- 40代、スキルに自信がないけど、独立・起業したい!
- 40代スキルなしでも起業できる?
- 起業を成功させるためのポイントや事例を知りたい
40代になるとキャリアについて考えざるを得ない瞬間がやってきます。
会社員人生の終わりが見えてくるとセカンドキャリアを意識したり「このままの道でゴールしていいのかな」と思ったり。
実は、リモート環境をはじめ生活様式も変わったことで、40代で「起業」を選択する人が増えています。
2020年度の中小企業白書によると、フリーランスとして起業した人のうち40代の割合がもっとも多い。
とはいえ、会社員の生活が長いと「起業にチャレンジしたいけれどスキルがない」という壁に当たる人も少なくありません。
経験がないと自分ひとりでは心細いですし、ハードルを高く感じる人もいるでしょう。
このtotolaboの記事では、40代で起業したいけれどスキルがない人のマインドセットや解決方法を詳しく解説します。
実際に起業を経験している私ととのえが、スキルなしでも起業で成功するためのポイントや実例もあわせて紹介します。
この記事を読むと、40代で起業したいけれどスキルに不安を抱える人が取るべきアクションをしっかりと理解できます。
ととのえ
キャリアコーチング、メディア運営、人事コンサルタントとして3つの事業を立ち上げて運営する起業家兼複業家。MBA(経営学修士)取得。
40代スキルなしでも起業はできるのか?
40代スキルなしでも起業はできる結論とその理由を解説します。
結論:【断言】40代スキルなしでも起業はできる!
結論、40代の人がいまスキルを持っていなくても起業できますし、可能性に溢れています。
というのも、世界を見渡すと日本を含めて、40歳以降に新たな挑戦を始めて成功した人がたくさんいます。
たとえば誰もが知る食品・ファーストフード企業の創業者に着目してみましょう。
日清の安藤百福
→48歳でインスタントラーメンを発明
マクドナルドのレイ・クロック
→52歳でマクドナルドを購入。それまではミルクセーキマシンの営業マン
ケンタッキーのカーネル・サンダースことハーランド・サンダース
→62歳でケンタッキーフライドチキンのフランチャイズに挑戦
年齢関係なくチャレンジした人は、成功はもちろん“生きがいのある人生”を手に入れています。
実際、レイ・クロックの自伝『成功はゴミ箱の中に』を読むと、挑戦がさらなる根気や情熱を生み出したとわかります。
しかもレイ・クロックは、当初は営業マン。ハンバーガーの知識もスキルもゼロからのスタートでした。
このようにチャレンジ精神さえあれば人生をガラッと好転させられます。
もちろん過去ではなく現在も変わらない、むしろ令和のいまこそチャンスです。
なぜ「いま」起業しやすいのか
令和に入り起業のハードルが下がっています。冒頭でお伝えした通り、40代の起業が増加。
特に、ウェブを軸にした起業はハードルが低く人気です。
起業しやすい時代になっている理由は次の2つです。
- 大きなお金を必要としない
- 学びながら試せる
①大きなお金を必要としない
Webであれば場所が不要となり固定費をぐっと下げられるようになりました。
たとえばブログは、サーバー代月1,000円程度の固定費で済みます。
「起業は難しくてお金がかかるもの」というイメージは薄れてきています。
②学びながら試せる
ウェブ上ではデータが取れるので「リアル=場所を持つ」よりも実装がカンタンで試しやすい。
たとえばオンラインショップを運営したとして、セールスの文章やデザインなどは顧客の反応をみながら即改善できます。
自社のサービスの品質を高めるPDCAサイクルをぐるぐる回せるようになりました。
その意味でもチャレンジがしやすくなっていると思います。
ただし、場当たり的な気持ちですと起業はできても、その先で間違いなく失敗するので注意が必要。
続いて、失敗をどのように防げるのか、ポイントを解説していきます。
40代スキルなしでも起業を成功させる3つのポイント
起業を具体的に進めるにあたって成功させるポイントを3つ解説します。
- 起業の定石を学ぶ
- 適切なテーマ・ビジネスモデルで起業する
- メンターを持つ
それぞれみていきましょう。
①起業の定石を学ぶ
過去の成功体験や自分の知見だけで起業するのは危険です。
定石をしっかりと学びながら起業しないと間違いなく失敗します。
なぜなら『起業の科学 スタートアップサイエンス』という本があるように、起業は科学だからです。
100%の成功する保証はありませんが、定石を学べば失敗の99%は潰せます。
では、どうやって起業の定石を学んでいけば良いでしょうか。
昨今、起業スクールや経営塾が増えていますが、ただ勉強するだけの座学系はおすすめしません。
というのも私はMBAを取って成長を実感しているものの、「実践面」では少し物足りなさを感じています。なんなら少し後悔しているくらいです。
その意味では実践しながら学べる環境がマスト。
私が丹念にリサーチした結果、起業スクールを選ぶなら次の二択です。
ライフシフトラボは40,50代の起業に特化した実践型キャリア自律スクール
起業ノウハウの提供や実践の伴走をするプログラムが充実しています。
起業に関する地に足が着いた具体的なアプローチを指南してもらえるのはライフシフトラボの大きな魅力。
ライフシフトラボ公式サイト:https://lifeshiftlab.jp/
関連記事:ライフシフトラボを実際に体験して確認!本当に複業デビューできるのか
WILLFU(ウィルフ)は受講期間中に実際にビジネスを立ち上げ黒字化まで目指す、超実践型の起業スクール
リクルートやサイバーエージェントの事業立ち上げノウハウをギュッと凝縮して学べます。
年齢限らず実践型起業スクールで圧倒的な実績を出しています。しかもリーズナブル。
WILLFU公式サイト:https://willfu.jp/
関連記事:WILLFU(ウィルフ)徹底解説|すごい評判と実績
ライフシフトラボも、WILLFUも無料で説明会に参加することができるのですが、ただのサービス説明ではなく、起業を成功させるためのコアなノウハウを学ぶことができます。
実際に、私も参加してみましたが、どちらも有料級の情報を得ることができました。
②適切なテーマとビジネスモデルで起業する
起業を成功させるには“適切なテーマ”と”ビジネスモデル”を選ぶ「方法論」をおさえるのがマストです。
そもそも起業とは「テーマ」×「ビジネスモデル」に要素を分けられます。
- テーマ:英語、ファッションデザイン、写真など題材
- ビジネスモデル:儲ける仕組み
つまり「テーマ」×「ビジネスモデル」=起業アイデアということ。
ちなみに2つを一緒くたにして考えると、ごっちゃになって前に進みません。
逆にいえば、これらを整理さえすればシンプルかつスムーズにアイデアをまとめられます。
起業アイデアをしっかり考えたい人は興味がある方は、下記をご覧ください。
関連記事:「起業したいけどアイデアがない」へのベストアンサーはこれ!
③メンターを持つ
起業してから特に序盤は起業への知見があるメンターを持つことが大事です。
我流の間違った方法では、努力をどれだけ重ねても成功にはたどり着かないからです。
というのも一人だけでもくもくと取り組んでいると、失敗していること自体に気付けません。
知人にメンターがいれば良いですが、なかには接点のない人もいると思います。
メンターを見つける主な選択肢は次の通りです。
- 商工会議所
- 中小企業基盤整備機構
- よろず支援拠点
- 日本政策金融公庫
名前だけ知っているケースが多いでしょう。正直、当たり外れが大きいです。
その意味では先に①で紹介した起業スクールに通うと、学び先がメンターになります。
ですので、メンターを新たに見つける必要はありません。
メンターをわざわざ選ぶなら、真摯に向き合ってくれるものを選びましょう。
40代からの起業に「成功する人」と「失敗する人」の違い
40代からの起業に成功する人と失敗する人の違いについてまとめました。
40代からの起業に成功する人
- 挑戦したい強い意志がある人
- まずやってみる精神がある人
- 行動しながら学べる人
『起業は意志が10割』という本があるように、起業の序盤で特に大事なのが意志です。
やってみる行動力があればスキルがなくても起業できます。
重要なのはその後。成功する人は行動しながら素直に学ぶのでスキルが身に付き、変化にも柔軟に対応できます。
不確実性の高くなった現代では、スキルはすぐに陳腐化すると言われています。
起業後にテーマ自体を柔軟に変更させて成功される人も多いです。
40代からの起業に失敗する人
- 起業が目的になっている人
- 会社員の感覚が抜けない人
- 起業しても学びに投資しない人
失敗は意識すれば避けられるので、もう少し解説します。
起業が目的になっている人
起業を志す人のなかは起業そのものが目的になってしまっているケース。
起業の実現にエネルギーを費やすと、誰に価値を届けるのかというビジネスの本質を忘れてします。
そうなると、いざ起業しても成果を上げられず、情熱も燃え尽きて失敗してしまう恐れがあります。
会社員の感覚が抜けない人
起業すると会社員として雇われる働き方とは異なる感覚が求められます。誰も指示してはくれません。
なので経営者のマインドを持って、戦略を練って自ら行動しかねばなりません。
ただし未経験で我流のまま進めてしまうと、判断を見誤ってしまうケースも。
起業しても知識を付けない人
知識やスキルがないままで起業はできます。重要なのはその先です。
自己流で学びに投資する意識がないと、どこかで必ず壁に当たります。
失敗する人は、我流のため起業とは無関係なことを一生懸命やってしまう。
間違った方向性のままで突き進み、そのまま失敗してしまうのです。
その意味でも起業しながら学ぶことが必須です。
40代で起業した人の成功例
ここからは、40代で起業をした人の成功例をみていきましょう。
複業からのスタートして起業する人の事例も増えています。
介護コンサルタント(44歳 男性)
介護コンサルタントとしての活動をはじめています。(中略)本業以外の新しい選択肢ができたことで精神的な安心感が大きくなりましたし、本業1本で生きていかなければいけないというプレッシャーも軽減しました。
https://lifeshiftlab.jp/voices/
業務改善コンサルタント(47歳 女性)
業務改善の分野でコンサルティングを行っています。受講をはじめた当初は、別に複業を始めるのは数年先でもいいかな……と思っていたんですが、受講を通してより方法や内容が具体化されて、気づけばスタートしていました。
https://lifeshiftlab.jp/voices/
サプリのEC販売(44歳 男性)
受講中に、独自ブランドのサプリメントを立ち上げ、DtoCネット通販を開始。ふと、自分が飲んでいた「モリンガ」というサプリを思い出しました。元々、睡眠障害で悩んでいた私は、友人の勧めでモリンガを飲み始めていたのですが、それからめちゃくちゃ寝られるようになっていたのです。
https://willfu.jp/willfulab-2/shakaijin_gr10_y/
リサイクル事業(46歳 男性)
初回授業で自分のこれまでの経験を紐解き、配布された過去受講生の成功事例なども読み込み、事業アイデアをリサイクル事業に決定。(中略)自分が企画して動いたもので、人が反応してくれて、お金が生まれる面白さや、何をやるかやらないかすべてを自分で判断できる面白さに魅力され、気づくと、妻に止められても、客先に向かい続ける自分がいました。
https://willfu.jp/willfulab-2/shakaijin_gr2_o/
40代は「いきなり起業」それとも「副業から」?
結論、その人が目指すゴールと道筋の立て方によるのでケースバイケースです。
スピードを重視して一点集中していきたい場合は、起業が選択肢としてベスト。
リスクを極力抑えたいなら副業からスタートするのも一つの方法です。
とはいえ、先の成功事例で紹介したように「複業として起業する」パターンも増えています。
ですので、チャレンジしたい人は起業を念頭に進めるのがおすすめです。
40代でスキルがないなら転職を挟むのもアリ
起業経験をした身としては、あまりおすすめはしません。
大きな理由は、転職を挟むと2〜3年遠回りするので時間をロスするからです。
もちろん起業テーマと実現に向けた必要なスキルが明確なら転職もありでしょう。
でも起業は「スキルを身につけてから」ではなく「スキルを身につけながら」でOK。
「スキルは5年で陳腐化する」という研究結果も出ています。
なので、時代の変化に合わせてスキル身につけていきましょう。
40代スキルなしで起業する時の質問に全部回答!
40代スキルなしで起業する時の質問への回答をまとめました。
まとめ:40代スキルがなくても起業で明るい未来をつかめる
40歳以降から新たな挑戦を始めて成功し、生きがいを見つけた人がたくさんいます。
実際、ウェブを軸にした起業はハードルが低く、40代の起業割合は増えています。
起業にスキルは不要ですが、起業は科学であり「失敗する確率をいかに下げられるか」が重要です。
未経験で我流を貫くことは、あなたの貴重な時間を水に流してしまうようなもの。
なので、まずは実践的に学びながら成果を出していくのが成功のポイントです。
記事で解説した企業の実例や「40代スキルなしでも起業を成功させる3つのポイント」を参考にアクションしましょう。
思い立った日に行動できるかがポイントです。