- 起業の相談はどこに行けばいいの?無料窓口は本当に使える?
- 公的機関と民間サービス、どちらを先に使うべき?
- 怪しい民間コンサルや高額契約に騙されたくない
「起業について相談したいけど、どこに行けばいいの?」「公的機関と民間コンサル、どっちが先?」「無料の窓口って本当に使えるの?」——独立を考え始めると、まず迷うのが相談先選びです。
実は日本には、よろず支援拠点・TOKYO創業ステーションなど完全無料で何度でも使える公的窓口がいくつもあります。一方で民間にも、目的別に強みのあるコーチング・コンサルやスクールの無料説明会など、有料の選択肢が多数あります。
この記事では、起業の相談先を6カテゴリ・主要15窓口で網羅し、目的別の選び方・料金相場・怪しい民間サービスの見分け方までを中立の立場でまとめました。読み終えるころには、あなたが今すぐ予約すべき1-2窓口が見えているはずです。
※本記事は一部に広告(アフィリエイトリンク)を含みます。情報は2026年5月時点の各公式サイトに基づき、最新内容は各窓口公式で必ずご確認ください。
起業の相談先は大きく6カテゴリ|公的・民間・オンラインの全体像
起業の相談先とは、起業前・起業後の事業計画・資金調達・税務法務・集客などについて専門家に助言を求められる窓口の総称です。大きく分けると、公的機関は完全無料、民間サービスは有料が中心という棲み分けになっています。
「起業の相談」と一口に言っても、相談先は大きく6カテゴリに分かれます。まず全体像を押さえ、自分のニーズと対応カテゴリを紐付けましょう。順番に1つずつ説明します。
カテゴリ①:公的-無料総合相談(よろず支援拠点・TOKYO創業ステーション・商工会議所)
もっとも気軽に使えるのが、公的機関による無料総合相談です。中小機構が運営するよろず支援拠点は47都道府県すべてに設置されており、回数無制限・完全無料で利用できます。
東京都内であれば、公益財団法人東京都中小企業振興公社が運営するTOKYO創業ステーションも強力な選択肢です。創業前から創業後3年までを対象に、Plan ConsultingやSkill upプログラムを無料で提供しています。
各地の商工会議所・商工会も、税務や経営の地域密着相談を無料または低価格で受け付けています。会員か非会員かでサービス内容に差がある点だけ留意しましょう。
カテゴリ②:公的-融資相談(日本政策金融公庫の創業前相談)
資金調達を視野に入れているなら、日本政策金融公庫の創業前相談を活用できます。融資検討が前提とされる窓口ですが、相談自体は無料で、全国の支店で対応しています。
事業計画書のブラッシュアップから自己資金の準備、必要書類の確認まで、融資のプロからフィードバックを得られる貴重な機会です。「借りるか決めてからでないと相談しづらい」と感じる人が多いですが、情報収集の段階で訪問しても問題ありません。
カテゴリ③:公的-経営強化支援(中小機構 J-Net21)
地方在住でオンライン中心に進めたい人には、中小機構が運営するJ-Net21が役立ちます。オンラインで起業・経営の基礎情報を網羅的に提供しているほか、要件を満たせば専門家派遣も依頼できます。
カテゴリ④:民間-コーチング・メンタリング
公的窓口で全体像が見えた後、継続的な伴走支援が欲しい段階で検討するのが民間の起業コーチング・メンタリングです。月額制で目標設定・行動計画・メンタル支援までを一貫して伴走します。
料金は月3万円〜10万円が目安で、オンライン完結のサービスが増えています。
カテゴリ⑤:民間-コンサル・士業(事業計画・税務・法務)
特定領域を深く詰めたい場合は、民間コンサルや士業に単発で依頼します。事業計画書策定・税務・法務・補助金申請など、専門性の高い分野では士業の力を借りた方が効率的です。
料金は単発5万円〜30万円、士業の初回相談は数千円〜2万円が一つの目安です。
カテゴリ⑥:民間-スクール無料説明会・無料動画
本格的に起業を学びたい人向けには、起業スクールの無料説明会・無料動画という入口もあります。本契約は別ですが、まずは無料で雰囲気・カリキュラム・講師の人柄を確認できます。
スクール選びの詳細は起業スクールおすすめ比較記事で深掘りしています。
6カテゴリ全体マップ
| カテゴリ | 料金 | 形式 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| ①公的-無料総合相談 | 完全無料 | 対面/オンライン | 回数無制限、中立、総合 |
| ②公的-融資相談 | 完全無料 | 対面 | 資金調達特化、全国支店 |
| ③公的-経営強化(J-Net21) | 完全無料 | オンライン | 情報+専門家派遣 |
| ④民間-コーチング | 月3-10万円 | オンライン中心 | 継続伴走、メンタル支援 |
| ⑤民間-コンサル・士業 | 単発5-30万円 | 対面/オンライン | 専門特化、深掘り |
| ⑥民間-スクール無料説明会 | 無料(本契約は別) | オンライン | スクール選びの入口 |
このマップで、自分のニーズが「無料で気軽に」か「有料で深く」かを最初に決めれば、相談先選びの迷いは大きく減ります。
失敗しない相談先の選び方5基準|目的・予算・形式で絞る
結論として、相談先は「人気だから」ではなく「目的・予算・形式」の5基準で絞ると失敗しません。「知り合いが行ったから」「ネットで上位だから」で選ぶと、自分の課題に合わない相談先に時間とお金を使ってしまうからです。
ここでは目的・予算・形式の観点で、自分に合う相談先を絞る5基準を解説します。最後に「まず無料の公的窓口を1件試してから民間を検討する」流れを推奨する理由も整理します。
基準①:目的を明確にする
最初の基準は「何を相談したいか」の明確化です。目的によって最適なカテゴリは大きく異なります。
たとえば資金調達なら公的-融資相談、事業計画づくりなら公的-無料総合相談、法人化や税務なら士業、集客や独立準備なら公的-無料総合相談か民間コーチング、メンタル維持なら民間コーチングといった具合です。
「何から相談していいかわからない」場合でも問題ありません。よろず支援拠点やTOKYO創業ステーションでは、相談したい内容を一緒に整理するところから始めてくれます。
基準②:予算と継続性のバランス
次に予算と継続性を考えます。無料・単発有料・月額継続のどれが必要かを、生活防衛資金との兼ね合いで判断しましょう。
起業準備中は収入が不安定になりがちなので、まずは無料の公的窓口で予算消費ゼロのまま全体像を掴むのが安全策です。「継続伴走が必要」と判断した段階で、月3万円〜のコーチングを検討すれば良いでしょう。
基準③:専門分野で選ぶ
3つ目の基準は専門分野です。法務・税務なら士業、行動変容・モチベ管理ならコーチ、戦略・マーケなら民間コンサル、総合相談なら公的窓口、と棲み分けがあります。
万能の相談先は存在しません。「税務相談を起業コーチに聞く」「行動変容を士業に求める」といったミスマッチを避けるだけで、相談の費用対効果は大幅に上がります。
基準④:対面・オンライン・ハイブリッド
4つ目は形式です。地方在住の方や会社員を続けながら準備する方は、オンライン対応の窓口を選ぶと継続しやすくなります。
TOKYO創業ステーションやJ-Net21の専門家派遣、民間コーチングの多くがオンライン対応しています。よろず支援拠点も2026年現在、オンライン相談を選べる拠点が増えています。
基準⑤:実績の透明性
最後は実績の透明性です。公的窓口は支援実績を公式サイトで公開しており、中立性が担保されています。民間サービスを選ぶ際は、講師・コーチの経歴、事例、口コミがサイト上で確認できるかをチェックしましょう。
実績の出典が「お客様の声」だけで、講師経歴や会社情報が曖昧な場合は、契約を急がず別サービスと比較するのが安全です。
まず無料の公的窓口を1件試してから民間検討が最適
5基準を踏まえると、迷ったときの正解は「まず無料の公的窓口を1件試してから民間サービスを検討する」です。理由は3つあります。
第一に、公的窓口は中立で予算消費ゼロなので、失敗してもダメージがない点です。第二に、公的相談で受けたアドバイスが、民間サービスの妥当性を判断する基準にもなる点です。第三に、自分の現状を整理してから民間に行った方が、有料サービスの費用対効果が圧倒的に高くなる点です。
東京都内ならTOKYO創業ステーションの解説記事で、設備・プログラム・予約方法をあらかじめ把握しておくと、初回訪問がスムーズです。
起業の相談先一覧|公的機関5つを徹底比較【すべて無料】
結論:迷ったらまず「よろず支援拠点」か「TOKYO創業ステーション(都内のみ)」を予約するのが最も安全で効率的です。どちらも完全無料、回数無制限で、中立な立場から起業全般のフィードバックがもらえます。
ここでは全国で利用できる主要な公的窓口5つを、対応分野・形式・回数制限・特徴で横並び比較します。すべて完全無料なので、合わなければ別窓口に切り替えれば良く、複数併用も可能です。
公的相談窓口の比較表(2026年5月時点)
| 窓口 | 対応分野 | 形式 | 回数制限 | 全国対応 | 向く人 |
|---|---|---|---|---|---|
| よろず支援拠点 | 経営全般・事業計画・マーケ・財務 | 対面/オンライン | 無制限 | 47都道府県 | 何から相談すべきか決まっていない人 |
| TOKYO創業ステーション | 創業前-後3年・事業計画・スキルアップ | 対面/オンライン | 無制限 | 東京都内 | 都内で本格的に創業準備したい人 |
| 商工会議所・商工会 | 税務・経営・地域密着 | 対面中心 | 拠点ごと | 全国 | 地方で地域に根ざした事業をする人 |
| 日本政策金融公庫 創業前相談 | 創業融資・資金計画 | 対面 | 拠点ごと | 全国支店 | 資金調達を視野に入れている人 |
| 中小機構 J-Net21+専門家派遣 | 経営課題全般・情報提供 | オンライン中心 | 派遣要件あり | 全国 | 地方在住・オンライン中心の人 |
窓口①:よろず支援拠点(中小機構運営/47都道府県)
中小機構が運営するよろず支援拠点は、47都道府県すべてに設置された無料の経営相談所です。経営全般・事業計画・マーケ・財務・人材など、起業のあらゆる課題に対応できる専門家コーディネーターが在籍しています。
予約は各拠点の公式サイトまたは電話で受け付けています。所要時間は1回あたり1〜1.5時間程度が目安で、必要書類は特になく、相談したい内容のメモがあれば十分です。
「何から相談すべきか決まっていない」「複数の課題を整理したい」人にとって最初の選択肢として最適です。公式情報はよろず支援拠点 公式サイトで確認できます。
窓口②:TOKYO創業ステーション(東京都内)
東京都内であればTOKYO創業ステーションが強力な選択肢です。公益財団法人東京都中小企業振興公社が運営し、創業前から創業後3年までを対象にしています。
事業計画作成を支援するPlan Consulting、起業家としてのスキルを高めるSkill up、気軽に立ち寄れるStartup Cafeなど、目的別のプログラムが揃っています。すべて無料で、対面・オンライン両対応です。
都内在住・在勤・在学であれば最優先で検討したい窓口です。詳細はTOKYO創業ステーション解説記事でまとめています。
窓口③:商工会議所・商工会(全国)
地方で地域に根ざした事業を考えている方には、各地の商工会議所・商工会がおすすめです。税務・経営・人材・販路開拓など、地域密着の経営相談を受け付けています。
非会員でも一定の無料相談に対応する商工会議所が多いですが、より深い支援や継続相談には会員登録が前提となるケースもあります。事前に最寄りの商工会議所公式サイトでサービス内容を確認しましょう。
窓口④:日本政策金融公庫 創業前相談(全国支店)
資金調達を視野に入れているなら、日本政策金融公庫の創業前相談は外せません。創業融資の専門家が、事業計画・自己資金・必要書類について無料でフィードバックしてくれます。
融資検討が前提の窓口ですが、「相談だけ」「情報収集だけ」で訪問してもまったく問題ありません。むしろ早い段階で公庫の視点を知っておくと、後の事業計画書づくりが格段にスムーズになります。
窓口⑤:中小機構 J-Net21+専門家派遣
地方在住でオンライン中心に進めたい方には、中小機構の J-Net21 と専門家派遣制度が役立ちます。サイト上で起業・経営の情報を網羅的に閲覧でき、要件を満たせば実際に専門家を派遣してもらえます。
専門家派遣は派遣回数・対象テーマに要件があるため、希望者はあらかじめ公式サイトで詳細を確認してください。
5つの窓口はいずれも完全無料です。1つ予約して合わなければ別窓口に切り替えれば良く、目的別に複数併用するのも自然な使い方です。まずは1件、今週中に予約してみましょう。
民間の相談サービス|コーチング・コンサル・スクール無料説明会
結論:民間サービスは「公的で全体像を掴んだ後」に、目的別に選ぶのが現実的です。コーチングは継続伴走、コンサル・士業は専門特化、スクール無料説明会は学びの入口、というように3タイプそれぞれに役割が明確に分かれています。
公的窓口で全体像が見えた後、もっと専門的・継続的なサポートが欲しい段階で民間サービスを検討します。ここでは民間の3タイプを整理し、料金感・向く人・注意点をまとめます。
民間相談サービス3タイプ比較表
| タイプ | 料金目安 | 形式 | 強み | 向く人 |
|---|---|---|---|---|
| A:起業コーチング・メンタリング | 月3-10万円 | オンライン中心・継続 | 行動変容・メンタル支援 | 一人で動けない・継続伴走が必要な人 |
| B:起業コンサル・士業 | 単発5-30万円(士業初回数千円-2万円) | 対面/オンライン・単発 | 専門特化・深掘り | 事業計画・税務・法務を深く詰めたい人 |
| C:起業スクール無料説明会・無料動画 | 無料(本契約は別) | オンライン | 学び・人脈・カリキュラム確認 | 本格的に学びたい・スクール検討中の人 |
タイプA:起業コーチング・メンタリング(月額制で継続伴走)
起業コーチング・メンタリングは、月額制でコーチが目標達成まで継続的に伴走するサービスです。料金相場は月3万円〜10万円程度で、オンライン完結のサービスが多くなっています。
強みは行動変容とメンタル支援です。「やる気はあるが動けない」「決断を先延ばしにしてしまう」「孤独感がつらい」といった、個人プレーで起業準備する人特有の課題に対応します。
事例や口コミは仙道塾レビュー記事のように、個別サービスのレビュー記事を参考にすると具体的なイメージが掴めます。
タイプB:起業コンサル・士業(単発/プロジェクト型)
起業コンサル・士業は、単発またはプロジェクト型で専門課題を深く詰めるサービスです。事業計画策定・税務・法務・補助金申請・法人設立など、専門性の高い領域で力を発揮します。
料金は単発5万円〜30万円が一つの目安で、専門士業の初回相談は数千円〜2万円程度です。「事業計画書を本気で詰めたい」「補助金を申請したい」「法人設立を任せたい」といった具体的な課題があるときに最適です。
タイプC:起業スクール無料説明会・無料動画(学びの入口)
本格的に起業を学びたい人には、起業スクールの無料説明会・無料動画が安全な入口です。本契約は別ですが、まずは無料で雰囲気・カリキュラム・講師の人柄を確認できます。
カリキュラムや講師の質、料金体系を複数のスクールで比較したい方は起業スクールおすすめ比較記事を、若手向けの実践型スクールが気になる方はWILLFU解説記事を、コミュニティ型を検討中ならパッションリーダーズ解説を参考にしてみてください。
民間サービスのメリット・デメリット
民間サービスのメリットは深掘り・継続伴走・専門特化の3点です。公的窓口では時間や担当者の関係でカバーしきれない部分を、有料サービスは継続的・専門的にサポートしてくれます。
一方デメリットは料金の高さ・サービスの質のばらつき・怪しいサービスの混在です。とくに「誰でも簡単に大金」を強調する高額契約には注意が必要で、見分け方は後の章で詳しく整理します。
民間サービスを検討するなら、本契約前に必ず無料説明会や無料体験で内容を確認しましょう。比較ハブとして起業スクールおすすめ比較記事で、料金・カリキュラム・口コミを横並びでチェックするのも有効です。
起業の相談料金相場|無料・月3万円・単発10万円の使い分け
結論:起業相談の料金は「完全無料/単発1-数万円/月額3-10万円/単発10-30万円/30万円以上」の5段階で考えると判断しやすくなります。相場を知らないと「高すぎ/安すぎ」の判断ができず、ぼったくり契約や逆に質の低い無料サービスに振り回されかねません。
相談料金の相場とは、それぞれの料金帯で標準的に提供される内容・期間・専門性のレンジを指します。ここでは料金帯別の特徴と使い分けを整理します。なお料金は変動するため、すべて2026年5月時点の目安として参考にしてください。
料金帯別の使い分け表(2026年5月時点・目安)
| 料金帯 | 期待できる内容 | 主な提供元 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ①完全無料 | 全体相談、初期FB、情報提供 | 公的窓口全般、スクール無料説明会 | 担当者の力量に差。複数併用が安全 |
| ②単発1万円-数万円 | 士業初回相談、スポットコンサル | 士業、専門家プラットフォーム | 1回完結、深掘りはしづらい |
| ③月額3-10万円 | 継続伴走、行動変容、メンタル | 民間コーチング・メンタリング | コーチの相性確認が最重要 |
| ④単発10-30万円 | 事業計画策定、補助金代行、法人設立 | 民間コンサル、専門士業 | 成果物の定義を契約前に明文化 |
| ⑤30万円以上 | 高額コンサル、スクール、コミュニティ | 各種高額プログラム | 内容と実績を厳しく確認 |
料金帯①:完全無料(公的窓口・スクール無料説明会)
まず使うべきは完全無料の窓口です。公的窓口全般、日本政策金融公庫の創業前相談、起業スクールの無料説明会・無料動画がここに該当します。
無料だからといって質が低いわけではありません。よろず支援拠点やTOKYO創業ステーションには、民間出身のコンサルタントや経営者経験者が専門家コーディネーターとして在籍しています。
料金帯②:単発1万円〜数万円(士業初回相談・スポットコンサル)
1回限りで専門意見が欲しいときは、単発1万円〜数万円の有料相談が便利です。士業の初回相談、スポットコンサルティングサービス、専門家プラットフォーム経由の単発依頼などがここに含まれます。
1回完結のため深掘りはしづらいですが、「税理士に法人化のメリットを聞きたい」「司法書士に設立手続きの全体像を確認したい」といった限定的な用途には最適です。
料金帯③:月額3万円〜10万円(コーチング・メンタリング)
継続伴走が必要な段階で検討するのが、月額3万円〜10万円のコーチング・メンタリングです。月数回のセッションを通じて、目標設定・行動計画・メンタル支援までを一貫して伴走します。
もっとも重要なのはコーチとの相性です。本契約前に必ず体験セッションか無料相談で相性を確認し、契約期間と解約条件もチェックしておきましょう。
料金帯④:単発10万円〜30万円(事業計画・補助金・法人設立)
専門コンサル・士業による単発パッケージは10万円〜30万円が目安です。事業計画策定支援、補助金申請代行、法人設立パッケージなどがここに含まれます。
契約前に「成果物の定義」「修正対応の範囲」「期間」を必ず文書化しましょう。曖昧なまま進むと、追加料金トラブルや成果不一致でこじれる原因になります。
料金帯⑤:30万円以上(高額コンサル・スクール・コミュニティ)
30万円以上の高額プログラムは内容を厳しく確認すべき帯です。価格と成果は比例しないため、「高いから良い」とは限りません。
講師経歴・過去の受講生事例・契約条件・返金保証を必ず確認し、即決せず必ず1〜2日は持ち帰って判断する習慣をつけましょう。怪しいサインの見抜き方は次章で詳しく整理します。
料金相場を知っていれば、「相場の3倍以上なのに内容が同等」「無料で得られる情報を高額で売っている」といった違和感を察知できます。まずは無料帯から始めて、必要に応じて段階的に有料帯へ進むのが鉄則です。
目的・状況別おすすめ|資金調達/事業計画/法人化/集客/メンタル
結論:目的が決まっていれば、最初に行くべき相談先は1つに絞れます。ここまでで全体像と料金相場が見えたうえで、それでも「結局どこ?」となる方のために、目的別に「まずここに行く」推奨先をまとめます。
一つ目の窓口を決めて予約する、が今日のゴールです。完璧な相談先を選ぶ必要はなく、合わなければ別窓口に切り替えれば良いだけです。
目的①:資金調達したい
最初の1件:日本政策金融公庫の創業前相談(無料)です。融資の専門家から、自己資金・事業計画書・必要書類について直接フィードバックがもらえます。
次の1件:補助金活用なら士業(中小企業診断士・行政書士)に単発相談。補助金は採択率と書類作成負荷の兼ね合いがあるため、士業の見立てを聞いてから自力か外注かを判断するのが効率的です。
目的②:事業計画を作りたい
最初の1件:よろず支援拠点 または TOKYO創業ステーション(無料)です。事業計画書のブラッシュアップは、これらの公的窓口で何度でも無料で受けられます。
次の1件:実行段階で停滞するなら民間コーチング月額制を検討。事業計画を「書く」のは公的窓口、計画を「実行する」のは民間コーチングという棲み分けが現実的です。WILLFU解説記事のような実践型スクールも候補に入ります。
目的③:法人化したい・税務を整理したい
最初の1件:商工会議所無料相談 + 司法書士・税理士の初回相談(数千円〜2万円)です。商工会議所で全体像を聞き、士業に細部を確認するという二段構えが最もコスパが高くなります。
個人事業主と法人のどちらが自分に合うかについては、起業の始め方完全ガイドでも判断軸を整理しています。
目的④:集客・マーケに困っている
最初の1件:よろず支援拠点(マーケ専門家在籍)です。マーケティング分野の専門家コーディネーターが配置されている拠点が多く、無料で実務的なアドバイスがもらえます。
次の1件:継続的な集客サポートが必要なら民間コーチング/コンサル。SNSマーケ・コンテンツSEO・広告運用など、領域特化のコンサルが多数存在します。
目的⑤:メンタル・モチベ維持
最初の1件:民間コーチング・メンタリング(月額制)です。一人で進める起業準備は孤独になりがちで、客観的な伴走者がいるだけで継続率が大きく変わります。
次の1件:起業家コミュニティ。同じ志を持つ仲間との交流は、メンタル支援と情報交換の両面で効きます。パッションリーダーズのようなコミュニティ型サービスや経営塾が候補になります。
目的⑥:まだ何も決まっていない
最初の1件:よろず支援拠点 または TOKYO創業ステーション(無料)です。これらの窓口は「相談したい内容を一緒に整理する」段階から付き合ってくれます。
「漠然と起業したい」「何から考えていいかわからない」状態でまったく問題ありません。むしろ、その状態こそ公的窓口が得意とする領域です。あらかじめ起業の基礎を予習しておきたい方は起業準備の基礎知識もあわせてご覧ください。
目的が複数ある場合は、もっとも切実な1つを選び、まず1件予約しましょう。残りの目的は、初回相談後に整理し直せば十分間に合います。
怪しい民間相談サービスの見分け方|高額契約の前に確認すべき5サイン
結論:高額契約の前に5つのサインをチェックすれば、怪しいサービスはほぼ避けられます。民間サービスには「怪しい」と感じるものも混在しますが、契約前にサインを知っているかどうかで、失う金額が大きく変わります。
ここでは契約前に確認すべき5サインを整理します。詳しくは起業スクール比較記事の見分け方7サインもあわせてご覧ください。
サイン①:「誰でも簡単に大金」など派手な実績の強調
「未経験から月収100万円」「最短30日で年商1,000万円」など、派手な実績だけを前面に出すサービスは要注意です。実績の前提条件・サンプル数・継続率が伏せられていることがほとんどです。
サイン②:講師・コーチの経歴が不透明
講師・コーチの過去の事業経験・職歴・実績の裏付けがサイト上で確認できないサービスは慎重に判断しましょう。LinkedInや会社登記情報、過去の登壇・寄稿実績などで第三者が裏取りできる経歴が望ましいです。
サイン③:受講料以外の高額教材・商材の追加販売
受講料を払った後で、別途数十万円の教材・コミュニティ・コンサル契約への加入を強く勧められるパターンは要警戒です。さらに「クレジットカードを作って」「消費者金融で借りて」などの誘導があれば即離脱が安全です。
サイン④:「今だけ」「先着〇名」など過度な限定・急かし
「今日決めなければ料金が2倍」「先着3名のみ」などで判断時間を奪う手法は、健全なサービスではほぼ使われません。即決を求めるサービスほど、冷静に1〜2日持ち帰って比較するのが鉄則です。
サイン⑤:費用の内訳・契約内容・返金保証が曖昧
「総額〇〇万円ですが詳細は契約後に」と説明を後回しにするサービス、返金保証や中途解約の条件が口頭のみで書面化されないサービスは避けましょう。契約書の控えを必ずもらい、特定商取引法に基づく表記が公式サイトに記載されているかも確認します。
怪しいと感じたら即決せず第三者に相談
5サインのうち1つでも当てはまるなら、即決せず必ず第三者に意見を聞きましょう。家族・友人だけでなく、国民生活センターや消費生活センターも気軽に相談できます。
そして無料の公的相談窓口に「このサービスを検討している」と相談すること自体が、民間サービスの妥当性チェックになります。中立な専門家が、相場感や類似サービスとの比較を客観的に教えてくれます。
過去に起業準備で失敗した人の事例・教訓を知りたい方は起業の失敗事例まとめ記事も参考になります。
相談に行く前にやるべき準備|30分で書ける1枚メモ
結論:相談前に「1枚メモ」を30分で書くだけで、相談の質が劇的に上がります。事前準備が9割と言って良いほど、メモの有無で得られるアドバイスの濃度が変わります。
とはいえ完璧な計画書は不要です。次の4要素を書いた1枚メモがあれば十分です。
1枚メモの4要素
①事業内容を一行で。例:「副業で続けているWebデザインを本業化し、中小企業向けにLP制作を提供する」。専門用語を避け、相談相手が一読で理解できる粒度にしましょう。
②現状(進捗・困りごと)。例:「副業で月10万円の売上、リピート受注はあるが新規開拓に時間が取れない。法人化のタイミングも悩んでいる」。具体的な数字を入れると相談相手のフィードバックも具体的になります。
③予算・期限。例:「自己資金100万円、独立は6ヶ月後を目標、生活費は12ヶ月分を確保済み」。期限と予算が明確だと、相談相手は現実的なアドバイスをしやすくなります。
④今日聞きたいこと3つ。例:「法人化のタイミング/集客チャネルの選び方/創業融資の可否」。3つに絞ることで、1回の相談で確実に成果を持ち帰れます。
持っていくと役立つ補助資料
1枚メモに加えて、以下の資料があれば相談の質はさらに上がります。ただし完璧でなくてOK、空欄でも持参可です。心理ハードルを下げて、まず予約することを優先しましょう。
役立つ補助資料:簡易事業計画書(A4 1枚で売上・原価・粗利のイメージ)/既存収支データ(副業で稼いでいるなら直近6ヶ月の実績)/競合リスト(参考にしている同業3社のURL)。
相談後のフォロー
相談後は、もらったアドバイスを同じ1枚メモに追記します。次回相談時にこのメモを見直せば、前回の続きから深掘りが始まり、相談の費用対効果が累積で上がっていきます。
準備が整ったら、今日中に最寄りのよろず支援拠点かTOKYO創業ステーションに1件予約しましょう。準備完了を待つより、予約しながら準備する方が確実に行動が進みます。
よくある質問(FAQ)
起業の相談は無料でできますか?
はい。よろず支援拠点・TOKYO創業ステーション・商工会議所・日本政策金融公庫の創業前相談はすべて完全無料で、回数制限もない窓口が多くあります。まずここから始めるのが最も安全です。
公的相談と民間サービス、どちらを先に使うべきですか?
まず公的相談で全体像を把握してから民間を検討するのが現実的です。公的は中立で無料、民間は専門特化で有料という棲み分けがあり、両方併用も可能です。
オンラインで完結する起業相談はありますか?
あります。TOKYO創業ステーション・J-Net21専門家派遣・民間コーチング・スクール無料説明会の多くがオンライン対応です。地方在住や会社員継続中でも利用しやすい選択肢が増えています。
起業相談の料金相場はどれくらいですか?
公的は完全無料、民間コーチングは月3-10万円、単発コンサルは5-30万円、士業の初回相談は数千円-2万円が目安です。30万円以上の高額契約は内容と実績を厳しく確認すべきです(2026年5月時点・目安)。
お金がない・スキルがなくても相談できますか?
もちろん可能です。むしろ公的窓口は、お金やスキルが揃っていない段階で気軽に使ってほしい設計になっています。完璧な準備をしてから行く必要はなく、まず予約するだけで大丈夫です。
まとめ:まず無料の公的相談を1件予約することから始める
起業の相談先選びの結論は3つです。
①まず無料の公的窓口(よろず支援拠点・TOKYO創業ステーションなど)を1件予約する。回数無制限・完全無料で、中立な専門家から客観的なフィードバックがもらえます。
②民間サービスは目的別に選ぶ。資金調達は政策金融公庫の創業前相談、事業計画はよろず支援拠点、集客や独立準備は民間コーチング・スクール無料説明会、という棲み分けが現実的です。
③料金相場を知っておく。民間コーチングは月3万円〜10万円、単発コンサルは5万円〜30万円が目安で、それ以上の高額契約は内容と実績を必ず確認すべきです。怪しいサインの見抜き方は起業スクール比較記事でも詳述しています。
一人で抱え込まず、まずは無料の公的相談から始めましょう。よろず支援拠点またはTOKYO創業ステーションのいずれかに、今日中に1件予約することが今日のゴールです。
起業の全体像をあらためて確認したい方は起業の始め方完全ガイドを、起業スクールも比較検討したい方は起業スクールおすすめ比較を、起業準備の失敗パターンを学びたい方は起業の失敗事例まとめもあわせてご覧ください。
※本記事の情報は2026年5月時点の各公式サイトに基づきます。最新の相談内容・料金・予約方法は、各窓口の公式サイトで必ずご確認ください。
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