やりたいことがわからない。自分の強みがわからない。今の仕事を続けていいのかも、わからない。
「周りはちゃんと決まっていそうなのに、自分だけがモヤモヤしている」――そう感じている人は、案外多いと思います。
キャリアについて悩むのは、自分のこれからをちゃんと考えているからです。悩んでいること自体が問題ではないんです。
この記事では、totolaboが考える「キャリアの正解」について書きます。
世の中には、キャリアの「一般的な正解」があふれている
キャリアについて調べたり、人と話したりしていると、「こうあるべき」という形の正解が、たくさん見つかります。
- 転職したほうがいい
- 給料を上げるために、スキルを学んだほうがいい
- キャリアアップしたほうがいい
- 副業を始めたほうがいい
- もっと上を目指したほうがいい
こうした言葉は、確かに、多くの人にとって役立つ場面があります。迷っているときに一つの道しるべになることもあるでしょう。

「転職しなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」って言葉、調べると本当にたくさん出てきますよね。どれも間違ってはいないんだけど、いざ当てはめてみると、なぜかしっくりこない……そんな経験、ありませんか?
ただ、totolaboはこう考えます。
「一般的な正解」は、あくまで一般の正解。それが、そのまま「あなたの」正解になるとは限らない。
たとえば、「もっと上を目指すべき」という正解は、上を目指したい人にとっては追い風になります。けれど、今の環境やペースを大切にしたい人にとっては、違和感をともなうものかもしれません。

「一般的な正解」は、あくまで「一般」の正解。多くの人に当てはまりやすい答えであって、「今のあなた」にそのまま当てはまるとは限らない、ということですね。
正解の形は、人によって違う。だから、一般的な正解と、自分の気持ちのあいだでズレを感じるとき、おかしいのは自分のほうではない――そうtotolaboは考えます。
キャリアは、上を目指すためだけのものではない
では、キャリアとは何のためにあるのか。
totolaboは、キャリアとは「上を目指すためだけのもの」ではないと考えています。
キャリアは、自分らしく働くためのもの。そして、自分に合う働き方を、少しずつつくっていくものです。
「自分らしく働く」は、好きな仕事だけをすることでも、常に成長し続けることでもありません。自分にとって大切なものを、自分の物差しで選ぶことです。
「もっと上へ」という選択も、「今の環境を大切にする」という選択も、どちらも立派なキャリアです。
大事なのは、どの形を選ぶかではなく、何を大切にして選ぶかだとtotolaboは考えます。
成功の物差しは、外からもらうものではなく、自分で用意するもの。

私も昔は、周りの人が「いいね」と言うものをそのまま目指して、がんじがらめになった時期がありました。物差しを自分の手に取り戻したとき、初めてキャリアが「自分のもの」になったと感じられたんです。
給料を上げることが、ある人にとっての成功。副業で仕事の幅を広げることが、ある人にとっての成功。今の会社で頑張り続けること、今の環境を大切にすること、家庭や生活とのバランスを大切にすること――どれも、その人にとっての成功になりえます。
どれか一つが、ほかよりも正しい、ということはありません。
では、どうやって「何を大切にして選ぶか」を決めればいいのか。次の章からは、その考え方を書きます。
世の中的な正解ではなく、「自分なりの基準」で考える
キャリアには、世の中が決めた一つの正解はありません。
あるのは、「自分なりの正解」だけです。
ただ、totolaboは、「自分なりの正解」を最初から知る必要はないと考えています。まずは、自分が何を大切にしたいのかという「基準」を持つ。その基準をもとに選び、歩いていく。その先で「これでよかった」と思えたとき、それが自分にとっての正解になる――そういう順番です。
ここでは、その「基準」について、totolaboが大切にしていることを二つ書きます。
周囲の評価や期待を、基準にしなくていい
キャリアの選択が難しくなる大きな理由のひとつが、「周りがどう思うか」です。
- この年齢で転職なんて、思われないだろうか
- こんな道を選んだら、「もったいない」と言われないだろうか
- 家族は、反対しないだろうか
周囲の評価や期待を気にして、自分の選択を決められなくなる。これはよくあることだと思います。

私も「この年齢でこの選択は、変に思われないかな」と悩んだことがあります。でも後から振り返ると、心配していたほど周りは気にしていませんでした。その選択で毎日を過ごすのは、他の誰でもない自分です。
けれど、自分の幸せは、自分でつかむものです。他人から評価されるために、キャリアを選ぶ必要はありません。「みんながこれをしているから、自分もしなければいけない」というわけでもない。
totolaboは、キャリアの選択について、「誰のものか」を問いかけることが大切だと考えます。その選択の結果を一番長く引き受けるのは、他の誰でもなく、自分だからです。
「今の状況だから」という自分ルールは、外していい
もうひとつ、「自分なりの正解」をさまたげやすいのが、「今の状況だから」という自分ルールです。
特に、女性のキャリアについては、状況の複雑さをともなうことがあります。
- 結婚した
- 子どもがいる
- 子育て中で、簡単には身動きが取れない
- これまでの学歴やキャリアを考えると、まったく違う世界に飛び込む自信がない
- 今の職場環境には満足しているけれど、給料が見合っていない
こうした状況の中で、「自分のキャリアは、このままでいいのだろうか」と考える人もいます。

「今の状況だから」という言葉は、ときどき自分自身にかけてしまいがちです。でも、状況が変わったからこそ見えてくる選択肢もあります。条件が変わるのは、ゴールではなく、物差しの組み替えどきなんだと思います。
totolaboは、結婚や出産をしたから、キャリアを諦めなければいけないわけではないと考えています。
状況が変われば、これまでと同じようには選べないこともあります。でも、その中で選べるものまで、最初から諦める必要はありません。 子育てをしながら働き方を組み替える選択も、今の環境を土台にして少しずつ動く選択も、あります。
「今の状況だから、考えなくていい」と決めつける必要も、「今の状況では、何もできない」と決めつける必要もありません。状況の中で、自分なりの正解を探すことは、いつでも始められます。
選んだ時点では、それが正解かどうかは、わからない
自分なりの基準で考えて、選ぶ。ここまでは、選択の「前」の話です。
そしてtotolaboは、ここから先もまた、キャリアをつくっていく大切な時間だと考えています。
「これでよかった」と思える道かどうかを、最初から確かめる方法はありません。
どれだけ慎重に考えて選んでも、選んだ時点では、それが正解だったかどうかは、誰にもわからないのです。

「これで正解!」と確信を持って選んだ選択肢は、私の場合、一度もありません。それでも選んで歩いてみたら、「結果的によかった」と感じられるようになった――正解は、選ぶ前じゃなくて、歩いたあとにできるものなんだと思います。
totolaboは、キャリアにおける「正解」とは、そのときの「判断」の正しさのことではないと考えます。正解かどうかは、その先を歩いてみた自分の気持ちが、あとから決めるものです。
正解を「当てるもの」だと思っていると、選択の前に立ち尽くすことになります。でも、正解を「つくるもの」だと思うなら、まず選んで、歩き出すことから始められる。
だからこそ、悩みながら選んでいい。
だから、自分で選んだものを、自分で正解にしていく
正解は、探すものであると同時に、つくっていくものです。
自分で見つけて、自分の足で進んで、その先で「これでよかった」と思えること。それが、その人にとっての本当の正解になる――そうtotolaboは考えます。
選択が、周囲から見れば「なんでそっちを選んだの?」「それって失敗じゃない?」と思われるものだったとしても、自分自身が「これでよかった」と思えるなら、それでいい。
誰かに「それが正解だよ」と言われたから正解なのではない。自分で選んだものを、自分で正解にしていく。 それが、totolaboの考えるキャリアの姿勢です。
歩きながら、つくっていく
「これでよかった」と思える未来は、選択した瞬間に完成するものではありません。
今の自分が納得できるキャリアにたどり着いたとき、過去に悩んで、迷って、もがいていた自分のことも、肯定できるようになります。
「あのとき悩んだから、今がある」
「あのときの自分がいなかったら、今の自分はいない」
今の自分が「これでよかった」と思える未来をつくることで、過去に悩んでいた自分も、肯定してあげられる。 totolaboは、そう考えています。

迷った末に選んだ道も、振り返れば「あの迷いがあったから、今の私がある」になります。悩んだ時間は無駄ではなく、自分なりの正解をつくる材料だったんだな、と思います。
答えがまだ出ていなくても、いい
「やりたいことが見つからない」という状態は、珍しいことではありません。無理に一つの答えを出すより、なぜ見つからないのかを切り分けて、少しずつ試せることを見つけるほうが、進みやすいと思います。

実は私も、「やりたいこと」は何度も変わってきました。答えが一度で見つからないのは、おかしいことじゃなくて、普通のことです。答えがまだ出ていなくても、小さく試しながら進んでいけば大丈夫。
答えを探すことと、進むことは、同時にできます。試しながら考える。考えながら歩く。悩みながら、自分で考えながら進んでいくこと自体が、キャリアをつくっていくことです。
「自信がないから、大きなことは決められない」と感じているときも、いきなり大きなことをする必要はありません。小さく試してみていい。その経験も、自分なりの基準をつくる材料になります。
自分なりの正解は、大きな決断のその先にあるのではなく、小さく試して、歩いて、考え直す――その積み重ねの中から、少しずつ形になっていくものだとtotolaboは考えます。
まとめ:そんな悩みを抱えているのは、あなただけじゃない
ここまで書いてきたことを、あらためてまとめます。
- キャリアには、世の中が決めた一つの正解はない
- キャリアは、上を目指すためだけのものではない。自分らしく働くためのものである
- 選ぶときの基準も、成功の物差しも、自分で用意していい
- 選んだ時点では、正解かどうかはわからない。正解は、その先を歩いて「つくっていくもの」である
- 自分で選んだものを、自分で正解にしていく。だから、答えがまだ出ていなくてもいい
キャリアについて悩んでいる人の中には、「自分だけが取り残されている気がする」と感じている人がいます。
そんな悩みを抱えているのは、あなただけじゃない。
totolaboは、一人ひとりが自分なりのキャリアを考え、見つけ、整えていくことを、一緒にサポートしていきたいと考えています。
今すぐ答えを出さなくてもいい。自分にとって何が大切なのかを考えて、迷いながらでも、自分で選んでいけばいい。その先で「これでよかった」と思えたとき、その選択は、あなたにとっての正解になっていく。

キャリアに正解はありません。だから、悩んでいるあなたは、まちがっていません。まずは、あなたなりの「基準」を一つ持つところから、始めてみませんか?



