この記事の要点
- 「死ぬまでにしたい100のこと」を30代版として作るなら、71の欲求カテゴリを起点にするのが最も早い方法です
- 30代は仕事・お金・結婚という変化が同時に重なる転換期であり、バケットリストが自己理解のツールとして最も機能する時期です
- 作り方は「媒体を決める→時間を確保する→欲求から書き出す」の3ステップのみです
- 書いた後は定期的に見返しながら、自己理解診断でさらに深めることができます
30代は人生最大の転換期、統計が示す現実
30代という年代には、仕事・お金・結婚・人間関係のすべての変化が重なります。
将来への漠然とした不安を感じる人が増えるのも、この時期に人生の大きな選択が集中するからです。
2020年の国勢調査をもとにまとめたこども家庭庁「令和7年版こども白書」のデータでは、30代の未婚率は下表のとおりです(出典: こども家庭庁「令和7年版こども白書 第2部第1章第2節」、2020年国勢調査ベース)。
| 年齢帯 | 男性未婚率 | 女性未婚率 |
|---|---|---|
| 30〜34歳 | 47.4%(約2人に1人) | 35.2%(約3人に1人) |
| 35〜39歳 | 34.5%(約3人に1人) | 23.6%(約4人に1人) |
出典: こども家庭庁「令和7年版こども白書 第2部第1章第2節」(https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/26eaf394-b81d-4778-8303-eeb3d28c89c2/60425ddc/20250611_resources_white-paper_r07_06.pdf)、2025年6月時点
30代前半の男性は約2人に1人が未婚であり、「結婚か・このままか」という選択を意識する人が多い時期です。
お金の面では、国税庁「令和6年分民間給与実態統計調査」によると、民間企業の給与所得者全体(男女計)の年間平均給与は478万円(男性587万円・女性333万円)です(出典: 国税庁「令和6年分民間給与実態統計調査 調査結果報告」、https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2024/pdf/R06_001.pdf、2024年分)。
「平均と比べてどうか」「このまま同じ会社でいいのか」という比較が自然に頭をよぎるのが30代の特徴です。
こうした変化の集中が、「自分は本当に何をしたいのか」という問いを浮かび上がらせます。バケットリストは、その問いに答えるための最も具体的なツールです。
20代向けの20代のバケットリストとの違いは、30代固有の軸(仕事・お金・結婚・自己成長)が前面に出てくることにあります。
30代でバケットリストを作る3つのメリット
30代でバケットリストを作る最大のメリットは、行動の優先順位が明確になることです。
メリット1:目標が具体的になる
「いつかやろう」と思っているだけでは行動に移れません。バケットリストに書き出すことで、「いつかやること」が「次にやること」に変わります。仕事でも日常でも、書いたものは実行率が上がります。
メリット2:自己理解が深まる
何を書くかを考える過程が、自己理解の作業そのものです。「なぜこれをやりたいのか」を問い続けることで、自分の価値観・優先事項が浮かび上がります。30代は経験の蓄積もあるため、20代のときより「自分らしいリスト」が作れます。
メリット3:自己実現が加速する
リストを持つことで、日常のなかにやりたいことが目に入るようになります。旅行・資格・人間関係など、バケットリストに書いてあることと関連する情報に気づきやすくなり、行動のきっかけをつかみやすくなります。
バケットリストの作り方は3ステップでよい
バケットリストは、「媒体を決める→時間を確保する→欲求から書き出す」の3ステップで作れます(出典: totonoesan.com「死ぬまでにしたいことリスト100の作り方」https://totonoesan.com/bucketlist100/、2026年9月時点)。
- 媒体を決める:ノート・スマホアプリ・スプレッドシートから自分に合うものを選ぶ
- 時間と場所を確保する:集中できる静かな場所で1時間を確保する
- 71の欲求カテゴリから書き出す:自社pillar(死ぬまでにしたいことリスト100の作り方)の欲求リストを参照しながら書き出す
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 媒体を決める | ノート・スマホアプリ・スプレッドシートから自分に合うものを選ぶ |
| 2. 時間と場所を確保する | 集中できる静かな場所で1時間を確保する |
| 3. 71の欲求カテゴリから書き出す | 自社pillar(死ぬまでにしたいことリスト100の作り方)の欲求リストを参照しながら書き出す |
自社pillarの死ぬまでにしたいことリスト100の作り方では、人間の71の欲求カテゴリが整理されています。この欲求リストを活用することで、「何を書けばいいかわからない」という状態から脱出できます。
ステップ3のポイント:欲求カテゴリから書く
欲求を起点にすることで、「本当に自分がやりたいこと」が引き出せます。「こんなことを書いていいのか」という迷いが生じたときは、「これを書きたいのはどの欲求からきているか」と問い直してください。安全欲求・承認欲求・自己実現欲求など、欲求の根拠がわかると迷いが消えます。
やりたいことをリストに書き出した後、さらに自分の価値観や強みを深めたい場合はやりたいこと診断が役立ちます。
30代向けバケットリスト100の具体例(カテゴリ別)
30代向けのバケットリストは、「仕事・お金・恋愛と結婚・自己成長」の4軸で整理すると書きやすくなります。
以下は、30代固有の欲求カテゴリから導出した具体例です。自分のリストを作るときに活用してください。
仕事・キャリア(25例)
- 独立・フリーランスで1件受注する
- 副業で継続的に稼ぐ仕組みを作る
- 年収アップを上司に交渉する
- 転職して新しい職種を経験する
- 社内プロジェクトのリーダーを担当する
- 部下・後輩を育てる経験を積む
- 自分の得意分野で社外登壇する
- 専門資格を1つ取得する
- 仕事を通じて本を1冊書く
- 尊敬する人の元で働く
- 在宅勤務・場所を選ばない働き方を実現する
- 海外案件に1件携わる
- 興味のある業界に転職する
- 自分のブランドを作る
- 会社の代表・役職者になる
- 複数の収入源を持つ
- 会いたかった業界の人に連絡を取る
- 社会問題に関わる仕事をする
- 組織に縛られない収入を作る
- 好きな仕事だけをする期間を設ける
- 仕事の師匠(メンター)を見つける
- 好きな分野の起業をする
- 自分が面白いと思う事業を立ち上げる
- 本業と並行して社会貢献できる活動をする
- 自分のスキルで誰かの課題を解決する
お金・資産(25例)
- 投資を始めて資産運用を実感する
- 自分なりの年収目標を設定して達成する
- 目標額の貯金を達成する
- ローンなしで車を購入する
- 自分名義の不動産を持つ
- 家族の生活費を半年分積み立てる
- 使途を決めた貯金口座を3つ作る
- 老後の資産計画を専門家に相談する
- 旅行専用の積立を始める
- 欲しいと思っていたものを躊躇なく買う
- 経済的に余裕がある状態で親に何かを贈る
- 自分が設定した資産目標を達成する
- 収入の一定割合を投資に回す仕組みを作る
- 株式投資を学んで運用する
- 副業収入を本業に並ぶ水準にする
- 住宅ローンの繰上げ返済を1回する
- ふるさと納税を最大限活用する
- 確定申告を自分でできるようにする
- 税金・社会保険の仕組みを理解する
- 財務や会計の基礎を勉強する
- ポートフォリオ(資産配分)を見直す
- 高額な体験に対して躊躇しない自分になる
- 親しい人に奢る経験を積む
- 経済的自由に向けた計画を紙に書く
- お金の価値観を家族と話し合う
恋愛・結婚・家族(25例)
- 結婚する・パートナーとの関係を決める
- 家族で海外旅行をする
- 子どもに手紙を書く
- 親と一緒に旅行する
- 親に改めて感謝を伝える
- 親しい友人の結婚式でスピーチをする
- 自分が尊敬できるパートナーと暮らす
- 夫婦・カップルで共通の目標を持つ
- 子どもに自分の価値観を話す機会を作る
- 結婚記念日を毎年特別な日にする
- 離れて暮らす家族と年1回以上会う
- 友人との定期的な集まりを作る
- 新しい出会いのための行動を1つ起こす
- 孤独を感じたときに相談できる人を作る
- 子どもに読書・学ぶ楽しさを伝える
- 家族で協力して何かを達成する
- 家族の歴史(ルーツ)を調べる
- 大切な人の誕生日を忘れず祝う
- 自分の結婚観・家族観を言語化する
- 長くつきあえる友人関係を深める
- 子どもを育てることを真剣に考える時間を持つ
- 価値観の合う人たちのコミュニティを見つける
- 引越しや環境変化を一歩踏み出す
- 関係が壊れた人と和解する
- 大切な人との時間を最優先にする意思決定をする
自己成長・体験(25例)
- 行ったことのない国を1か国訪れる
- 一人旅をする
- 外国語を日常会話レベルにする
- 体を鍛えてフルマラソンを完走する
- 本を年間12冊読む
- 楽器を弾けるようにする
- 絵・写真・陶芸など創作活動を始める
- 瞑想・マインドフルネスの習慣をつける
- 料理の幅を広げる
- 自分の好きなことだけで1日を過ごす
- 映画100本を見る
- 読みたかった本を10冊読む
- 体重を理想の範囲にする
- 睡眠の質を改善する
- お酒・タバコ・SNSを1か月断つ
- 日記・記録をつける習慣を作る
- ボランティア活動に参加する
- 地元のコミュニティ活動に関わる
- 子どもの頃に好きだったことを再開する
- 憧れの人に会いに行く
- 自分の強みを第三者視点で評価してもらう
- ひとつのことを10年続ける
- 心から楽しいと思える趣味を見つける
- 自分の人生のビジョンを言語化する
- このリストを1年後に見返して達成率を確かめる
バケットリストが続かない・書けないときの対処法
バケットリストが続かない・書けないと感じても、それは「やりたいことがない」のではなく、「書き方がわからない」だけです。
対処1:完璧なリストを作ろうとしない
最初から100個を完璧に埋めようとするから手が止まります。最初は5〜10個で十分です。書いたリストは変えてよく、追加も削除もできます。「今の自分のやりたいこと」を素直に書くことが出発点です。
対処2:「正しいリスト」という思い込みを外す
「30代なのに旅行やゲームを書いていいのか」という迷いを持つ人は少なくありません。バケットリストに正解はありません。誰かに見せるものでも、承認されるものでもありません。自分が心から「やってみたい」と感じることを書くことが唯一のルールです。
対処3:欲求カテゴリを起点にする
何も思い浮かばないときは、この記事の具体例100選をスキャンしてください。「これは自分には関係ない」「これはやってみたい」と反応するだけで、自分の欲求のありかが見えてきます。ひとつでも「これをやりたい」と思えたものを書くことが、リストの出発点になります。
対処4:定期的に見返す
書いたリストは半年に1回見直すことをすすめます。達成したものに印をつけ、気持ちが変わったものは削除し、新たに思いついたものを追加します。リストは生き物であり、30代という変化の多い時期には、何度でも書き直してよいものです。
Q. バケットリストは100個必ず書かなければいけませんか?
A. 最初は5〜10個で十分です。書き続けながら増やしていくのが自然な方法であり、最初から100個を埋めようとする必要はありません。リストは変えてよく、追加も削除もできます。
Q. 30代から作り始めても遅くないですか?
A. 遅くありません。30代は仕事・お金・人間関係の変化が重なる時期であり、今作ることに最も意味があります。仕事やキャリアの方向性・家族との関係・資産形成が同時に動く時期だからこそ、バケットリストが自己整理のツールとして機能します。
Q. 書いたリストはどう活用すればいいですか?
A. 半年に1回程度見返し、達成したものに印をつけながら更新してください。やりたいことをさらに深めたい場合は、自己理解診断で価値観・強みを掘り下げることが効果的です。
まとめ:30代だからこそ今すぐリストを作る
30代は、人生の選択が最も多く重なる転換期です。
- 30代は未婚率・年収・仕事などの変化が重なる転換期であり、バケットリストが最も機能する時期
- 人間の71の欲求カテゴリを起点にすることで「書けない」を解消できる
- 作り方は「媒体を決める→時間を確保する→欲求から書き出す」の3ステップ
- 仕事・お金・恋愛結婚・自己成長の4軸で100例を参考にリストを作れる
- 完璧なリストを作ろうとせず、5〜10個から始めて定期的に見返すことが長続きのコツ
バケットリストは一度作れば終わりではありません。書き出した後に「自分はなぜこれをやりたいのか」を深掘りすることで、本当の価値観が見えてきます。
やりたいことをさらに掘り下げたい方は、やりたいこと診断で自分の強みや価値観を確認してみてください。




