「この案について、何か意見はありますか?」
そう聞いたのに、会議室が静まり返る。進行役をしていると、よくある場面です。
意見がないとは限りません。「何か」と聞かれると、何をどこまで話せばいいのかが分からず、口を開きにくくなることがあります。
魔法の小ワザ:「一番気になる点はどこですか?」と聞く
賛成か反対かを聞く代わりに、範囲をしぼった質問に言い換えます。
BEFORE
「この案に賛成の人、反対の人はいますか?」
↓
AFTER
「この案で、一番気になる点はどこですか? ひとつだけ教えてください」
賛成か反対かを聞かれると、全体について立場を決めなければなりません。「一番気になる点」なら、案の一部分について話せばいいので、答えるハードルが下がります。
ほかにも使える言い換え
- 「何か質問は?」→「進めるうえで、まだ分からないところはどこですか?」
- 「問題ありませんか?」→「もし来週つまずくとしたら、どこだと思いますか?」
どれも、答える範囲を小さくしているのが共通点です。
答えが出るまで少し待つ
質問したあと、数秒の沈黙はよくあることです。すぐに次の話題へ移らず、待ってみてください。それでも出なければ、「隣の人と1分だけ話してみてください」と促すのもひとつの方法です。
会議以外でも使える伝え方の型は、「伝わらない」を解決する7つのフレームワークにまとめています。
今日、ひとつだけ試そう
次の会議で意見を聞くときは、「何かありますか?」の代わりに「一番気になる点はどこですか?」と聞いてみてください。
今日の魔法の小ワザ
「賛成か反対か」ではなく「一番気になる点はどこか」を聞く。









