- 人生がつまらない…。
- 何もかもめんどくさくて、気力が湧いてこない。自己嫌悪におちいる繰り返し。
- この無気力からどう脱出したらいいんだろう。
こんにちは、ととのえです。
今回の記事はこんな悩みを抱えている方に向けて書きました。
学生から若手社会人の方に向けてキャリア相談をやっているんですが、上記のような悩みがすごく多いんです。
このtotolabo記事では、こうした悩みを持った方と対話し、寄り添いながら悩みの解決に向けて二人三脚するなかで分かった、その原因と解決策について解説していきます。
- 人生がつまらないと感じる2つの本質的な原因
- 無気力から脱出する3つの方法
- 人生を大きく変える方法
この記事を読むと、無気力から脱出するための糸口が分かり、つまらない人生が好転しはじめるきっかけをつかめます。
ととのえ
キャリアコーチとして学生から社会人まで1,000人以上のキャリア支援に携わる。従業員10万人規模の会社で人事歴11年。
人生がつまらないと感じる2つの本質的な原因
人生がつまらないと感じる原因を紐解いていくと、ほとんどが次の2つのパターンに行き着きます。
- 「欲しいものが手に入らない」という思い込み
- 過去や将来のことにとらわれて今を全力で楽しめない
原因①:「欲しいものが手に入らない」という思い込み
一つ目は「欲しいものが手に入らない」ということを、自分の中で無意識に決めつけてしまっているということです。
人生が一番わくわくするのは、「理想を追い求めている時」なんですよね。
例えば、恋愛で一番楽しかった瞬間って、付き合った後よりも”付き合う前”という様に言われますよね。
仕事でも同じで、年収1,000万円を実現したい!という気持ちを持ってがむしゃらに頑張っている時は、忙しくてもわくわくする充実感があるもの。
理想は年収600万円!?
とある24歳の若手社会人と話をしていた時に、「どれくらいの収入があったら満足できる?」と質問をしました。
答えは、「年収600万円」でした。
でも、お金以外にも欲しいものを訪ねていくと、外車、mac booc、一眼レフカメラ…、と色々出てくるもの。
本当は600万円じゃ足りないんじゃないの?というと「本当はもっと欲しい」とのこと。
「自分の限界値はこれくらいかな…」に縛られている
実は、ほとんどの人は理想を持っているようで本当の理想を持てていません。
本当に手に入れたいという理想があったとしても、「自分にはそんなのできない」というツッコミが反射的に頭に思い浮かんでしまうんです。
それで結局は、夢を追いかけることすらできない状態になっている。
これが一つ目の原因です。
程度は人それぞれかもしれませんが、この記事を読んでいるあなたも、当てはまる部分がありますよね?
原因②:過去や将来のことにとらわれて今を全力で楽しめない
二つ目の原因は、「過去や将来のことにとらわれて今を全力で楽しめない」ということ。
実は多くの人が、一日のうちのほとんどの時間を過去や将来のことにとらわれているんです。
例えば朝食の時間。目の前の料理の味のことではなく、この後の仕事のことや学校のことで思考を巡らせてますよね。
誰かと遊んでいる時も、昨日あった嫌なことを思い出しては少し嫌な気分になったりと…
こんな状況に陥っていませんか?
“今この瞬間”に楽しさや幸せが詰まっている
本当は、今この瞬間に幸せってたくさんあるはずなのに、そこに意識を向けずに過去への後悔や未来への不安にとらわれてるんです。
過去は変えることができませんし、未来は自分が想像するフィクションです。
それがポジティブなものであればいいんですが、ネガティブな過去や未来に頭が支配されている場合は要注意です。
人生嫌なことだらけなのはどうしようもない?
「私の人生、嫌なことや辛いことばっかり起きる」
こういった声もすごくたくさん耳にしてきました。
人類には2種類の人が存在する
人類には次の2種類の人が存在するんです。
- 「幸せ」に焦点を当てている人
- 「不幸」に焦点を当てている人
たとえば、バングラディッシュは世界最貧の国と言われています。
自作のバナナやパパイヤを販売して生活するアリミヤさん(67歳)は今の生活に満足しているとのこと。
自分の健康のために働いている、働くことが元気の秘訣。と幸せそうな顔で語っています。
一方で、東京港区白金台に住む40代専業主婦のMさんは、以下の様に言っています。
私立高校を志望したのに公立高校に行かされた。妹は二浪して大学に行ったのに、自分は短大で我慢させられた。友人の家が新築でうらやましい。親友の子供は成績優秀で東大に入学した。夫は部長止まりで役員になれなかった。
傍目から見るとMさんは、かなり裕福な生活をしています。
それなのに、「不幸だ…」とのこと。
手にしているものは目に映らない
「人生が楽しいと感じる人」と「人生がつまらないと感じる人」の大きな違い。
前者の人は、今目の前にある幸せなことに焦点を当てて生きています。
一方で、後者の人は、手にしているものが目に映っておらず、いつも「足りないもの」に目を向けている。
世界で一番貧しいことで有名な大統領のムヒカ大統領。
ムヒカ大統領が収入の9割を寄付していたのは、残りの1割の収入で手に入る生活に満足できるからです。
無気力から脱出する3つの方法
ここから、無気力になってしまっている状態からの脱出方法について解説します。
脱出方法は次の3つです。
- 心から望む理想を見つける
- わずかでも興味のあることをやってみる
- Googleも導入した今に焦点を当てる術
特に「①心から望む理想を見つける」が全てです。
②③は補助的なアプローチだと思ってください。
①心から望む理想を見つける
まずは、自分自身の心の奥底にある本当の理想を見つけるということ。
人生がつまらない原因のパートでお話しした通り、理想を描こうとすると「自分には無理だ」という無意識のマインドブロックが必ず発生します。
それを取っ払って、本当に心から望む「ありたい姿」「やりたいこと」「欲しいもの」を考えてみてください。
無気力状態から何かに向けてパワーが湧いてくる状態を作っていくための唯一のアプローチは、欲しいものを見つけることなんです。
人が動く原則はアメかムチのみ
人が動く原理原則はアメかムチの2つしかありません。
「何かを手に入れたい」と思うか「何かから逃れたい」と思うかです。この2つしかないんです。
何かから逃れたいというのも大きなパワーを生み出しますが、あまり持続性はありません。
一方で、「何かを手に入れたい」という思いには持続的なパワーがあります。
「自分には無理だ」というマインドブロックの外し方
理想を描く時に生まれる「自分には無理だ」というマインドブロックをどう外せばいいのか。
2つの方法があります。
一つは、理想を5倍にしてみるというアプローチ。
一度理想を描いてみます。
例えば年収。理想は600万円だとしたら、その5倍。3,000万円にしましょう。
3,000万円が手に入ったらどんな気持ちになりますか?何にお金を使ってみますか?
どうですか、600万円の理想を掲げた時よりもわくわくするでしょう。
もう一つのアプローチは、コーチングを受けるという方法。
コーチに理想を引き出してもらうんです。
これは、「理想の解像度をあげることや」「新しい視点を取り入れる」という意味で効果的です。
例えば、「好きなことばかりやって生きていたい」という理想があったとします。
その好きなことって具体的になにをやっている状態なのか。
また、本当は好きなことをやるよりも、周りに管理されない生き方を望んでるのではないかと。
自分一人では、なかなか本当の理想に辿り着かないもの。
私もコーチングを何回も受けていますが、驚くほど効果的ですよ。
最近はポジウィルキャリアが圧倒的に人気ですね。
無料で1時間のキャリア相談を受けることができるので、多くの方が活用しています。
ポジウィルキャリア公式HP:https://posiwill.jp/career/
関連記事:【プロコーチが解説】理想の人生の「設計方法」と「実現方法」をステップで詳しく解説
②わずかでも興味のあることをやってみる
理想が描けないというのはよくある話。
いきなり、
- これめっちゃやりたい!
- これめっちゃほしい!
- 本気でこんな人になりたい!
という理想が出てくる人の方がめずらしいです。
理想は見つけるものではなく育てるもの
いきなり100点の理想を描かなくてもいいんです。
なぜなら、理想は見つけるものではなく育てるものだからです。
まずはほんの少しでも興味あるかなって思ったことをやってみることが第一歩。
昔興味あったことでもいいと思います。
やってみて違うと思ったら無理に続ける必要はありません。
まずは、興味の糸口を見つけてそれを広げていきましょう。
③Googleも導入した今に焦点を当てる術
人生がつまらない原因の一つに「過去や将来のことにとらわれて今を全力で楽しめない」をあげました。
また、「今手元にある幸せに目を向けることができない」ということも。
こうした状況に対して、最も効果的なアプローチがマインドフルネス瞑想です。
マインドフルネス瞑想とは、「今この瞬間に全ての意識を向ける」ための術です。
SIY(Search Inside Yourself)というプログラムでマインドフルネスの講座をGoogleが開発し、社員研修で取り入れています。
瞑想というと少し宗教的な印象を持つ人が多いんですが、マインドフルネスはその宗教色を排除した化学的なもの。
マインドフルネスのメリット
マインドフルネス瞑想を行うことで、以下のようなメリットがあると言われています。
引用:Mindful Leadership Institute
私はマインドフルネス瞑想を始めてから10年以上になりますが、「今この瞬間」を意識する力が高まりました。
- 家族との何気ない時間の喜び
- 食事の楽しみ
- 生きていることのありがたみ
などをより感じることができるようになりました。
マインドフルネスの詳しい効果や正しいやり方については、「【体験談】マインドフルネス瞑想で実感した驚きの効果(正しいやり方も解説)」の記事にて解説していますので、併せてご覧ください。
最後に:人生はたった一度きり
人生ってたった一度きり。
そして、実は人生って自分が思った通りに好きなように生きれるものなんです。
「自分の思い通りの生き方なんてできない」と思うのは、それは自分でそう決めつけているだけなんです。
苦しくつまらない人生にしているのは、自分。
私は今回解説した方法を実践したことで、人生が大きく変化した人を何人も見てきました。
分かれ道は、人生を楽しくする主導権を握って行動できたかどうか。
たったこれだけです。
ぜひ、何か一つでも行動をすることで、人生好転の第一歩を踏み出してみてください。
この記事がお役に立てていると幸いです。