- 今の仕事向いてないかも
- このまま続けてていいのかな?
- でも辞めるのって甘えなのかな…
今の仕事に向いているのか、向いていないのか、なかなか判断が難しいもの。でも、向いてない仕事をダラダラと続けてしまうのは限られた人生のなかであまりに時間がもったいないですよね。
このtotolaboの記事では「仕事が向いてない」が分かるサインや、仕事の向き不向きを判断するポイントを詳しく解説したいと思います。
- 「仕事が向いてない」が分かる5つのサイン
- 仕事の向き不向きを判断する3つのポイント
- むいてない仕事をしている場合の対処法
- 自分に向いている仕事の見つけ方
向いてない仕事に就いてしまっている場合は、その後のアクションとして、向いている仕事の見つけ方まで解説しています。
この記事を読むと、仕事の向き不向きについて今の現状を正しく捉えることができるようになり、また向いている仕事に就くための第一歩を踏み出せるようになります。
ぜひ最後までご覧ください。
ととのえ
キャリアコーチとして学生から社会人まで1,000人以上のキャリア支援に携わる。従業員10万人規模の会社で人事歴11年。
「仕事が向いてない」が分かる5つのサイン
早速ですが、「仕事が向いてない」が分かる5つのサインは以下です。
- 些細なミスが出る
- 達成感を感じない
- 周りよりも仕事の上達が遅いと感じる
- 周りにすごく気を遣う
- 上司を見ていて憧れない
この5つの特徴のどれか一つでも当てはまる場合は、今の仕事が向いていない可能性があります。
5つ全部当てはまったら、完全に向いてないですね。
順番にもう少し詳しく見ていきましょう。
①些細なミスが出る
些細なケアレスミスで失敗が出てしまう状況です。
入力した数字の間違い、約束した時間の間違い、クライアントの名前の間違い、資料の誤字脱字…
こんなミスをしていませんか?
誰でもたまにはミスをすることがあります。
でも、ある程度の頻度でミスが起こる場合は、今の仕事が向いてない可能性があります。
単にその作業が向いていなくてミスが起きてしまうというのもありますが、その仕事に対して丁寧に取り組もうという気持ちが薄れているといったこともあります。
その仕事が合っていてやりがいを感じていれば、一つひとつにしっかりと身が入るもの。
そうではない状況は、仕事が向いてない状況の表れです。
②達成感を感じない
次に達成感を感じないパターン。
仕事の節目なのに、達成感を今ひとつ感じない。
嬉しいしホッとする気持ちはあるんだけど、そこまで大きな達成感を感じない。
こういった状況は、その仕事に本気で打ち込むことができていないことの表れです。
どんな仕事でも、その仕事に夢中で打ち込むことができていれば、節目で達成感を感じるもの。
夢中になれずに一歩引いた距離で仕事と関わってしまっているのではないでしょうか。
その原因は今の仕事があなたに向いてないからです。
③周りよりも仕事の上達が遅いと感じる
職場の同僚や後輩と比べて、自分よりも周りの方が早く上達している状況です。
働いている時間は周りと同じなのにも関わらず、周りよりも上達が遅い。
これはその仕事があなたにとって苦手な仕事だからです。
得意な仕事であれば、周りよりも早く上達するはず。
また、自分に合っている仕事って、ついつい仕事意外の時間でもそのことを考えたり、スキルアップの勉強をしたりしたくなるものです。
そういう気持ちにならないのも、その仕事が自分に合ってない表れです。
④周りにすごく気を遣う
仕事が合っているかどうかは、周りの人との関係性も大きく影響しています。
複数人の関係者と関わりながら仕事をする時に、周りに合わない人がいたり、常に周りに気を遣わなければいけない状況は、その仕事が合っていない可能性が考えられます。
とある特定の一人が問題で、その人が近いタイミングで異動・退職などでいなくなる様なケースの場合は、ただじっと時が経つのを待てばよいと思います。
でもそうではなく、複数人と合わない・すごく気を遣う場合は、その仕事自体が向いていない可能性があります。
例えば私の友人に生命保険会社の営業をしている友人がいて、以下の様な状況です。
生命保険会社の営業の仕事。周りは生保レディと呼ばれる女性の方ばかり。生保レディには序列があって、それを無視して何かを案内したりすると嫌味を言われることも多い。女性社会の秩序を上手く守りながら仕事をしなければいけない。
彼は心労でくたびれて外資系製薬会社に転職したんですが、ドロドロとした人間関係と縁が切れてすごくイキイキ働いてます。
⑤上司を見ていて憧れない
上司の姿は、数年後の自分の姿とも言えます。
自分が出世していった先の仕事が上司の仕事ですからね。
なので、上司の姿を見て「こうなりたい!」って思えてワクワクする気持ちがあるなら、その仕事が合ってますし、そうでなければ合ってないと言えます。
もちろん、人の個性は十人十色なので、必ずしも100%上司と同じ姿になるわけではないですが、概ね向かう方向は同じです。
複数人の上司を見て、「あの人みたいな仕事ができるようになりたい!」と思う人がいなければ、今の仕事が向いてない可能性が高いです。
仕事の向き不向きを判断する3つのポイント
「仕事が向いてない」が分かるサインを5つ紹介しましたが、その向き不向きを判断するポイントを理解しておくことが大事です。
仕事の向き不向きは次の3つの観点から考えると判断することができます。
- やりがいを感じるか(価値観や志向)
- 自分の強みを活かせている(スキル)
- 職場の仲間にストレスを感じないか(一緒に働く人との相性)
言い換えると、この3つのポイントに合致している仕事は自分に向いている仕事です。
こちらも順番に見ていきましょう。
①やりがいを感じるか(価値観や志向)
はじめに、一番大事なのが、このやりがいを感じるかという点です。
「その取り組み自体が楽しい」ということもあれば、作業自体はそんなに好きじゃないけど「その仕事に強い使命を感じる」というのも当てはまります。
例えば、バングラディッシュでレザー製品の事業を始めた山口恵梨子さん。
バングラディッシュは、アジア最貧の国と言われ非常に厳しい環境で、騙されたりいろんトラブルがありながらも、バングラディッシュに雇用を生み出すことを使命に奮闘されています。
これも一つのやりがいです。
ひとそれぞれではありますが、価値観や志向に合った仕事が向いている仕事です。
②自分の強みを活かせている(スキル)
次に、自分の強みを活かせているかどうか。
仕事とは、誰かに対して価値を提供するもの。
その価値提供を人よりも上手くできるというのは、その仕事があなたに向いているからです。
また、仕事って得意な領域のことの方が成果を出しやすいですよね。
成果がでると、それがやりがいや喜びにも繋がりやすくなります。
そういった意味でも強みを活かすことができる仕事は、自身に向いた仕事と言うことができます。
関連記事:「得意なことがない」を即解決する自己分析法!得意なことの見つけ方
関連記事:【得意なことを仕事にする方法】3つのステップで人生が変わります
③職場の仲間にストレスを感じないか(一緒に働く人との相性)
最後3つ目は、職場の仲間にストレスを感じないという点です。
よりポジティブに言うと、「この人達と一緒に働きたい」と思えるということ。
アドラー心理学では、全てのストレスは対人関係に起因すると言われています。
個人だけで完結する悩み、いわゆる内面の悩みなどというものは存在しません。どんな種類の悩みであれ、そこには必ず他者の影が介在しています。
アドラー:嫌われる勇気
仕事において関係者の存在って実はすごく大きいんですよね。
この点が向き不向きに大きく影響します。
上司や同僚に仕事が向いていないと言われたら?
私がやっているキャリア相談の中で「上司や同僚に仕事が向いてないと言われている」という相談をよく受けます。
私がするアドバイスは、たった一つ。
「その上司や同僚の意見は無視してください」ということだけです。
理由は、上司や同僚の意見が正しいとは限らないからです。
家族もそうですが、普段接している近い立場の意見にはあまり客観性がなく、何かしらの感情とセットで言われることが多いんです。
例えば次のように、上司から仕事が向いてないと言われる場合。
その上司は、営業の仕事で役員から数字で結果を出すように強いプレッシャーを受けている様子。
求められる高い期待値に対して、相談者の成果が思うように付いてこず、イライラする感情のはけ口として、部下である相談者に対して「仕事が向いてない」という一言を放った様子です。
また、逆に仕事を辞められると人手不足の中で職場が困るから、本当は向いてなくても「向いてるよ」という言葉を投げかけられることも。
向き不向きの判断は、キャリア相談サービスなど、第三者の意見を聞くことが大事ですね。
参考:パワハラ上司の対応
ちなみに、「仕事が向いてない」って言ってくるようなパワハラ上司がいて困っている場合は、一人で抱え込まずに以下に相談しましょう。
向いてない仕事を続けることのリスク
実は、向いてない仕事を続けることのリスクってすごく大きいんです。
特に、「貴重な時間」を失うことになります。
具体的には、
- やりがいではなくストレスを感じながら働くことは、貴重な人生を台無しにする。
- スキルアップの機会を逃し、気がついた時にはキャリアの遅れを取ることになる。
- なかなか成果が出ず、自己効力感が下がり頑張る意欲を失う。
向いてない仕事を続けると、以下の様に、どんどん悪いスパイラルに入ってしまうんですよね。
向いてないから上手くできない
↓
成果が出ない
↓
周りから怒られる
↓
頑張る気力を失う
↓
成長できない
このスパイラルに入るとあっという間に5年10年の時間をムダにしてしまうこともあります。
早めに気づいて対処することが大事ですね。
関連記事:【悲報】向いてない(合わない)仕事を続けた結果【15年人事やって分かったこと】
向いてない仕事をしている場合の対処法
実際に向いてない仕事に就いてしまっている場合の対処法として以下が必要です。
- 自分の状況を客観的に見つめ直す
- 今の仕事を続けるか、仕事を変えるかを判断する
①自分の状況を客観的に見つめ直す
まずは、客観的に今の自分の状況をしっかりと見つめ直しましょう。
具体的には次の2点を深堀りして分析していく必要があります
- 今の仕事が向いているのか/向いてないのか
- 向いてない場合は、どの様な点が向いてないのか
これは、自分一人で紙に書き出して整理してみることもいいですが、一人で自分を客観視するのはなかなか難しいもの。
なので、キャリア相談のコーチングを受けると客観的な視点でアドバイスをもらうことができます。
コーチングって色んなサービスがあるんですが、コーチングの質が高く、今一番人気なのがポジウィルキャリアです。
プロのコーチがマンツーマンでキャリアの悩みに寄り添って解決に向けた支援をしてくれるサービス。
キャリアコーチングサービスの中で、相談実績1位で人気があるサービスです。
ポジウィルキャリア公式サイト:https://posiwill.jp/career/
コーチングを受けたことがない方は、一度受けてみるとその効果に驚くと思います。
私もポジウィルキャリアの無料キャリア相談を受けましたが、たった1時間でもキャリアのモヤモヤがかなりクリアになってやるべきことが明らかになります。
やるべきことがクリアになると自然とパワーがぐわっと湧き上がってくるんですよね。
関連記事:【体験談】ポジウィルキャリアを受けたら頭と心が軽くなった(口コミ・評判もあり)
②今の仕事を続けるか、仕事を変えるかを判断する
自分の状況を客観的に見つめ直すことができたら、次にすべきことは仕事を続けるか否かの判断です。
これも、ポジウィルキャリアの無料相談のなかで、相談をしながら判断をしていくとより正しい判断ができます。
いわゆる問題が「自分の中」にあるのか、「周りの環境」にあるのかを見極めるのが大事なんです。
問題が自分の中にあるにも関わらず仕事を変えたとしても、同じ問題が繰り返されるだけなんですよね。
この辺りの判断が自分ひとりでは難しいと思うので、プロのコーチに第三者の目線で冷静なアドバイスをもらうことがベストです。
一度判断を間違うと1〜3年くらい時間をロスしてしまうので、確かな人に相談をして確かな判断をしておきたいところ。
自分に向いてる仕事の見つけ方
では、自分に向いている仕事ってどうやって見つければいいのか。
簡単で効果的なアプローチは、AI(人工知能)を使ったキャリア診断のASSIGNを使うことです。
ASSIGNを使うと、以下のことが分かります。
- パーソナリティ
- 強み・強みの活かし方
- 自分に合ったキャリアシナリオ
特に、自分に合ったキャリアシナリオが分かるというのが優れもの。
次のようなイメージで1〜18位まで、自分に合ったキャリアのシナリオをランキング形式で提案してくれるんです。
無料でできて、アンケートに答えていくだけなので、スマホで簡単にできます。
所要時間は3分くらいで、このクオリティのレポートが出てくるので、優れもの。
ランキングで出てきた業界やその企業について詳しく情報を調べたり、エージェントに相談をすることもできるんで、一度受けてみてください。
ASSIGN App Storeのページ:https://assign-inc.com/view/
関連記事:ASSIGN(アサイン)の評判や口コミを実際に使って確認してみた|結論は◎
最後に:実は「仕事向いていない」はチャンスのきっかけ!
向いてない仕事に就いていたとしても、実はそんなに落ち込んだりする必要ってないんです。
なぜなら、自分に合った仕事を見つけるために必要不可欠なことだからです。
一番最初の仕事から、自分に100%合った仕事を見つけるなんてほぼ不可能です。
私もそうでしたが、キャリアを歩むなかで何か違和感を感じたら客観的に自分を見つめ直す。
そして、自己理解が深まったところで、進むべき方向を修正してまた前進する。
この繰り返しが大事なんです。
気をつけなければいけないのは、「何もしないこと」。
何もしないと今の現状を変えることはできないですからね。
数年後、数十年後に振り返った時に後悔していたくなければ、振り返りと軌道修正のアクションの繰り返しが本当に大事なんですよね。
今回の記事が、仕事の向き不向きを正しく見極め、そしてより自分自身に合った仕事をするための第一歩としてお役立てできていると幸いです。
この記事は以上です。