」ということでした。
全ての出発点なんですよね。
エッセンシャル思考とセットでぜひ読んでおくと良い一冊です。
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影響力の武器
仕事が大きくなればなるほど、関係者が多くなり、その中で利害関係があると、調整や交渉が難しく思うように前に進めることができなくなります。
特にやりたいことがあっても、上の役職の人に意見を潰されてしまったり、他部署が協力してくれないことってよくありますよね。
この「影響力の武器」は、そんな時に役立つ一冊です。社会心理学に基づき、人をどう動かすかという点について学べる本です。
私も「なんて、自分は非力なんだ…」ってげんなりしていたことが多かったんですが、そんな状況を打破できる方法が多く解説されていて、この本のおかげで、幾多も仕事の壁を乗り越えることができました。
少し分厚いですが、絶対に読んでおくべき必読書です。
私は交渉ごとの基本はこの本から全て学びました。
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スティーブ・ジョブス 驚異のプレゼン
ビジネスはプレゼンの機会で溢れてます。
それはお客様への提案や、役員への説明に限りません。日常の中で上司に資料を説明することもそうですし、関係部署の人に依頼をすることもプレゼンです。
これだけ機会に溢れているがゆえに、プレゼンスキルはとにかく早い段階で身につけておくことが大事ですよね。
正直、「スティーブ・ジョブス 驚異のプレゼン」一冊でプレゼンの極意は全て学ぶことができると思います。それくらいプレゼンに必要な技術がギュッと一冊にまとめられています。
全員必読ですが、特に若手社員で誰かに話す機会が多ければ、絶対に読んでおいた方がいい本です。
GRIT
ビジネスで成功するには才能だけでは足りません。「才能×”努力”=成果」になるからです。
この”努力”の部分、これこそが「やり抜く力」であり「GRIT」なんです。いわゆる、「成果を出すカギ」です。
この「GRIT」では、どのようにやり抜く力すなわちGRITを高めていけばよいのか?という点について解説されているので、
- すぐに諦めてしまう人
- ものごとを中途半端にしてしまう人
こんな人は、この本を読むことが自分を変える大きなチャンスになると思います。
確実に変われます!
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GIVE&TAKE
ビジネスで最も成功する人は、自分が受け取る以上に他人に与えることができるGIVERです。
一方で、最も失敗しやすい人も、GIVERです。
「とにかく周りの人にGIVEすべき」というアドバイスはよくありますが、単にGIVEすれば成功するわけではないというところが、この本のおもしろいところです。
- 成功するGIVERと失敗するGIVERとの間にはどんな違いがあるのか。
- 周りの人に対してどのようなスタンスでGIVE&TAKEをしていけば良いのか
この「GIVE&TAKE」では、上記のような点を学ぶことができます。
≫ この本の実践編をflier(フライヤー)で要約版を読むことができます
ただ本を読むのをやめよう。生産性の高い読書をしよう。
最後に、少し厳しい表現ですが一つ、正直、「本を読むだけでは何も変わりません。」
本で読んだ内容を実践し、その実践を仕事の成果に結びつけてはじめて意味が生まれます。
さらに言うと、読むという行為も、できるだけ短い時間で効率的に読むことが大事です。
効率的な本の読み方
効率的に本を読むには、次の5つが大事です。
- 目次通りに1ページから順番に読むのではなく、自分にとって最も重要なところから順番に読み進める。
- 一字一句全て読むのではなく、重点思考で読む。大事でない部分や既に知っている部分は読み飛ばす。
- アクションに繋がるアイデアを考えながら読み進める。思考なく文字を追わない。
- 1回では頭に入らない。1回じっくりではなく、サクッと3回読む。
- 一冊で終わりではなく、関連する本を複数冊読み、共通点を探りながら本質を掴む。
この5つを実践するだけで、読書効率はめちゃくちゃ上がります。
これは私が1,000冊以上の本を読む中で身に付けたノウハウで、自分で言うのも何ですがかなり実用的で即効性のある優れものです。
行動を変えるためにやること
次に、効率を上げるだけではなく、行動を変えることで成果に繋げなければいけません。
行動を変えるためにやるべきことは、ただ一つです。
それは、本から学んだことで、「これは絶対に取り入れた方がいい」と思ったことを一つだけ決めて、やるべきことを書き出すことです。
ポイントは”一つに絞る”ことです。人間一気に複数のことを意識することって難しいんですよね。自分のこれまでの行動を変えようと思ったらなおさらです。
たった一つのことに集中して実践してみましょう。
本を1,000冊以上読んで分かったのですが、読書の生産性を高めるには、本来、本の選び方、本を読む前の準備、などを含めてアプローチしてくことが大事です。
この記事では書ききれないので、詳しくは、読書の効果を3倍に引き上げるコツ【年300冊を血肉に変えてます】をご覧ください。確実に役立つ自信があります。
最後に:読書をすると世界が変わります
最後に一つ、学生時代国語の成績が2(5段階)で、読書嫌いだった私が、1,000冊以上の本を良み、仕事の成果が圧倒的に高まった話を少しだけ。
興味ない方は飛ばして最後のまとめにお進みください。
私ははじめてビジネス書を手に取ったのは社会人になってから。遅いですよね。
しかも一冊読むのに1カ月弱かかってます。時間かかりすぎです。
でも、そこで学んだことを一つ実践してみると、仕事が少し上手くできるようになったんです。
その変化はわずかだったんですが、凄く嬉しかったことを覚えています。
「本に書いてあることを実践すれば仕事って上手くできるじゃん」と目から鱗が落ちる経験でした。
それから、攻略本を買いあさるゲーム好きの中学生のように、ビジネス書を次からへと手に取り読んでは実践しての繰り返し。
これが私のビジネスマンとしての人生を大きく変えてくれました。
そして気が付いたらMBAを取って、大手企業で最年少で管理職に昇進し、管理職の中でも私のマネジメント手法が全社展開されるといった成果を上げることができました。(手前味噌ですいません…)
読書は1,000円弱でできる最強の自己投資です。
今回、紹介した本はどれも仕事の成果をグッと引き上げてくれる名作ばかりです。
ぜひお手に取って読んでみることで、仕事が上手く好転することにお役立ていただければ幸いです。
まとめ:20代におすすめのビジネス本13選
なんだかんだ記事が長くなってしまったので、最後に今回紹介した本をまとめます。
今回の記事は、これで以上です。
こちらの記事はおすすめする本を随時アップデートしているので、ブックマークがおすすめです。